探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

意識変換

2018年02月10日 | カタツムリ探索・飼育


カタツムリの大体の種は飼育は容易。
長命な種も多いし、産卵数や産卵回数も多いので、本来は繁殖も容易のはずだが、飼育ついでに増えればいいという感覚で飼育すると全然増えない。
そこで「繁殖のための飼育」という意識を変えると不思議と増える。
ちょっとした飼育方法の改善なんだけど、意識を変えることが重要だと思う。

これって両生類・爬虫類の餌でお馴染み「ヨーロッパイエコオロギ」と同じで、餌として飼育していると、増えないどころかどんどん減少していくが、繁殖として飼育すると手に負えないほど爆発的に増える。
そうなると両生類・爬虫類を飼育しているのかコオロギを飼育しているのか分からなくなり、結局繁殖を止めてしまうというわたしの経験談。

写真は、先月孵化したアポイマイマイ


一進一退

2018年01月10日 | カタツムリ探索・飼育


産卵したアポイマイマイの2つの卵は無事全て孵化した。
でも親貝の1個体が☆になった。
増えると減る。これの繰り返しで、数年間飼育しているがちっとも飼育個体数が増加しない。
まぁ減りもしないけど。


すいみんぐマイマイ

2017年05月28日 | カタツムリ探索・飼育


小さな沢で、大型のサッポロマイマイが泳ぎに挑戦。
なぜこんな所にやっていたのかは分からないが、前進も後退もできない状況らしい。
このまま放っておくと淡水貝にジョブチェンジするとかしないとか。


海好きマイマイ

2017年05月24日 | カタツムリ探索・飼育


先日の海浜探索では、ヒメマイマイが流木下で多く見られた。
殻はやや小型で、扁平のものもあったが、ほとんどが標準型。無帯と有帯混在。

海浜植物帯ではあるが、潮風が吹き付け、塩分濃度も高そうな場所にもかかわらず、意外にも多く確認できたことに驚かされた。
カタツムリは浸透圧の関係で塩分に弱いイメージであったが、この程度の塩分はミネラルとして逆に好ましいのかもしれない。
ただ、他の海浜の似た環境で、ヒメマイマイが多いのかは分からないので、確認してみる価値はありそうだ。


春うずまき

2017年04月19日 | カタツムリ探索・飼育


先日のエゾサン卵探索時に、旭川市内のとある水溜まりで、ヒメマイマイの死殻(成貝)を発見。
サイズは標準だが、殻の形は扁平。
この辺りの個体は、扁平傾向にあるのか調べてみることにした。
付近の斜面に積もる落ち葉を取り除くと・・・


あっけなく越冬中のヒメマイマイがコロンと現れた。
個体密度が高いか?
いや、自分の探す着眼点が鋭いという事にしておこう。


うむ、扁平である。
帰宅して地図で位置を確認すると、一昨年に鷹栖町で見つけた扁平型産地と近かった。
山を挟んで反対側で、道のりとしてはかなりの距離だったが、直線距離だと2kmくらい。
とは言え、2kmでもヒメマイマイなら型が変化するには可能な距離だけど。