グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

4次元デザイン

2014-11-28 10:33:24 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
だいぶ秋も深まってきました。当社の社窓、国立新美術館の庭もすっかり紅葉しています。



季節をとおしてこの庭を眺めていると、花や樹木の、季節によって変化する色合いがしっかり考えられているんだな、と思います。





今の季節でいえば、紅や黄色に色ずく葉、緑を残す葉。それをどう配置するか。植木屋さんには年間を通しての樹木の変化が見えているのだろうと思いました。

そんなことを知り合いの植木屋さんにお話したところ、「一年の変化だけでなく、10年先のことまで考えていますよ」とのこと。樹木の成長も計算に入れて庭園デザインをするのだとか。
まさに4次元のデザインですね。



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ショッピングセンター視察

2014-11-13 10:03:26 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
ショッピングセンターの視察に参加しました。隣接する2つのショッピングセンターを比較し、類似点や相違点、営業的な工夫を考えるというものです。どちらも駅からの連絡通路があり、雨でも濡れずに入店することができます。

一方は上層階がマンションになっているせいか、かなりファミリー層を意識していると思われました。保育園に学童保育、学習塾まであって、子どものいる家庭にはかなり便利です。全体の雰囲気はややごちゃごちゃ感はあるものの、子ども連れにはかえって気兼ねせずにいられるでしょう。

もう一方は高級志向な感じです。自分のためにお金を使える大人の女性が対象かな、という印象です。テナントは海外ブランドが入っていたり、通路やエスカレーターもゆったりしていました。全体の色使いも落ち着いたトーンでまとめられています。

気になったのは音の違いです。ファミリー向けのほう音をあまり認識しませんでした。きっとざわざわしていて「音楽」「言葉」として耳に入ってこなかったのだと思います。
高級志向のほうは落ち着いた音楽が耳に入り、落ち着いた声の店内アナウンスが聞こえていました。

店舗などのデザインにおいては、対象となるお客様にあわせて、レイアウトや色はもちろんのこと音や空気感もデザインされていることを感じました。




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お父さんへのプレゼント

2014-11-12 10:35:51 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
先日の夫の誕生日に、ムスメと「プレゼントはどうする?」と相談した結果、カサにしようということになりました。

ムスメとあちこち見て回って見つけたのがこのカサ。


多くのカサは骨が8本ですがこのカサは骨が16本あります。
でも、このカサの特長はそれだけではないのです。


逆さにして自立するのです。カサの持ち手は二又になっていて机などに引っ掛けても落ちづらいのです。

後から知ったことですが、このカサは「nendo」というデザイン会社の「stay-brella」というもの。ギズモードでも紹介されているアイディア傘です。逆さにして自立させると、傘の先を下にしておくよりも早くカサを乾かすことができるそうです。色は8色あって女性が持っても素敵なデザインです。

男性用としてはちょっと小振り(55cm)なので夫にはもう少し大きいカサがいいかな、と思いましたが、ムスメは「絶対これがいい!」。色は「オレンジ!」と即断。
「おしゃれに若々しいお父さんでいてほしい」というムスメの気持ちがよく分かり、私もこれに賛成。ムスメも自分のお小遣いの中から大奮発して母娘からのプレゼントにしました。
さて、お父さんはお気に召してくれたかな?




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伝わる表現

2014-11-11 10:30:13 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
ある契約で情報確認の必要があり、情報を入力していました。


上段に住所、下段に電話番号を入力する箇所です。

住所の入力例を見ると、漢字=全角文字が使われている。つまり「※半角、ハイフンなし」の意味は「半角もハイフンも使わないで全角入力してね」ということだと思いました。

次の電話番号の欄。数字だけだから普通は半角入力だろうと思いましたが、住所と同じく「※半角、ハイフンなし」とのこと。ここも全角なのかぁと全角入力しました。すると…


というエラーメッセージ。
ということは、電話番号欄の「※半角、ハイフンなし」は、「半角入力してね。ハイフンは使わないでね」ということだったようです。

この説明はとても不親切だと思いました。同じ注釈がつきながら、全く別の意味なのですから。サイトの制作者(もしくは運営者)はわかっていることなのかもしれませんが、使う側には非常に分かりにくい説明です。

当事者、関係者には「当たり前」のことでも、部外者や初めて見る人には分かりにくい説明というのはよくあることです。
業界団体さんのパンフレットなどではまさに「業界の常識」で書かれている原稿がよくあります。もちろん業界内の方に伝えるものであればそれでいいのですが、一般の方への広報物では伝わらないことも多々あります。

伝える相手、読み手がどういう人なのかを考えて「伝わる表現」をすることも大切ですね。
グラフィックメイトでは、デザインだけでなく原稿作成のお手伝いもしております。




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プリンタによる色の違い

2014-11-10 11:10:19 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
前回「印刷での色の違い」について書きましたが、プリンタによる色の違いの方が大きいことはご存じかと思います。

ある学会様の「学会誌」表紙デザインを承りました。いくつかの案をお出しその中の一案に決まりました。そこで窓口になってくださっている方からお電話があり、「PDFを出力するとプリンタによって色が違います。どれが正しいでしょうか」とのこと。

これは難しい問題です。当社ではインクジェットプリンタとレーザープリンタがありますが、プリントしたものの色味は全然違います。
赤が青になって出力されることはありませんが、赤がオレンジになるくらいに違うことはあります。


左側:インクジェットプリンタでの出力
右側:レーザープリンタでの出力   

「この色が良い」と思ってご提案しても、お客様のところで違う色になってしまってお気に召さないのではなんとも残念です。
色を含めてのデザインですから、同じプリンタからの出力でご確認いただければ、イメージを共有できると思います。その色を印刷において再現していただけるよう印刷会社さんとも密にご連絡がとれることが、望ましい印刷物制作の進め方だと考えます。




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印刷での色の違い

2014-11-07 12:19:16 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
会社の封筒が残り少なくなり封筒印刷を発注しました。印刷データは前回のまま、つまり色の指定なども全く変わっていません。封筒の用紙は前回と全く同じものがなかったので、若干違うものを指定しました。
そして納品されたものを見てびっくり。


左側がこれまでの封筒(用紙:ケント100)
右側が今回印刷した封筒(用紙:ホワイトケント100)

用紙が違うのでやむを得ないところはありますが、こんなに違うとは!
写真左側のこれまで使用していた封筒は、「白」といっても青みがかった白でした。写真右側、今回印刷した封筒の「白」は、やや黄色みがかっています。ロゴの色味も濃度が全然違います。
多少の違いが出るのは覚悟していましたが、これまでの色を気に入っていただけにかなりショックでした。

用紙の違いはもちろん、印刷機械の違い、印刷時期の違いなどによっても色は変わってしまいます。そしてこれはデザイン会社ではコントロールできない部分なのです。
お客様へのご提案の際には、これまで以上にその点をお伝えしていきたいと思います。




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ぼうしあそび

2014-11-06 15:06:23 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
「フジイとモーリのぼうしあそび」という展覧会に行ってきました。これはフジイさんとモーリさんという、私がとてもお世話になっている二人の素敵な女性のコラボレーション展です。


フジイさんは、布クリエーターとして活躍されていて、四角い布から洋服を作ったりする「折り紙ソーイング」の本なども出されています。今回の展示は四角い布から作った素材もさまざまな帽子たち。丸い帽子、四角い帽子、ケーキみたいな帽子…その数なんと200点!

一方のモーリさんはイラストレータとしてひっぱりだこ。皆さんご存じの女性雑誌や書籍のほか、大手化粧品メーカーの広告などにもイラストを描かれています。今回はフジイさんの帽子を被ったかわいいイラストを中心に展示されています。

フジイさんのおしゃれな帽子とモーリさんのかわいいイラストが見事にマッチングした遊びゴコロいっぱいのコラボレーション展。どうぞ覗いてみてください。




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制服の色

2014-11-05 10:11:53 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
今日は朝から社窓がにぎやか。何事かと外を見れば、黒い制服の一団。どこの高校かはたまた中学かはわかりませんが、芸術の秋を味わいに国立新美術館を訪れたのでしょう。


それにしてもなぜ制服は黒や濃紺といった色が多いのでしょう?
ネットで調べるといろいろ根拠や由来が出てきます。あるサイトでは「健康的で清潔感あふれる」「落ち着きがあって親しみがもてる」「安心できる堅実な色」といったことを挙げていました。
なるほど。「落ち着き」「堅実」というのはあるかもしれませんね。「健康的」「清潔感」「親しみ」という面からすると、もう少し違う色でもいいような気もしますけれど。

最近は制服で学校を選ぶ子も多いとのことで、ファッショナブルな制服を採用するようになった学校も多いとか。一方で「制服」そのものについての賛否両論もあるようです。

いずれにしても、若い人たちが「明るく」「元気に」「はつらつと」前向きな気持ちで毎日を過ごせるような色やデザインだといいなぁと思います。




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ふきカエル大作戦!!

2014-11-04 10:44:45 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
11月に入りましたね。11月の声を聞くと「今年もあと2ヶ月!」ということで、なんとなく気ぜわしくなります。年賀状の準備、社内の片付けなど、毎年決まっていることを早めに少しずつ手をつけたいと思います。(毎年思っていながらなかなかできないのですけれど)

さて、グラフィックメイトでは月の初めにクライアントさんのWebサイトを更新しています。「吹替え専門サイト:ふきカエル大作戦!!」というサイトで、映画などの吹替え作品に特化したサイトです。運営するのは日本俳優連合、日本音声製作者連盟、日本芸能マネージメント事業者協会、日本声優事業社協議会という4団体で、吹替え制作に携わるエキスパート集団です。
そこから発信される情報には、各映画の公式サイトにも掲載されていない詳細な吹替えキャストの紹介や、制作に携わった者だからこその見どころ紹介などがあり、映画ファン、吹替えファン必見のサイトです。

サイトデザインはもちろん当社グラフィックメイトでやらせていただきました。当初は2年間という期限付きサイトでしたが、閲覧数も順調に伸び、継続の声も多く、間もなく丸4年となります。


11月4日は「ふきカエレビュー:11月のおすすめ」の記事をアップしました

「話題のふきカエ」は、劇場公開作品を中心に随時更新しています。時には映画公開前に情報がアップされることもありますよ!
本日、11月4日アップの「ふきカエレビュー」のコーナーは毎月初めに更新。新しい映画、懐かしい映画、そのときどきのおすすめ映画をご紹介しています。

映画好きの方はもちろん、普段はあまり見ないけどたまには見ようかな、という方、「ふきカエル大作戦!!」をどうぞご覧ください。




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「見えにくい」をなくしたいグラフィックメイト


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