アケビコノハ星人「このブログの探索報告が沈黙しました。いかがいたしましょうか?」
探索神「実に嘆かわしい・・・。前半の勢いはどうしたんだ!」
アケビコノハ星人「いや、このところ悪天候続きで・・・」
探索神「何を言っておる!やつは休日の度に海や川で釣りをしているのではないか!」
探索神「秋は明日にでも夏期探索絶対防衛線を超えるのかもしれんのだぞ!!」
で?
とある高山帯で探索していた時の事、ヒトリガ科と思われる幼虫が石の下に隠れていた。
場所と特徴からダイセツヒトリの幼虫で間違いないだろう。
撮影時は7月中旬、高山種は活動期が短いため成虫になるまで何回か越冬する種もいる。この子はどうなんだろう?
幼虫はキバナシャクナゲやチシマザクラの葉を食べるらしいが、この子はイワブクロの葉を食べていた。
多食性かな?ウスユキトウヒレンやコマクサとか高山植物だったらこだわりないかもね。
採集して確認したかったが、いろいろ問題であるため断腸の思いで我慢したパクよ。
「ウスバキチョウが太陽なら、ダイセツヒトリは月」それくらいダイセツヒトリは高山蛾の正統派(昼行性だけどね・・・)
シャクガ科の一種
この子を見つけた環境は、海岸に近い場所という低地にもかかわらず、冷涼で高山植物が見られる。
そんな場所で見つけた蛾。
特殊な環境なので、この子も珍かもと撮影して調べてみたが、写真からじゃ高山性かそこら辺にいる陳腐種なのかすら判断できないレベルだった。
ホント、蛾は難しいね。高山性のシャクガはこのタイプの色彩が多いんだけど、もうどれも同じに見える。
調べるなら最低採集して展翅してみないといけないが、蛾の展翅はわたしの苦手とするところ。
うかつに撮影すると悩みが増える。
とある目的で登山中、雪渓を縦断していると、馴染みのあるものが目についた。
あれ?エゾガロアムシだ・・・
高地でPTを仕掛けるとたまに入ることがあるので、夜間地上を徘徊すると予想はしていたが、白昼堂々と(?)地上を歩いている個体を見たのは「変人ガロアムシハンター」であるわたしも初見。
なにが原因で雪渓を渡ることになったかは分からないが、かなり衰弱していた。
雪上なので温度は問題なさそう。衰弱の原因はおそらく乾燥だろう。
雪渓脇のガレ場に移動させて助けたので、近々恩返しにくると言っておりました。楽しみにしております。
とある干潟を探索中に、足元から声をかけられた。
声の主を探すと・・・
ホイミスライムが1体現れた!
ホイミスライム:探索者さま、お助け下さい。喉がカラカラで動けません。
助けてくれたら、あなたにホイミの呪文をかけてさしあげます。
ふん、魔界外来種のくせに、わたしに頼み事とは偉そうに。
そもそもわたしのHPは、おまえのホイミを100回かけても満タンにはならぬ。ベホマスライムになって出直すがよい。
ホイミスライム:なんて無慈悲で傲慢な探索者だ!こうなったらあなたのHPが満タンの状態でも無駄にホイミをかけ続けてやる!!ざまーみろ!!
ホイミスライムが起き上がり無理やり仲魔になった。
我は魔界外来種ホイミスライムなり。コンゴトモヨロシク・・・