探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

KGG再挑戦

2019年12月19日 | 飼育(クモガタガガンボ)

先日いい具合の数のKGGを捕獲できたので、数年ぶりに飼育してみよう。
以前は蛹化まで確認できたが、今回は羽化までを目標。
終齢幼虫までは比較的簡単だが、適切な環境があるらしく蛹化させるのが結構難しい。
何が原因か分からなく、幼虫が全滅したこともある。
というわけで、自信はない。


交尾中のKGG


雄の体勢かなりきつそう。
とりあえずたくさん産卵してください。


大根の葉の折れた部分から栄養を補給
以前の飼育で昆虫ゼリーを好んで吸うことは確認済み。成虫は水分以外にも栄養を必要とすると思っていいだろう。


ただ冬にこのような栄養を得られる環境はあるのだろうか?


さすらい探索者 年末編

2019年12月01日 | 自然探索記~採集記(道北)


近所の里山
昔スキー場があった場所。小学生の頃にスキージャンパーの八木 弘和さんからサインをもらった場所。
この日は暖かく、雨やら雪やら交互に降っていた。風はほぼ無風。
いつもの林道はKGG狙いの探索者が多かったので、今回はこの里山に探索場所を変えてみたよ(またウソつく・・・)

では早速KGG探してみようかね。

小型種♂
後腿節が肥大していないのが特徴


大型種♂
後腿節が競輪選手のように肥大しているのが特徴
小型種と比べ明らかに大きさが異なり、体形もがっちりしている。
サイズとしては中間的なタイプもいるし、甲虫の一種のように雄のみサイズが異なるというわけでもない。
これらが別種なのか単なる個体差なのかは不明だが、個人としては別種で少なくとも3種はいると考えているが・・・
(これに関しては「生き物研究室」を参照して頂きたい)

今日は大型小型雌雄問わず多くのKGGを見つける事ができた。
貴兄らも早く見つけないと、良い新年を迎えることができないので注意されたし。令和元年滅亡まであと1ヶ月。


本日のKGG擬態コンテスト優勝候補 ザトウムシの一種
これにはKGG上級探索者(?)のわたしも騙された。
しかも触るとKGGと同様、脚を折り曲げて縮こまるという徹底ぶり。


小さな沢のちょっとした深場。
川底には落ち葉が溜まっている。
流れは緩いが、厳冬期でも凍結しないので、エゾアカガエルが越冬している可能性あり。
試してみたいところだが、寒中ガサは御免だ。