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ロシアの現実は国ぐるみのドーピング違反・薬物に染められる人権無視の姿・選手をモノ扱い/少数派

2022年02月28日 | スポーツ
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ロシアの現実は国ぐるみのドーピング違反・薬物に染められる人権無視の姿・選手をモノ扱い

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■氷の女性コーチは練習場を「工場」・選手を「原材料」と公言、国家のために選手遣い捨て
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/北京冬季オリンピックは、重い課題をつきつけられた大会となりました。ドーピングの陽性反応を示した選手の競技が許された判断は、五輪史に汚点を残す形となり、その真の解明、解決もこれからだからです。フィギュアスケートのロシア・オリンピック委員会(ROC)、カミラ・ワリエワ選手の痛々しいフリーの演技とともに、直後のコーチが発した心無い言葉がいまだ胸に突き刺さります。「なぜあきらめてしまったの。説明して、理解できない」。15歳でドーピング疑惑の渦中にある中、懸命に滑り切った選手にかける言葉とは思えません。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長ですら批判するコーチの言葉。同時に同会長は、ドーピングに関し「私の経験上、ほとんどの場合は周囲のものが関与している」と述べたように、周囲のおとなの関わりは今後、厳しく問われることになります。

このコーチは練習場を「工場」といい、選手を「原材料」と公言しています。4回転ジャンプのため、思春期を遅らせる薬を摂取させ、体重が増えないようにしているとする米国メディアの報道もあります。選手をモノとしかみていない現実からは、その人権がどうなっているのか、暗澹(あんたん)たる思いになります。2015年ロシアで明るみに出た国ぐるみのドーピング違反は、スポーツを国威発揚に利用することと深く結びついたものです。今回もコーチとその背景にある組織や国のかかわりが見え隠れする中で、こうした事態が“現在進行形”である可能性を感じさせます。ロシアの闇に深く切り込んだ解明なしには、スポーツの正常化は見えてきません。その大きな責任は、ロシアにきぜんとした態度を示せずにきた、IOCにも突き付けられています。

■IOCはドーピングにしっかりと向き合い健全な選手らの声と議論を運営の中心に置くこと
🎿 五輪に公正さを取り戻す大きな力は何か。今回の問題ではさまざまな選手、元選手がスポーツの原則を踏まえた発信をしています。出場した選手からは「明らかに公平な試合ではない」「陽性反応が出た選手を出場させるべきなのだろうか」との勇気ある声が上がりました。2010年バンクーバー五輪金メダリストの金妍児(キム・ヨナ)さんは自身のSNSで「ドーピング違反を犯した選手は五輪に出られない。すべての選手の努力や夢は等しく大切なのだから」と呼びかけました。IOCをこの問題にしっかりと向き合わせるために、世界の世論とともに、健全な選手らの声と議論を運営の中心に置くことが求められます。それは選手みずからが襟を正し、フェアな方向を自覚的に切り開くためにも必要なことです。ロシアの現実が示すのは、選手の意思にかかわりなく、薬物に染められる人権無視の姿です。選手の意思を尊重するあり方こそ、誤った軌道を引き戻す力となります。そこに五輪の未来が深くかかわることは言うまでもありません。

北京冬季五輪開催前・期間中に投稿者が書いた内容(他ページの再記載)[B]
なぜ今週も北京冬季五輪にイチャモンばかり付けるの?とお叱りを受けそうだが、言いたい(苦)。投稿者が注目したのは(TV中継は見なかったが)、開会式・最終聖火ランナーがウイグル自治区の選手だったとは、いかにも中国とウイグルは友好的だと、却って見え透いた嘘が明らかに。
2つめが、開会式の台湾参加表示が「中華台北」(チャイニーズ・タイペイ)だった。習近平は中国の一部と見做される「中国台北」としたかったようだが、妥協した。しかし国営放送のTV中継では、アナウンサーが「中国台北」と言い、画面は台湾が行進している最中に、習近平の姿と交差させるいやらしい演出があったと聞いた。但し純粋な式典構成の評価は高く、ふざけた東京五輪の比ではないようだ。聖火のトーチがそのまま聖火台になるとは、誰も思いつかなかった最高のアイディア。
ロシアという国は、今でも映画のような秘密スパイが横行する社会。ドーピングは当たり前で、選手はおろかコーチ、ドクター、スポーツ幹部らが、全てプーチン大統領へと繫がり、オリンピックはプロパガンダ・国威発揚に使われる。勝利至上主義なので、手段を選ばない。女子フィギュアのワリエワ選手に同情する方もいるが、いやいやロシアの国の実態を知れば彼女が果たそうとした役割が自ずと分かるはず。選手は使い捨て・未成年者ドーピングもいとわず、全てロシアのための単なる「駒」の1つ。
今回は「不可解判定」が多々あった。しかしあり過ぎて、当ブログは別の視点からお話する。判定の元になるビデオは、今や名称は異なれど野球・サッカー・バレーボールなど、かなりビデオによる判定が使われている。意外にも世界で一番古くは、何と大相撲(中継)だった。正確にはビデオではないが「分解写真」と言い、ビデオがない1950年代から”コマ落とし”のような連続写真でつなぎ、動きが分かるようにした。連続シャッター写真、パラパラ漫画のようなもの。画期的だったのは、画像を視聴者にも見せたこと(判定より取組の再現が目的)。※この描写は、分解写真をご覧になった年配者しか分からず。

冬季オリンピックの名曲
 虹と雪のバラード | トワエモワ  YouTubeで聴く
1972年 「札幌冬季オリンピック」
*公式曲ではないが盛り上げるための競作・トワエモワが一番ヒットした

Ntopkeiji

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