グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

【デザインのコツ】読者を想定する

2020-08-17 13:10:45 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
会社案内、学校案内、サービス案内などさまざまなパンフレットがあります。広報担当の方など、自分がパンフレットの制作側になったときは誰に向けたパンフレットなのかをしっかり想定する必要があります。

それは誰が読者ですか?
その読者はどんな方ですか?どんな状態の方ですか?
そのパンフレットは読者の立場で作られていますか?

例えばサービス案内なら「サービスを受けたい」と思っている人が読者です。その「読者」の立場に立って作られているのが良いパンフレット、ユーザビリティの良いデザインです。

ある「サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)」のパンフレットが目にとまり何気なく手に取ったところ、「読者をどう想定しているんだろう?」と思うデザインでした。

「サービス付き高齢者向け住宅」のパンフレットを見るのは誰か?
  この住宅に入ろうとされる高齢の方。
  あるいはそのお子さん。
    →10代20代というより40代以降の方が多いはず。

いずれにしても老眼世代であることは容易に想像がつきます。
にも関わらず、文字が同系色の背景の上に乗っていたり文字が小さかったり、あるいはやたらと文字に影をつけたりして読みづらいデザインになっていました。
もちろん料金や支援サービス、部屋の間取りなどは載っているので内容に不備はないのでしょうが、もう少し読者の立場に立ったデザインが必要です。

このパンフレットの読者は誰か。
からもう一歩踏み込んで
どういう状態の人か。
まで考えてデザインするべきです。



きれいなもの、人目を惹くものを作るだけがデザインではありません。
読者の立場に立って、使いやすいもの=ユーザビリティに配慮したものを作るのもデザインです。

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