前回記事に引き続き「Five Songs」ネタであります。
今回は「PC8801編」です。
【参考】X68000編,アーケードゲーム:セガ編
■Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me:
(よく聞く,または特別な思い入れのある5曲)
○BOTHTECH ザ・スキーム「I'll Svae You All My Justice」
古代祐三氏の代表作であるアルバム「The Scheme」に収録されたバージョンです。
古代氏自身の手によるユーロビートナイズされたアレンジが秀逸であります。
ザ・スキームというゲーム自体,お世辞にも優れたゲームとは言えませんでしたが
古代氏のネームバリューが大いに貢献していたのは言うまでもありません。
しかしながら,サウンドボードⅡユーザーでなければ,優れたサウンドを聴く事が
できなかった点は ちょっと問題があったのではないでしょうか。
○GLODIA エメラルドドラゴン「戦いの序章」
同作品のオープニングテーマにあたる曲です。
オープニングは,創世~破局~出会い~回想~旅立ち~戦いの序章 という流れを
組んでおり,各フェーズ毎に BGMが割り当てられていました。まるで交響曲のように
ひとつの流れとして記憶しているので オープニング曲全体が「好き」なわけですが,
ヒロインである「タムリン」が ブルードラゴンである「アトルシャン」の角笛を
吹くシーンは特に好きで,今でも鳥肌がたつほどです(笑)。
X68000版はビジュアル的に優れていますが,音楽的には PC8801+サウンドボードⅡ
版の方が優れていると思います。
○GAMEARTS シルフィード「Return of XACALITE」
1988年頃に APOLLON MUSICから発売されたミニアルバム「ORIGINAL SONG of SILPHEED」
に収録されていたアレンジバージョンです。シルフィードの音楽集はおそらくこれしか
存在しなかったと思います。対グロアール戦となる最終ステージのテーマ曲であり,
非常に重厚かつ壮大なアレンジが個人的に気に入っています。
実際のゲームにおいては 20ものステージを制覇しないと聴く事ができなかったため,
ミュージックモードでばかり聴いていました。
○WOLFTEAM 夜叉「オープニングテーマ」
同作品のオープニングテーマにあたる曲です。
音楽として好きというよりは「映像作品」として好きと言った方がいいかもしれません。
現在であれば造作もない事なのでしょうが,当時としてはかなり映画チックな
オープニングデモにかなり感動したものです。
特に「YAKSA」のタイトルバックや,ラストの夕日を背に「最空」と「伊織」が歩く
シーンの背景処理はかなり斬新な試みだったと思います。
ゲームはかなり「アレ」でしたが(笑)。
○ENIX ミスティブルー「オープニングテーマ」
同作品のオープニングテーマにあたる曲です。
音楽製作は古代祐三氏が担当。The Schemeに続く作品となっています。
当時としてはかなり珍しいファッション性を強調したアドベンチャーゲームであり,
恋愛モノに探偵モノを掛け合せたようなストーリー展開を観せます。
キャラクタデザインに恩田尚之氏が起用されている事からも他作品との相違が覗える
ところです。
オープニング以外にも良質の楽曲が多く CD化もされていますが,
The Scheme同様な古代氏オリジナルアレンジが収録されていなかったのが残念。
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