竹山実「もう一つのクロノロジー;コンペとプロポーザルを振り返る」
という講演会に行ってきました。
いままで多くの(国際)設計コンペティションに参加されてきた、
その作品の数々を紹介していただきました。
コンペに参加するには強靱な体力(頭の体力・体の体力・経済力・時間の捻出・・・)が必要です。
圧倒されました!
手書きの墨入れ製図、模型製作とその写真撮影はまさしく「体育会系」のチームプレイ。
写真は当時レタッチ、合成なんかできませんから、
協力していただけるカメラマンがいるかいないかもチーム力の大きな差に。
ボヤ騒ぎがあって、消火水で図面や模型がダメになっても「あきらめずにやり直そう!」、
なんてこともあったとか。これはもう、ホント体力の限界勝負の世界です。
ちなみに竹山先生の作品で、多くの方々に知られているのは渋谷「109」。
ボヤがあって模型がダメになっても諦めない…、本当に強靭ななせばなる精神ですね…!頭が下がる思いです。
そういえば、話は違いますが 美術手帳をパラパラめくっていたら「磯崎新の建築・美術をめぐる10の事件簿」という本が出版された事が載っていました。ルネサンス以降の500年の展開を時代別に区分して10の事件をピックアップして現代の建築の問題に触れているらしいです。先日行かれたという講演の内容なのかなぁ、なんて思ったりしました。おそらく読んでも私には難しすぎてチンプンカンプンでしょうが、ちょっと目にとまりましたので、お知らせいたしました(^^;
建築家の書く本はよく判らないものが多いですよね(私の場合)。ひっかかるところだけでいいんじゃないですか。一度お読みになってはいかがでしょう。