前回の記事から20日程が経過した。
気温は上がりしばらく雨が降ったため、積もった雪はあっという間に融けてなってしまったが、久々に雪が降ったのでそろそろKGG(クモガタガガンボ)が見られるであろうと探索してみた。
自宅から近い林道はほとんど積もっていなかったので、江丹別方面へ移動。
旭川の中で気温が最も低くなる江丹別なので、いい感じの積雪となっていた。
気温は0~3℃。やや風が強く、雪が降っているが問題ないだろう。
いたいた・・・
大型種♂
大型種♀
小型種♀
この日はKGG当たり日。かなりの数(30個体くらい)を確認できた。
数歩歩くだけで次々と見つかる。釣りの入れ食い状態ならぬ歩き食い状態だ(なにそれ?)
ここまで高密度の状態で1日で見られた確認数の多さは初めてで、この時期に珍しくモチベーションが上がった。
ただこのKGG探索の度に、更に視力が低下したと痛感してしまう。老いとは悲しい事かな。
悲しいかな、もう冬となってしまった。
北海道はコロナ感染拡大し、警戒ステージ3に引き上げた。
旭川も感染者が増加し、もういつ感染してもおかしくない状態じゃないだろうか。
まぁわたしの探索ライフに影響なければいいよ。
だから、もし感染するなら探索閑散期の冬を希望する。
湿った雪なので、木々の枝にびっしりと付着して積もっている。
過度に積もると枝が折れる。
雪だるまを作るにはベストな雪質。
林道もこんな感じ
今年はこの山にヒグマが目撃されたらしく、しばらく立ち入り禁止になっていた。
今回の写真は白と黒のほぼモノクロなので、この看板の黄色はとても違和感を感じる。
クモガタガガンボを探してみたが、地面が大部分見えているので探しづらい。
写真はガガンボの一種(翅あり)
フユシャクの一種♀
これがいるならまだ冬じゃない。
クモガタガガンボはもう少し雪が積もれば探しやすい。今週末あたりどうだろうか?
今年のガロアムシ探索は新産地を見つけるため北海道各地を探してみたが、成果をあげること叶わず。
要するに今年はガロアムシを一度も見ていないことになる。
これは変人ガロアムシハンターであるわたしにとって由々しき問題だ。
そこで既知産地でガロアムシを掘り出し、忘れそうな感覚を回復することに。
ここは夕張山地北部の沢
夕張山地一帯はかつて炭鉱で栄えたが、ほとんどが廃坑となっている。
この場所も炭鉱跡地に近く、掘れば石炭くずが出てくる。
そんな夕張山地だが、北海道の中で最もガロアムシの個体数が多い産地として名うてのガロアムシハンターでにぎわっている。
もちろんウソだ。10年以上、掘削系探索を行っているが、一度も同業者と会ったことはない。
これはこれで気兼ねなく探索できるメリットがあるが、不審者扱いされたり、ヒグマ遭遇や事故などの危険は高いのでお勧めできる探索ではない。
掘り出した跡
この時期は下草が枯れて歩きやすく、木々は落葉しているため辺りは明るく見渡しがいい。
蚊もブヨもいないし、暑くないので、掘削系探索は晩秋が一番適している。
(なんか毎年同じこと書いてるな・・・)
出てきたのは珍しい雄
掘り出してもリリース予定だったが、雄という事でサンプルとして確保。
もう十分満足したので早々に切り上げた。
帰宅して洗車とタイヤ交換しよう。
体長19mm
この辺りの雄の体長としてはやや大きい。
側面
かっこよく見えるのはわたしだけか?
頭部アップ
ホオズキの実を思い出した。