自宅に近い川にて。
小魚が泳いでいたので、またしても水中撮影に挑戦してみた。
パーマークは確認できるが、5~7cmほどの稚魚なのでヤマメかニジマスかは分からない。
このカメラ(TG-5)でどうしたら綺麗に撮影できるのかしらん?
このような撮影に向いてない?
過去経験からガラス水槽越しに撮影した方が綺麗に撮影できるような気がしないでもない。
アズマヒキガエルが足元から飛び出した。
悪名高き侵略的国内移入種・・・ホントこの子の分布拡大能力には脱帽する。
卵なら躊躇なく駆除できるが、この子(成体)を駆除することは情が邪魔してできなかった。
この非情になれないところが人間の欠点。これがいずれ人間を滅ぼすことになると思ったり。
過去、函館に生息していた個体群はエゾヒキガエルとされ保護されてきたが、実はアズマヒキガエルであることが分かったからはどのような扱いを受けているのか気になるところで、ここで駆除対象になっていたら人間がいかに自己中心的で醜い生物であることが証明できる1つの事例となる。
林道にはオオイチモンジが。
自宅の近くにもいるとは驚いた。もちろんこの個体は爺1だが。
そろそろ爺の時期だ。大雪山付近には今年も「爺クレイ爺」が我が物顔で占有行動をとるだろう。
彼らに常識は通じないので、一般の方々はくれぐれも気を付けて頂きたい。(偏見)
屍鬼スケアクローの集団が現れた!
「カエレ!ニンゲン!」
ものすごい威圧だ。
戦っても得られる経験値が少ないので撤退することにしよう。
6月25日
もう誰も訪れないであろう廃林道の奥にて。
林道脇にカラマツソウが群生しており、花は今がピークのようだ。
花に集まるカミキリもいるだろうが、今は大事なミッションの途中。脱線してはならない。
「土場発見によるカミキリ&タマムシ探索」と「訪花カミキリ探索」はS級要注意脱線事項だ。
これにより過去の本命探索が無駄になったことか。誘惑に負けてはならない。
・・・ちょっとくらいいいんじゃない。貴兄もそう思うでしょ?
では魅惑のお花見(堕天)開始としましょう。
お、おい!なぜウンモンテントウが訪花している!?偶然か?
やめてよ、先日イラクサに依存してるんじゃないかって言ったんだから。
そういう変なところにいるから、あんたの生態はunknownなんだよ。
クロキンメアブ Chrysops japonicus
体はつや消しブラックで複眼はエメラルド光沢のシブいハエがいるなと思ったらアブだった。
しかも吸血種だ。
複眼の形状から上が雌、下が雄だね。
このツヤケシハナカミキリを筆頭にミドリカミキリ、クロハナカミキリ、ヤツボシハナカミキリなどの陳腐種やルリハナカミキリ、モモブトハナカミキリなどの出会えるとちょっとだけ嬉しいB級カミキリがわんさか集まってくる。
この調子で珍しいカミキリ来ないかな~(そろそろ本来の探索に戻れよ)
ルリハナカミキリは綺麗だね。
トホシハナカミキリかと思ったら、カラフトトホシハナカミキリだった。
札幌では5月上旬にタンポポに湧いて出るほどの多産林道があるが、そこ以外の場所で見かけたのは初めて。
もう会えないと思っていたけど・・・
タンポポ以外にいるのは新鮮だ。
キモンハナカミキリ Leptura duodecimguttata
ほら、いるじゃない。スミイロハナとかムツボシアオコトラとか珍北方系カミキリも遠慮しないで出ておいで~
・・・いや、出てこなかったけどね。
あとケマダラカミキリを1個体のみ見かけたけど、訪花するんだね。
おじさん・・・またやっちゃったね。誘惑に弱いね、ぷぷぷ。
とあるミッション帰りに寄り道。
ちょっと泥ってる河原
かつてエゾハンミョウモドキを見つけた場所であったが、数年前の大雨で環境が大きく変わってしまい、以降エゾハンミョウモドキを見かけることがなくなった残念ポイント。
そろそろ回復したかと確認してみた。
回復どころか、エゾシカの水飲み場となってしまったのか、糞だらけ・・・なんか臭いし。
ヒメハンミョウモドキは普通にいるけど、写真のような汚い色ばかり。
環境が汚染されると、体色も同化するのか?
「汚くて悪かったな!お前の撮影技術が悪いんじゃないの?」
と、お怒りです。
オオマルクビゴミムシ
流木をひっくり返すと出てきた。でっかいゴミムシなので現れると驚かされるが、正体が分かると「ふ~ん」となる。
やっぱりエゾハンミョウモドキはいなかった。
ここはもうダメか・・・
昨年、採卵したエゾコバネササキリが1個体のみ孵化して、脱皮不全により飼育失敗したのは2月の事。
それ以来、他の卵は孵化することなく、数か月経過した。
その間、乾燥した底に敷いてあるキッチンペーパーを度々湿らせていたが、全く期待はしていなかった。
先日、ふと卵を保管していたシャーレを見たら、1個体孵化していた。
しかし、気が付いたのが遅く、完全に乾燥したシャーレ内で瀕死状態。急いで水分や餌を与えたがすでに遅し。またしても失敗。
まさか孵化するとは・・・嬉しいというより驚いて慌てた。
その日についでにキッチンペーパーを湿らせてみたところ、翌日、更に2個体孵化していた。
この子と・・・
この子。
前回の失敗から、飼育環境を改善してみたが、それが正しいのか分からない。
生息環境から高温には弱いと思われ、これから部屋の温度が上がる夏場を乗り越えられるか不安。
あたしゃ雄の成虫が見たいのよ。これ失敗したら今年も現地採集しなくてはいけない。(いつも雌ばっかり)
まぁどうせ別目的で訪れる予定なので、それほど気にする事ではないけど、少しでも負担は減らしたいところ。
まだ少し卵が残っているが、孵化するかね?
今までの飼育で、しばらく乾燥させた後、霧吹きで湿らすと翌日に孵化する確率が高いことから、生息地では雨が孵化のきっかけになるんだろうね。
ちょっと道東方面の探索を済ませてから、アケボノマイマイの産地に寄り道してみた。
見ての通り、道路脇はイラクサが近寄るなとばかりに密生している。
実はこの下には側溝があるが、ズボンの上からでもイラクサの棘は刺さってくるので、側溝は探せたものではない。
まぁ側溝の状態は、落ち葉や土がかなり堆積していたので、おそらくマイマイはいないだろう。
ここから先の数10分、イラクサに刺されながら頑張って探索することになるので、この記事をご覧頂いている皆様には正座して読むことを強要します。(何様だよ!)
イラクサにはウンモンテントウが複数見られた。まとまって見かけることがないテントウムシなので珍しい。
食性の分かっていないテントウだが、もしかするとイラクサに依存する菌とかアブラムシが餌となっているのか?
他に食菌性のテントウも見かけたので、当たりかも。
イラクサではお馴染みのオオコブオトシブミ。
撮影していたら、今まで保護していた手がイラクサの餌食に・・・もう!
そういえばイラクサって湯がいて食べることができるらしい。嫌われ者の雑草というイメージしかないが、美味しいのかね?
脱線はこれくらいにして、イラクサ群生に隣接する苔むしたコンクリートの擁壁を探してみた。
苔の中に隠れていたアケボノマイマイを早速確認。
有帯型。
これはちょっと褐色を帯びた有帯型。
殻に毛(鱗片状殻皮)がわずかに確認できるが、どの個体も擦れており、完品おらず。
個体数は多からず少なからず。探せばそれなりに出てくる程度。
成貝でも最小型のヒメマイマイくらいのサイズで小さい。
というか、アケボノマイマイってたぶんヒメマイマイの地域変異のひとつだろう。
いろんなヒメマイマイの地域変異を見てきたが、アケボノマイマイがヒメマイマイと別種とは考えずらい。
この地域だけ別種というのは不自然すぎる。
前回(5年前)確認できた無帯型が今回全く見かけることができなかった。
数年で変異傾向が変わったか?
はい、正座終わり。