グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

SDGsのロゴ改定

2020-02-25 15:12:19 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
今年は例年に比べだいぶ暖かい冬でした。これも温暖化の傾向なのかと思うと30年後、50年後の世界はどうなってしまうのだろうと思います。
当社が制作を手がける広報誌などでもこの1〜2年でSDGsがとりあげられることが増えてきました。当社のクライアントさんに多い「公益財団法人」は環境への配慮や関心も高く、SDGsのロゴを掲載することも多々あります。
そして今回、SDGsのロゴを掲載するにあたって「2020年版を掲載」というご指示がありました。

昨年(2019年)4月に「SDGsセミナー」に参加したけれど、その後に何か変わったの?と思って調べたところ、2019年8月にロゴやアイコン、およびガイドラインが改定されていました(改定版が配布されるようになったのは2019年10月以降らしいですが)。
上部センターのSDGsのロゴ、右下18個めのアイコン…がわかりやすい改定箇所ですが、17の目標の各アイコンもフォントが微妙に変わっているようです。


▲改定されたバージョン

過去にロゴを取得している企業さまも、今後広報誌や社内報に掲載される場合は改定バージョンをご使用ください。
またWebサイトでは旧デザインのものを掲載しているところが多く見受けられます。使用のためのガイドラインも変わっていますので、ぜひご確認ください。
SDGsのポスター・ロゴ・アイコンおよびガイドラインはこちら(国際連合広報センターのサイトが開きます)

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色校正と印刷

2020-02-17 10:06:51 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
娘の学校でPTAの広報委員をしています。広報部で「色校正と実際の色が違う」という話が出ました。
色校正とは、印刷の前にデータの不具合や色の調子を確認するためのものです。色校正は大きく分けると、本印刷と同じ印刷機で出力する「本機校正」、校正用の出力機で出力する「簡易校正」の2つがあります。「本機校正」のほうが精度も高いですが、費用も高くなるので、PTA広報誌などでは簡易校正のことが多いと思います。


▲出力方法が違うので、出力結果も違ってきます

そもそも印刷とはなかなか繊細なもので、同じ印刷機で同じデータを印刷したとしても、その時の湿度や温度によって色が変わってしまうことがあります。時折、1刷と2刷で微妙に色が違う書籍がありますが、それは印刷時の条件の違いなどで生じるのです。
同じ機械で印刷しても色が違ってしまうことがあるのですから、違う機械、違う印刷方式で印刷したら色が違ってしまうのも止むを得ないことでしょう。

最近は「本機校正」に近い出力が可能な簡易校正の機械もありますが、やはり「まったく同じ」とはいきません。
本来は本印刷の見本となる色味を色校正に期待しますが、現実にはあくまでも別のもの。全体の色味のバランスをみる、くらいに考えた方が良いでしょう。

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書体の世界

2020-02-10 10:34:30 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
ユリイカ2020年2月号をお読みになったかたはいらっしゃるでしょうか。このブログを読んでくださる方の中には、デザインを生業とされている方もいらっしゃると思います。そのような方は何を今更とおっしゃられるかもしれません。
『ユリイカ』は青土社から出ている詩と批評の雑誌ですが、毎月さまざまなことを特集として取りあげています。マンガ家や作家の特集もあり、そんなときは家人が置き場所も考えずに買ってくるので困っています。
それはさておき、2月号の特集が『書体の世界ーー書・活字・フォント』。書体といえが私の仕事と切ってもきれないものです。ロゴデザイン、表紙デザイン、ポスターデザインに説得力やインパクトを与えるためには、どんな書体をベースにするか。中学生や小学生向けの冊子の本文はどんな書体が向いているのか。今は、どんなお子さんにも読みやすいようにUDフォントという書体もあり、必要十分な条件をクリアできるよう、毎回アタマをひねっています。

そんな「書体」が特集ですので、さっそく手にとってみました。まだ全てを読み終えてはいませんが、面白い記事がたくさんあります。写研の写植書体見本帳を使用したことのある身としては、『写研の時代』という記事はたいへん興味深く、かつ楽しめました。


▲写研の「写真植字」。これを見本にしていた時代もありました。

『UDフォント』開発についての記事もありましたし、『文字のないタイポグラフィに向かって』という対談は、今まで存知あげなかった方によるものだけに世界が広がる感じがしました。『書体をめぐる三つの質問」というアンケートは実用性たっぷりのアンケートで……もうしばらくはこの雑誌で楽しむことができそうです。
デザインや文字にご興味のある方も、ぜひ一度手にとってみてはいかがでしょう。

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グッドデザイン見つけました

2020-02-03 10:21:18 | お国自慢
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
一部のネットニュースでもすでに話題になっているようですが、グッドデザインを見つけてしまいました。その名も『遮光器土偶ニット帽』。写真を見てくださいね。笑っちゃいますよ、その可愛らしさに。


▲遮光器土偶ニット帽。 画像:国史跡 小牧野遺跡/縄文の学び舎・小牧野館

発売元は、一般社団法人小牧野遺跡保存活用協議会。青森県の国史跡・小牧野遺跡付属のミュージアムショップで売っていたんですね。限定5個だったそうですが、もう完成品は売り切れてしまったそうです。サイトによると告知は1月25日、1月末には完売していました。5個とはいえ青森の縄文遺跡の施設でこの早さ。さすがgood design!完売後は受注生産を受け付けていましたが、注文殺到のため現在はいったん販売中止とか。
販売状況などは「国史跡 小牧野遺跡 / 縄文の学び舎・小牧野館」のFacebookよりご確認ください。
国指定史跡小牧野遺跡のWebサイトはこちらです。

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