さて、昨年購入したキャンプ用品の試用がてら、あの外来種を食してみるのが今回の企画。
あの外来種とは特定外来生物である悪名高きウチダザリガニくん。
これは数年前から考えていた計画で、用具類もそろったところで満を持しての「探索飯第1弾」となった。
美味しいと言われ、某湖では観光資源にもされているが、どんな味がするか楽しみ。
生息地の河川
そこそこ綺麗な河川で、フクドジョウ、スナヤツメ、ニジマスなども生息している。
食べるにはまず捕獲しなければいけない。
そこで、網の中に魚の切り身(使い切れなかった釣り餌)を入れてしばらく放置し、集まってきたところを一網打尽しようと思ったが・・・
小細工などは必要なく、その辺にうようよいる。
ハサミの白色斑紋が目立つので動くと容易に発見できる。まるでこちらに気付いてくださいと意思表示しているみたいだ。
動きも単純なので無駄に刺激しなければ捕獲も網で簡単。
遠慮せず、どんどん捕まえよう。
と、調子に乗っていたら、両方の長靴の中にどど~っと水が浸入・・・よくあることだが、モチベーションはかなり下がってしまう。
うわっ、これはデカイ!
今まで見かけたサイズで最大級。大きくなるとハサミなどにやや青みが出てくるらしい。
もっと巨大になればエゾシカやヒグマも捕らえて食べるという(ウソ)
そういえば先日、遊びに来た甥っ子がザリガニを飼いたいと熱望していたが、ウチダザリガニはもちろんNGだし、ニホンザリガニは飼育困難、アメリカザリガニも外来種なのであまりお勧めできない。(札幌の市街地にはちょっと有名なアメリカザリガニの生息地があり、そこに行ったらしいが捕れなかったらしい)
スジエビで我慢してくれ甥っ子よ。
短時間で11個体捕獲した。(狭い範囲なのに相当な個体数だ)
まぁ1人分なのでこんなところでいいでしょう。
ここから生きたままの移送、飼育、放流は違法となるので、その場で駆除・・・もとい調理する。
河原でキャンプ用品を配置し、調理準備。
お湯を沸かして、軽く洗ったザリガニを投入し5分間ボイル。
ぐつぐつ・・・(煮沸音)
アメリカザリガニに変化しました。
赤くはなったが、なんか汚い・・・
殻を食べるわけでないからいいけど。
ちなみに箸は滑って鍋から取り出しづらかったので、割りばしの方が良かったのかもしれない。
専用のハサミを使って、腹部のむき身と大型のものはハサミの身も取り出してみた。
背ワタは見た目も悪いし味に影響するからしっかり取る。
調味料としてマヨネーズも準備。
あまり美味しく見えないが大丈夫か?
いただきま~す!
問題の味は・・・
エビのようなプリプリ感はなく、カニのような食感。
味もカニに近い旨味と甘みがあるが、水っぽく淡白に感じた。塩茹でした方がいいのかね?
やや生臭く感じたので、マヨネーズがあって正解だった。醤油もいいかも。
美味いか不味いかと言われれば、美味い方。「淡水のロブスター」とか言われているがそれほどでないのが正直なところ。
炭焼きにするとまた違った味を堪能できるかもしれない。
外来種の駆除と、わたしのお腹を満たし(?)一石二鳥。
駆除するなら有効活用しないとね。
キャンプ用具類は問題なく使いこなせそうなので、今後本格的に使っていこう。
ごちそうさまでした。
さて、久々に渓流釣りしてみようかね。
場所はいつもの自宅から近い田園地帯を流れる川。
到着して驚いたのは、水量がかなり少なく、かつて実績のあったポイントのほとんどが底が見えるくらい浅くて釣りならない。
試しに竿をたらしてみるも、釣れるのは10㎝ほどの小さなニジマス&ヤマメばかり。しかも餌のブドウ虫が一発で取られてしまい、見る見るうちに餌不足に陥った。
ブドウ虫はもったいないので、イクラ(半分干からびた)に変更し、しばし様子を見てみる。
やや深く、流れがあり、木陰になっている場所。
今回の川の状態ではこのような場所は少ないので、大物が集まって潜んでいるはずだが・・・
ただし、あまり流れの緩やかな場所を狙うとすぐさまウグイが当たるので要注意。
ぼちぼち釣れました。
全てニジマスで最大は25㎝。塩焼き候補。
サイズ的には不満であるが、それなりに良い引きは楽しめたからいいか。
産卵のため遡上してきたと思われる50㎝ほどのやや擦れたサクラマスが泳いでいたが、繁殖期のサクラマスは餌にほとんど見向きもしないので諦める。
例えヒットしても一発で渓流竿を折られるだろう。
前回の続き
ガサの準備はしてきたが、疲労気味なので体力が消耗するガサは行うつもりはなかった。
しかし3時間ほど時間が余るという事態。漠然とした計画の弊害だ。
折角準備したし、ガサやろうかね。(今考えれば温泉行けばよかった)
ちょくちょく探索するお馴染みの池
池に向かう途中、激しく足がつってしまい立ち往生。
最近体のいたるところがつってしまうのだが、なにか異常があるのだろうか?それとも年による体力の衰え?
なんとか池までたどり着き、ガサ開始。
今年はやや水量が多く、窪地はほぼ水に浸かっていたが、足場は確保できるのでガサはできそう。
水量が多いと立ち入れるガサ可能ポイントが限られてしまう上に、ゲンゴロウ類が広範囲に散ってしまうためか採集数が減る。
カラフトマルガタゲンゴロウ Graphoderus zonatus
この池でお馴染み、やたら個体数が多いゲンゴロウ。網に入るとため息がでるくらい。これでも北海道RDBでは希少種に指定されている。
今回も一番多かったゲンゴロウだが、増水環境ということもあり、やや少なめだった。
ハイイロゲンゴロウ Eretes sticticus
日本各地に分布し普通種らしいが、北海道では珍で北海道RDBで希少種に指定されており、自分も今回が初見。
南方系っぽいのに北海道最北端で見つかったのは面白い。
黒色がベースのゲンゴロウ類が多い中で、この明るい体色は美しく、大げさかもしれないが高貴に感じてしまう。
複眼が大きく、体色からコオイムシにも似てなくはない。
カラフトシマケシゲンゴロウ Hygrotus impressopunctatus
北海道に分布する。
シマケシゲンゴロウに似るが、上翅の点刻が大きく粗い。縞があまり明瞭じゃないね。
他に見られたゲンゴロウは、キタヒメゲンゴロウ、オオヒメゲンゴロウ、ケシゲンゴロウくらいか・・・
ナミゲン、ゲンモも毎回ちょこっと網に入るが今回は見られなかった。
この地域にはもっと珍種いるはずだが、未だ見つからないということは、おそらく探す環境が適してないかも。
ちなみにこの池の近くにも小さな池があるが、そこは渇水状態で水温も高く、ヒメゲンゴロウしかいなかった。
ただエゾホトケがいるので毎年完全には干上がらないらしい。
エゾアカガエルの幼生
後肢はあり、前肢がこれからといった状態で、同状態の幼生がいくつか網に入った。
確かエゾアカは幼生で越冬しないはず(?)だけど、上陸してすぐに冬眠するには間に合わない気がする。越冬幼生となる可能性有りかもね。
ウェーダーに亀裂があり水漏れした。まだ2年しか使っていないのに(泣)
普通の釣りでの使用以外に、藪などをかき分ける過酷なガサ探索でも使用しているので、擦れによる損傷が激しいんだよね。
修理キット購入したよ。
早朝、豪快に燃える旭川(単なる朝焼け)
さて今回は、北海道最北端方面へ。
これといって目的はないが、ドライブがてら探索することにした。
なので現地に着いて、気が向いたものを探してみようという漠然とした計画。
現地には午前8時頃に到着。
ちょっと砂浜探索。風が強くて寒いが、海は荒れていない。
何を狙っているのか分からないが、投げ釣り人がちらほら。カラフトマスのシーズンだが見た感じカレイっぽい。
奥に見えるのは利尻島。
少しでも風が弱くなると、ここぞとばかりに蚊が押し寄せてくる。もう秋なので蚊も必死なんだろう。
ヒョウタンゴミムシ
「砂浜のスジクワガタ」の異名を持つ(ウソ)
この子がいると、良い環境の砂浜なんだろうね。
ウスバカミキリ
海岸の流木下でしばしば見かける。流木で繁殖しているらしい。
ちなみに山地の公衆便所で見かけた経験が多いので、個人的に臭くて汚いカミキリのイメージがあるが、あくまでも偏見である。
「便所カミキリ」の異名を持つ(ウソ)
写真の個体、産卵管が異常に伸び切っているけど、弱っているのだろうか?
オサムシモドキ
流木やゴミの下に隠れている。ここの砂浜は個体数が多い。
夜行性で、日没後に砂浜を確認すると活発に歩き回っていた。
オオハサミムシを捕食するオサムシモドキ
ちなみに流木やゴミの下に潜む昆虫のほとんどがオオハサミムシだった。
オサムシモドキにとっては食べ放題だ。
たぶんフルショウヤガの幼虫
現在、成虫の発生時期であるが、羽化に間に合うのか?
今回の魔物
とても人懐っこく、仲魔にしろと催促してきた。
砂浜での探索は任せてくれという。実に頼もしい。
返事がない。ただの骨のようだ・・・
エゾシカ?
その2へ続く
前回の記事の続き
野付半島を後にして、帰路へ着きつつ北上。
小清水町の涛沸湖へ立ち寄り、10年ぶりにカラフトキリギリスを探してみるも、風が強く草の擦れる雑音がひどくて全くわからん。
ハネナガキリギリスの鳴き声がなんとか聞こえるレベルなので、でかい図体の割にチキチキ・・・と、か細く鳴くカラフトキリギリスはお手上げ。
それにしても今回の探索は風に泣かされる・・・
もう帰ろう。
北見を抜けて、「塩別つるつる温泉」で入湯。
この温泉は、遠征の際にはよく利用している温泉で、探索で疲れた体を癒してくれる。
ここの入湯の有無で明日のモチベーションが左右されるといっても過言ではない。
本当は入湯後に食堂で食事したいところだが、自分が訪れる時間帯は営業してないのが残念。
温泉から出ると午後6時を過ぎて、もう暗くなっていた。
風もないし、折角だからちょっと戻って北見市でまたキタミモンヤガ見よう。先日見たばっかりだけどね・・・
で、前回見つけた外灯下で陣取る。
まだ早い時間なのでちょくちょく車が通る。その度に何事もないような素振りをして通り過ぎるのを待つが、さぞかし怪しく思ったに違いない。
外灯の下ではセアカヒラタゴミムシがうろうろ歩き回る。
外灯に飛来して地面に落ちた蛾などの昆虫を狙っているのだろう。
言わばわたしと同志である。車に気をつけ、協力して探索しようではないか!
キタミモンヤガ
今回はシロモンヤガが多く、キタミモンヤガ2個体飛来する間に20個体以上のシロモンヤガがわたしを翻弄した。
結構似ているから間違えやすいのです。
ちなみにカトカラは1個体のみ飛来、ヤママユガ科はなし。夏系蛾は明らかに減った。
今回の探索は天気など恵まれれば、4~5回の記事になる予定だったが、こんな残念な結末で終わってしまった。
姉さん、不甲斐なくてゴメン。(姉さんいないけど)