グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

「小さな会社の物語」原稿チェック

2022-07-29 15:16:18 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区の編集もできるデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
「小さな会社の物語」始動!』としてご紹介した農業法人の社長さんに、お仕事の合間を縫ってインタビュー原稿をご確認いただいています。

「インタビュー原稿」というのは、お話しくださった内容をただ文字にしただけではありません。
・固有名詞や年号・年代などを確認し正しくする。
・時系列、プロジェクトなどの構成を考える。
・業界の現状や動向、社会的な背景や課題などを調べる。
・関係する法律や発表されている研究なども確認する。
そういったことを踏まえて文章にしていきます。


▲青々とした稲(7月下旬)


▲蓮根栽培もされています(7月下旬)

初見の感想としては「これを誰に読んでもらいたいか」ということを改めて考えられたそうです。
当初は「将来の後継者たちに伝えたい」という思いでお話しくださったのですが、文章になったものを改めて読んでみると「やはりもう少し広く関係者の方々にも読んでもらいたい」思われたようです。こちらとしても追加取材させていただきたいと思っているので、改めてお話しを伺いたいと思っています。

文章になったものを客観的に読んでみることで伝えたい相手、伝えたいことの輪郭がはっきりしてくることがあります。深掘りしたいところ、ここは不要と思うところも出てきます。図や写真を使って伝えたほうが良いところも出てきます。
今回の原稿を基に、より伝わる内容へと進化させていきます。
乞うご期待!

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グラフィックメイトでは社史・年史・記念誌制作についてのご相談を受け付けています。
オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
 社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
 ○周年までに制作したいけれど、間に合う?
 社員みんなで作る方法はある?
 社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
 社史年史の有効な使い方は?
 他社さんの見積額や進行について適切か知りたい
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

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MUDディレクター検定 合格!

2022-07-22 12:02:09 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」を解決するデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。
去る5月20日、21日に「MUDディレクター検定(旧MUD教育検定2級)」を受験し合格、2022年7月20日付で「MUDディレクター」の認定を受けました!


▲「MUDディレクター検定」に合格しました


いやでも、そもそも「MUD」ってなに? と思われる方も多いかもしれません。MUDとはメディア・ユニバーサルデザインの略で、「さまざまな情報が高齢者・障がい者・色覚障がい者、外国人などにも、見やすく、伝わりやすくするための配慮手法」をいいます。

試験は「色覚編」「レイアウト編」に分かれていて、どちらも80点以上で合格。しかし当日のテストだけでなく試験後に課題の提出もあり、それも加点されます。試験よりむしろこちらの方が大変でした。
受験者の中に学校の先生がいらして、「生徒に色覚障がいの子がいる。その子にも他の子と同じように伝えたいから勉強しようと思った」とおっしゃっていました。MUDはデザイナーとか印刷会社の人が知っていればいい、ということではないんだと実感しました。


▲「MUDディレクター検定」試験会場


2022年7月20日現在のMUDディレクターは213名。MUDアドバイザーも5000名足らずです。決して多い数字ではありません。少しでも多くの方にこの検定を、そしてMUDを知っていただきたい。
今後、当ブログで検定の様子などもお伝えしていきたいと思います。

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『音声コード』をご存じですか?

2022-07-14 12:07:30 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」を解決するデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。
グラフィックメイトでは、印刷物などのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。メディアのユニバーサルデザインとは、さまざまな情報が誰にでも見やすく伝わりやすくするための配慮方法です。

『音声コード Uni-Voice(ユニボイス)』をご存じですか?

そうお尋ねしてご存じだった方は今までいらっしゃいません。
「これなんです」とお見せすると、皆さん「QRコードだと思ってた!」とおっしゃいます。


▲行政からのお知らせなどには音声コードが入っているものがあります

音声コードとは、文字情報を音声で読み上げるためのコードです。
「Uni-Voice(一般向け)」または「Uni-Voice Blind(視覚障がいをお持ちの方向け)」という無料スマホアプリを使えば誰でも情報を音声で聞くことができます。テキストでスマホ画面にも表示されます。
コードを掲載するにはいくつかの決まり事があり、半円形の「切り欠き」を入れるのもそのひとつ。見えにくい方でも触って音声コードの位置がわかるためです。オモテ面だけなら切り欠き1つ、ウラ面の音声もあるなら切り欠き2つ…というルールもあります。

音声コード付きの印刷物は、このところだいぶ見かけるようになったとはいえ、ほとんどが公的機関からのお知らせです。
音声コードがもっと一般的になり、会社案内や商品カタログなど一般企業の情報にも音声コードが入っていたら視覚に障がいをお持ちの方にも情報を届けやすいのでは?と思います。加齢による見えにくさのある方にも有効なように思います。
実際にご利用の方がどれくらいいらっしゃるのか、有効性はあるのか、など知りたいところです。

ご興味を持った方は先日の参議院議員選挙の「投票所入場整理券」にはコードが入っていたので、ぜひご覧になってみてください(封筒裏面にコードが入っていました)。

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ユニバーサルデザインの視点から「見え方シミュレーション」をいたします。当社グラフィックメイトのwebサイト「お問い合わせ」から「色覚多様性・高齢者の見え方シミュレーション、ご相談」にチェックを入れてお申し込みください。A4サイズ4ページ分まで無料です。
またオンライン相談、メール相談も受け付けています(1案件無料)。
お気軽にどうぞ!

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「がん医療におけるこころのケアガイドラインシリーズ」

2022-07-08 09:47:03 | ブックデザイン
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
金原出版株式会社さんの医学書「がん医療におけるこころのケアガイドラインシリーズ」3冊の表紙デザインをさせていただきました。


▲「がん患者におけるせん妄ガイドライン 2022年版 第2版」
「がん医療における患者-医療者間のコミュニケーションガイドライン 2022年版」
「遺族ケアガイドライン 2022年版」 発行:金原出版株式会社


2019年に出版された「がん患者におけるせん妄ガイドライン 2019年版」のデザインを踏襲し、今回はシリーズとして3色で展開。「がん医療におけるこころのケア」というシリーズなので、「穏やか」「優しさ」というイメージを意識してデザインしました。
色は派手派手しいのは良くないが暗くてもいけない。3冊(場合によっては2019年版も合わせた4冊)を並べたときもバランスの良い色の組み合わせ…と考えました。

ご担当様からは「著者の先生方からの評判もとてもよいです」とご連絡をいただきました。
ありがとうございます!

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「ワニがまわる タムラサトル」展

2022-07-01 11:10:59 | 小さな会社のひとりごと
東京港区の編集もできるデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
当社のお向かい国立新美術館で開催されている「ワニがまわる タムラサトル」展に行ってきました。タイトルからして「どういうこと?」と気になっていましたが、まさにタイトル通り。小さなワニも、大きなワニも回っています。


▲まさに「ワニがまわる」 小さくてカラフルなワニがたくさん


▲口の中に人が入るほどの大きなワニ


パンフレットによれば「ワニがまわる理由は、聞かないでほしい」。
いや、聞きたい。なんでワニがまわるんでしょう?
「答えはありません。この大きな疑問を、そのまま疑問として持ち帰って欲しいと思っています」(パンフレットより)

明日2022年7月2日(土)は『ショートギャラリートーク「タムラさんに聞いてみよう!」』が開催されるそうです。
国立新美術館「ワニがまわるタムラサトル」展 のサイトはこちらです。

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 パンフレットを作りたいけど原稿が作れない。
 キャッチコピーはどうすればいい?
 撮影なんて難しそう。でもカメラマンさんなんて頼めない。
 アクセスマップ、乗り換え案内を作って欲しい。
 高齢者にも色覚障がいのある人にも見やすくしたい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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