【冬の昆虫】クモガタガガンボの産卵から羽化までの飼育記録
貴重かつ需要のない動画をお届けします
KGG幼虫飼育記録
最大7~10mmほどに成長した後、5mmほどに縮小し、動きは緩慢になる。(光が当たると避けるために動く程度)
蛹化の前兆なのか、夏眠状態なのか分からない。
ただ、ここから急に幼虫の死亡率が上がってしまうので、何かしらの対策を考えなくてはならない。
そこで今回は、飼育環境を変えてみた。
今まで密封状態で高湿度環境あったが、今回は通気を良くし、湿度を下げる工夫をしている。
これにより死亡率は減った・・・ような気がする。(それでも死んでる個体はいる)
不用意に観察するとストレスになって状態が悪くなるのかもしれないので、観察頻度も減らす。
順調にいけば後2ヶ月ほどで蛹化の予定(飼育下)
失敗と調整を繰り返すというのは楽しいよね。最終的に成功すればだけど。
KGGの幼虫飼育経過報告
今回の飼育はカメラを新調してから初なので、よりよい記録を残すため頻繁に撮影している。(と言っても新調したのは3年前なんだけど・・・)
幼虫耐性がない方は閲覧注意としておきましょう。
それでも見たい人は、これから出てくる画像はインディカ米だと思って見て頂きたい。
約8mmサイズのインディカ米
このサイズ以上に成長しないため終齢と言っていいだろう。
この個体は飼育容器の蓋裏を這いずり回っていたのだが、このような冒険好きな個体が結露した雫に捕らわれて溺死してしまうため、毎日の観察は重要となる。
観察というより救出だ。こんなに愛情注いで飼育しているのだからいい結果期待しますよ。ホントに。
咽頭骨格の先端から2本の針状突起が見られる。
今まで相当な数の幼虫撮影してきたが、これを捉えたことはほとんどない。
移動の際の伸縮のタイミングか。
インディカ米の側面
上面と何が違うのかというと、咽頭骨格の形くらいか。
脚も毛も模様もない、圧倒的シンプル!
誰かこの幼虫の容姿を褒められるロマンティックかつサイコパスな方はいないだろうか。
このサイズになると、透明だった体色に変化が現れ、乳白色~灰褐色を帯びる。
当初蛹化の兆しかと思われたが、実はここから蛹になるまでが長く、過去の飼育では6月に蛹化している。
幼虫による夏眠期間があるのか、蛹化に特別な条件があるのかは今のところ分からない。
蛹化率が低いというのが、引っ掛かるんだよね・・・
KGG飼育ってちょうど10年前に開始したらしい。
その間、飼育していない年もあったが、そんなに長く研究していたのか・・・
趣味とは言え、だらだらした研究してるなぁ。
KGG幼虫飼育経過報告
こんなに大きく成長しました!!(ウソ)
孵化から約30日目で、体長は大きいものは5mmを超えている。
どのくらいの幼虫がいるかは把握していないが、今後の飼育観察に必要な数は確保できているみたい。
(トラブルであっさり全滅するけどね)
体長以外ほとんど変化がないので実につまらない飼育となるが、成長が早く、短期間で結果が出せる点では、飽きっぽいわたしに適しているのかもしれない。
これは裏側
見た目はほとんど変わりません。
次の報告は終齢幼虫になった頃を予定。期待している人は稀と思われるが、他にネタはないよ、この時期。
KGG幼虫
体長は4mmほどに成長
餌は半腐食植物が一番いいようで、腐敗しすぎるのはダメ。
KGG幼虫飼育あるあるなのだが、今回も幼虫が水滴などに入り込んで溺死してしまうことが頻発。
飼育環境は多湿のため、飼育槽の蓋や側面に結露による水滴がどうしても発生してしまう。そして冒険好きの幼虫がトラップのように水滴に捕らわれてしまい脱出できなくなる悲劇。これが幼虫飼育の第一難関。
頭部の黒色部分は咽頭骨格
種によってこの形状に違いがあれば区別しやすいのだが、成長するにしたがって形状が微妙に変化するので同定判断材料として信用できるか疑問だ。
世の中にKGGを飼育研究している変人はどのくらいいるのだろうか・・・?