日中でも-15℃以下という寒い日。
時間があったので少しだけ探索。
カメラのバッテリーが前日に充電していたのにもかかわらず低温のため長持ちしない。
沢に沿った林道で、散歩がてらシジミチョウの卵を探してみた。
歩いている時はいいが、立ち止まって枝を確認していると、どんどん体が冷え、鼻水が・・・
つま先と顔から熱が奪われるね。
ここはミズナラが少なかった。ミズナラは他種のシジミチョウご用達であるので、ジョウザンシジミかミズイロオナガシジミくらいは見つかると思ったが全く卵が見つからない。
エゾヤマザクラのメスアカミドリシジミ卵も探してみたが、こちらもダメ。
途中、放置スモモの木があり、リンゴシジミ卵を期待して探したが、またしてもダメ。
しばらくゼフ卵探索を行っていなかったので感が鈍ったか?
年・・・いや、歳のせい?
唯一見つかったのは、オニグルミにてオナガシジミ卵くらい。
しかもそんなに多くない。
ぽつねん・・・
旭川・・・手ごわい。
限りなく未記載種であろう例のアレ Aptilotus sp.
この写真の個体は以前確認した2ヶ所とは全く別の場所で採集。(というか偶然)
今回はという環境であるが、冷涼多湿という点で前回採集した環境と似ている。
今回の採集からであるように考えられる。
今年初の探索。かれこれ3ヶ月振り。
目的は特にないので、厳密には探索ではなく散策。
そもそもこの時期出歩いて経験済み以外に何があるというのか教えて頂きたいところ。
この日は11時でも-10℃以下。クモガタガガンボの類はいるはずもない気温。
雪の結晶が日光に反射して、きらきら輝いている。
まるで道路に散らばった事故車のガラス片のように・・・(ひどい例え)
今日の雪の結晶は、某乳製品メーカーのロゴのような形。
結晶間に隙間が生じるので、雪質はふわふわ。
軽く息を吹きかけただけで舞い上がる。
この結晶が融けなく金属のように硬い物質ならおそらく皮膚に刺さって怪我するよ。
結晶の枝同士が引っかかるので、このように連なって、わたしに自慢していた。
雪の妖精みつけたよ。
エゾアカガエルが越冬する水辺。
水が湧き出ている場所はやや深くなっており、その水底で毎年越冬している・・・はずだったが、今年は深場が消失していた。
残念ながら越冬できる環境ではなくなってしまった。
どうしよう・・・
かつてスキー場であった場所の頂上付近からの撮影。
どうもこの辺りは、季節に関係なくわたしの興味をそそる何かに乏しい。
次回は場所を変えて、お気に入りを見つけるのを目標にしよう。
クロズアカチビゴモクムシ Acupalpus hilaris
体長4mmくらいの小さなゴミムシで、湿地の水路脇で複数見つけた。
珍なのかは分からない。
野外で見たときは、上翅にやや青色光沢があった気がしたが、室内で撮影すると青色光沢など微塵もなかった。
虹色光沢があるならムネアカマメゴモクムシと考えられるが、この個体の体長は明らかに小さい。
では、あの時感じた青色光沢はなんだったのだろうか?疲れていたのか?そうしておこう。
昨年、亜高山帯で見つけたゴミムシ。
高山系とか北方系とか北海道固有種とか期待して持ち帰って調べてみたが、よく分からなかった。
いや、今思えば、しっかりと調べていなかった気がする。
いずれ詳しく調べてみようと保管していたつもりだったが、紛失してしまった。
引っ越し前の標本整理で廃棄してしまったか?
もしかすると平地でも普通なゴミムシかもしれない。そうしておこう。