グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

走るイタリアンレッド

2014-07-14 12:26:04 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
夫と外出したある日。信号待ちをしていると、夫が隣で「へーっ」。視線を追うと、赤い車体のオープンカーが走り去っていきました。
どうしたのかと尋ねると、「コペンって、イタリアンレッドも似合うんだなぁ」との返答。私の顔にクエスチョンマークが浮かんでいたのでしょう。あの車はダイハツのコペンという軽自動車だと説明してくれました。



そのスタイルから緑系、特に“ブリティッシュグリーン”が似合うと思っていたけれど、イタリアンレッドもカッコいいと思ったとか。確かにアイボリーのラインが入った赤い色はとてもきれいでした。

「そうそう、あんな色が似合うと思っていたんだよ」と指差す先には、これは私も知っているミニクーパー。最近のモデルではなく、以前のホントにちっちゃなミニ。緑の車体にアイボリーのルーフでした。車種は違うものの、実際に自動車の色として見ると、なるほどなぁと共感できました。

 
  イタリアンレッド        ブリティッシュグリーン

ひとたび車に注意が向くと、様々な車が目に入ってくるものです。これぞ楔形の典型というデザインの車を発見。初めて見る車だったので夫にあの車を知っているかと問うと、初代・スバルのアルシオーネという、30年ほど前のモデルだと教えてくれました。以前友だちが乗っていたそうです。空力抵抗を下げることにこだわったデザインは、デザイン意図がむき出しな感じがありますが、今でも十分に通用するのではと驚かせられました。やはり80年代あなどりがたし。

外を歩いている最中、夫との会話が自動車の話ばかりの一日になってしまいました。



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1 コメント

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はじめまして (五条銀吾)
2014-07-14 21:36:49
アルシオーネ探索で辿り着きました
仰る通り、アルシオーネは空力に特化した車ですが、その裏事情は、富士重が貧乏だったが故、新たなエンジンを作ることができずに非力なエンジンをカバーする為だったそうです
しかし、結果的に空力の恩恵は素晴らしく、高速域の安定感は乗ったものでなければわからないでしょうね
「今でも十分に通用するのでは」とのことですが、当時は付和雷同な国民性ゆえ、評論家が「陳腐」と言ったことを真に受け、販売面では失敗でした(7年で8千台しか売れていません)
徳○寺という評論家は200km/hを超えないような車が空気抵抗に拘っても意味がないなどと馬鹿にしていましたが、今のエコカーが空気抵抗を下げることに必死になっているのを見ると、評論家もあてにならないなと思う次第です
長文失礼致しました
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