「MUSIC PRO-68K」は SHARP純正の X68000用楽譜作成ソフトウェアです。非常に簡単なインタフェイスで楽譜の作成が可能なうえ,入力した楽譜をFM音源にて演奏させる事も可能であり,MMLを駆使した音楽プログラムが苦手な人でも 比較的簡単にFM音源を使った音楽演奏を楽しむ事ができます。後にMIDI対応版も発売になりました。
もともとは雑誌等に掲載されている楽譜を入力するために購入したソフトでしたが,結局は MMLプログラムでの打ち込みの方が融通が利くため,殆ど使用しないままお蔵入りしていました。当時同居していた実兄が,オリジナル曲製作のために頻繁に利用していたので,実兄の方が使いこなしていたかもしれません(笑)。自分が本格的に利用し始めたのは,MIDI対応版に乗り換えてからですね。
本来は楽譜作成ソフトなんですが,たまたま演奏機能がついていたので,そのまま「MIDIシーケンサー」的な使い方をしていました。最大で16チャネルまで扱う事が可能で,テンポ指定,音色変更(プログラムチェンジ),音量・ベロシティ変更(コントロールチェンジ)は当然任意に可能。エクスクルーシブデータの送信には対応していませんでしたが,打ち込み用のエディタとしては それなりに便利だと思います。最終的には「MUSICSTUDIO PRO-68K」等のシーケンサーソフトにデータを転送し,詳細部分の修正を行って楽曲完成・・・といった感じでしたね。
しかし,以前も書いたのですが,基本的に音符・休符を含む「音楽記号」を譜面上に張り付ける事で音楽データを構築していくソフトウェアのため,音楽記号の存在範囲に表現が限定されてしまうのが難でした。凝ったデータを作るには少々無理があるインタフェイスだった事も否定はできません・・・。GS規格やGM規格にも対応している訳ではないので SC-55は使えず,MT-32+CM-32Pで我慢していました。
まあ・・・そもそも楽譜作成ソフトですからね(笑)。
使う側の使い方がおかしいと。そういう事だと。(≧∇≦)
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楽譜読めない私は、このソフトを使ってるうちに、少しだけ楽譜の意味を理解した記憶があります。
ゲームの楽譜を打ち込んで鳴らすために購入しましたから。
そのうちこれでオリジナルも作曲してましたね。