グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

ゴジラ襲来!

2014-07-18 14:48:14 | 六本木探訪
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
東京ミッドタウンの芝生広場にゴジラがやってきました。7月25日の新作映画『GODZILLA』の公開にあわせてのことだそうです。
郵便局に出かけたついでに(オフィスに一番近い郵便局が東京ミッドタウンの中なのです。これがなかなか不便です)、さっそく見てきました。

私自身はそれほど関心があったわけではないのですが、夫が1ヶ月以上も前からこの情報を入手してうるさくてうるさくて。映画の予告編を見て、ゴジラのデザインについてかねてから言っていたことは。
「頭、人間で言うと眉間から鼻にかけてがあまりに直線的で、そのうえ鼻が垂直に断ち切られた感じ。さらにゴジラを見上げるショットでは、喉から下あごの先までの長さが短い。結果的にブタ鼻の顔に見えて、少しカッコ悪く見えるんだけど」

つまり間近で写真を撮って来て欲しいということなのでしょう。映画のCGと造形物では全く同じものにはなるわけではないでしょうに、マニアというのは、いち早く確認したいもののようです。さっそく送った写真がこれです。



映画の設定の1/7というサイズだそうですが、なかなかの迫力です

そして返って来たメール。
「エラが目立つんだね。ゴジラはもともと海陸両棲の恐竜が水素爆弾の実験に伴う放射能の影響で変異したという設定だから、確かに目立っても悪くないね」
そこですか。そこに食い付きますか。マニアってやつは…。
後日、本人も見に来るそうです。

展示期間は8月31日まで、夏休みにお子さんといっしょにいらしてはいかがですか。11時~23時までの公開だそうです。夜だと背びれが光って口から何かが出るそうです。
ちなみにゴジラの隣ではバカルディの特設カフェも営業中。夏の夜、ラムを片手にゴジラ見物もいいかもしれません。




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走るイタリアンレッド

2014-07-14 12:26:04 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
夫と外出したある日。信号待ちをしていると、夫が隣で「へーっ」。視線を追うと、赤い車体のオープンカーが走り去っていきました。
どうしたのかと尋ねると、「コペンって、イタリアンレッドも似合うんだなぁ」との返答。私の顔にクエスチョンマークが浮かんでいたのでしょう。あの車はダイハツのコペンという軽自動車だと説明してくれました。



そのスタイルから緑系、特に“ブリティッシュグリーン”が似合うと思っていたけれど、イタリアンレッドもカッコいいと思ったとか。確かにアイボリーのラインが入った赤い色はとてもきれいでした。

「そうそう、あんな色が似合うと思っていたんだよ」と指差す先には、これは私も知っているミニクーパー。最近のモデルではなく、以前のホントにちっちゃなミニ。緑の車体にアイボリーのルーフでした。車種は違うものの、実際に自動車の色として見ると、なるほどなぁと共感できました。

 
  イタリアンレッド        ブリティッシュグリーン

ひとたび車に注意が向くと、様々な車が目に入ってくるものです。これぞ楔形の典型というデザインの車を発見。初めて見る車だったので夫にあの車を知っているかと問うと、初代・スバルのアルシオーネという、30年ほど前のモデルだと教えてくれました。以前友だちが乗っていたそうです。空力抵抗を下げることにこだわったデザインは、デザイン意図がむき出しな感じがありますが、今でも十分に通用するのではと驚かせられました。やはり80年代あなどりがたし。

外を歩いている最中、夫との会話が自動車の話ばかりの一日になってしまいました。



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「としまえん」とコスプレ

2014-07-04 11:10:17 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
家族でとしまえん(東京・練馬区)に行ってきました。西武池袋線・練馬駅から専用線でひと駅という、電鉄会社が開発した遊園地の典型です。
娘はもちろん初めて。私も割と長いこと東京に住んでいますが初めてです。夫は沿線に生家があるので、子どものころにはそれなりに行ったことがあるそうですが、それでも何十年ぶりだとか。

ちょっと古ぼけているな、というのが失礼ながらの第一印象。各アトラクションのデザインも、昭和にタイムトリップしたかのようです。夫が言うには20年くらい前から閉園の話があるそうで、新設されたアトラクションもなさそうだねとのこと。それもあってか遊園地全体がいい感じに(?)すいていました。


かなりなつかしい感じのデザイン


前の席に人がいなくてすごく怖かったそうです

絶叫系・回転系のアトラクションがいくつもあり、最近その楽しさに目覚めてしまった娘は大はしゃぎ。ほとんど行列することなく次から次へとアトラクションを制覇。結局、一日で20回ほど乗っていました。
私は絶叫系・回転系が全くだめで(気持ち悪くなってしまいます)、もっぱら夫がお付き合い。(こちらは大得意)
浦安の広さときらびやかさには比べるべくもありませんが、並んでいるだけで疲れてしまうなどということもなく、それなりに刺激もあり、家族で出かけるにはちょうどいいなと思いました。「中学生のグループ交際」という趣の一団が何組もいて、それもほほ笑ましかったです♪

そんな中に、セーラー服風や軍服風の衣装を身につけた若い人たちが多数。人気アニメやアメコミのキャラクターも! なんとこの日は「コスプレフェスティバル」が開催されていていたのです。
ジャパンコスプレフェスティバルという団体があるようで、それによると「洋館や緑地、プール場内など幻想的な写真が撮れる撮影エリアがたくさんあるとしまえんは、コスプレイヤーに人気の撮影スポット」とのこと。
確かに撮影スポットは多いし、コスプレ衣装で歩いていても「としまえんのキャラクター?」という程度の違和感です。実際、かわいい着ぐるみには抱きついているお子さんもいました。

それにしても2Dのデザインを3Dに起こす手間や、それを実際に造形するデザイン処理のセンスには感心させられました。
なにげにすごいぞ、コスプレイヤーの手業。





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造本装幀コンクール

2014-07-03 13:42:00 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
今年も7月2日から5日にかけて、東京国際ブックフェアが開催されています。


広い会場に無数のブースがあって、とても全部は見られません。会場案内図を見て、見たいコーナーを目指して進みます。

一番のお目当ては「造本装幀コンクール」のコーナー。造本技術・装幀デザインが優秀な本で以下の条件を備えているものが並んでいます。
・造本目的と実用性との調和がとれており、美しく、かつ本としての機能を発揮しているもの。
・編集技術ならびに表紙・カバー・本文デザインが創造性に富み、将来に示唆を与えると認められるもの。
・印刷・製本技術が特に優れているもの。
・材料の選択が特に優れているもの。
(「一般社団法人日本印刷産業連合会」の審査基準より)


入賞作品はどれも素晴らしく、それらを触ってみることができるのも嬉しいです。箔押しのもの、特殊印刷をほどこしているものなどもあり、潤沢な費用をかけられることにうらやましさも感じます。
もちろんアイデアが素晴らしいものもあり、アイスクリームのコーンとその包み紙をイメージした装幀など、「なるほど!」と思わされます。
(それだって、コストは通常より大分かかっているはずですが)

そんな中でふと手に取った一冊の写真集は、装幀もさることながら中の写真も素晴らしいものでした。奥付けを見たら、知り合いの写真家さんも参加されていました。う~ん、こんなお仕事されてうらやましい!



素材、技術、アイデア、デザインがひとつとなった素晴らしい本の数々。「情報」を伝えるだけでない、「本」としての形にぜひ触れてみてください。




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「見えにくい」をなくしたいグラフィックメイト


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