グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

デザインをパクれ!?

2015-08-11 18:16:05 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
2020年の東京オリンピックの公式エンブレムが、ベルギーの劇場ロゴに似ているということで物議を醸しています。デザイナーにとって「パクリ」などと言われることは大変残念です。
しかし「パクリ」を強要されることもあるのです。

だいぶ前のことですが、ある会社から「Web制作を頼みたい」というお電話をいただきました。それはリフレクソロジーの会社さんで、新規のお仕事だ!とスタッフとともに喜んで打合せに出向いて行きますと、マンションの一室に通されやさしげな女性とちょっと強面の男性社長が迎えてくれました。

どういうWebサイトを制作したいのかをお伺いすると、「こんな感じがいい」と同業他社のWebサイトを見せてくださいました。「女性のデザイナーがいる会社だからこういうのは得意だろう」とのことで、やさしい女性らしいそのサイトを拝見。「リフレクソロジー」という言葉のイメージどおりのデザインでした。

「掲載内容などの原稿はご支給ください。」と申しますと、「そんなものはない。内容もデザインもこのサイトと同じに作ればいいんだ。社名を替えればそれでいい」と社長。「雰囲気などを参考に、というなら分かりますが、まったく同じものを作るわけにはいきません。デザインにも著作権がありますから。」と申しますと、「そんなものは関係ない。うちには弁護士もいるんだから問題ない」とのこと。「それでも同じものを制作するわけにはいきません」と重ねて申しましたが「問題ない。」と席を立ちました。

残ったやさしげな女性は終止微笑みを浮かべ、「リフレクソロジーを試してみませんか」と手をとって施術をしてくれましたが、「うちには優秀な弁護士の先生がいらっしゃいますから」とおっしゃる。施術が終わると「ぜひお願いしますね」と笑顔で見送ってくれました…。

当時はまだ社長でなかった私は、帰社して社長と相談しました。本業がどういう筋の方かは分かりませんが、やはりここは丁重にお断りしようということになりました。先方の社長に当社社長がお断りの連絡をいれると、散々な暴言を浴びたとのことです。

いま思い出してもイヤな気持ちがよみがえる出来事です。どうかデザインをパクらせないでください。




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デザイン会社の年史制作

2015-08-05 16:21:21 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
ある方に「デザイン会社がなぜ年史?」と問われました。不思議に思われるのも無理のないことですね。

当社は1967年の創立以来、かなりの数の年史を制作させていただいています。大手印刷会社さんの「年史センター」からのご依頼で多くの年史デザイン・レイアウトをする中で、年史の構成や編集などのノウハウも蓄積してきました。
その後は当社が企画・構成、編集からデザイン・レイアウトまで、一貫して手がけるようになりました。
それらの経験やノウハウは社内資料としてまとめ、現在のスタッフにも継承しています。


50年近くにわたる年史制作ノウハウを社内資料に


読む年史、見る年史、さまざまなタイプの年史を制作

当社ではデザイン的な完成イメージも考慮しながら、全体構成・編集、さらには原稿作成も行います。社内スタッフだけでなく外部のライターさんとのネットワークもあるので、内容や分野によって相応しいスタッフでのチーム編成が可能です。
原稿が確定した後は1ページ1ページ丁寧にデザイン・レイアウト。年表や資料も美しく見やすく伝わりやすく作成します。

出版社さんが作る年史、編集会社さんが作る年史、印刷会社さんが作る年史、そしてデザイン会社が作る年史。それぞれに特徴があると思います。御社ではどんな年史をお考えでしょうか。




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「見えにくい」をなくしたいグラフィックメイト


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