今回は新たな湿地でガサ
10年以上前に見つけていた場所で、晩夏にマダラヤンマなどたくさんのトンボが飛んでいた水辺だったが、その時大量でしつこい蚊の襲撃を受けた経験から探索候補から長らく抹消していた。
ふと最近思い出し、この時期なら蚊もいないし安心してガサできるので生物調査してみた。
本命はアオヤンマのヤゴなど珍トンボヤゴ(マダラヤンマはこの時期ヤゴはいない)
※ 場所の詳細すっかり忘れており、Googleマップの上空写真から場所を探し特定するまで時間が掛かった
水位は低く、深い場所でも膝くらいだがウェーダーは必須
葦の脇を狙うが、入るのはヨツボシトンボ、シオカラトンボ、ギンヤンマのヤゴばかり
そこでエゾシカの通り道で水路のようになっている場所(矢印奥)を狙っていくとルリボシ系のヤゴがちらほら入るようになる
アオヤンマのヤゴ
他のヤンマのヤゴと比べて頭部が逆台形をしているのが特徴
狙い通り見つける事ができた
ギンヤンマのヤゴは比較的開けた場所に多く、アオヤンマは葦など水生植物が密生した場所に多い、ルリボシ系はその中間ってところか。
捕まえると体を反る(コシボソヤンマのヤゴほどしっかり反らない)
生活環境から何かに掴まっていないと不安なタイプらしく、一度掴まると強くしがみついてなかなか離れない。
なんとナマズが入った!
北海道産ナマズは初見
最初、ウシガエルのオタマかと思ったら髭があって驚いた
国内移入種らしいがアイヌ語名あるんだよなぁ・・・
1回の掬いで4匹入るほど個体数は多い
どの個体も10cmほどの幼魚だった
隣に川があるので釣りしたら成魚が釣れるのかな?
ぷっくりお腹のキンブナ
確認した魚類は・・・
ナマズ(多い)
タイリクバラタナゴ(普通)
モツゴ(多い)←飼育している水生生物の餌としてたくさん捕獲
ハゼの一種(普通)
エゾウグイ(少ない)
ドジョウの一種(多い)
キンブナ(稀)
コイ(稀)
トミヨ(少ない)
ほぼ半分が(国内)外来種・・・
最近のガサはあまり良い成果が続かなかったので、今回久々に楽しめて満足いくガサになった。
【ダイコクコガネの飛翔】flying Horned dung beetle.
いろいろな角度から飛翔を撮影してます
頻繁に飛び回る種ではないので、その気になるまで気長に数日待ちました
十勝岳登山してきました(会社の登山部の3人で)
十勝岳は北海道の登山でも有名な山
自分は生き物屋としていろいろな山に登ってそれなりに実績があるので、今回の登山は正直甘く考えておりました
午前7時半に望岳台を出発
麓付近は中途半端にきれいな紅葉で撮影目的の人もちらほら
足取り軽く緩やかな斜面を登っていく
遠くに見える旭岳方面の山々にはしっかりと冠雪
十勝岳側は雪がなさそうなので安心
高山植物に乏しく、岩がゴロゴロした歩きづらい斜面を延々と登る
斜面は次第に急になっていく・・・
生き物屋の自分にとっては無慈悲で過酷な罰ゲーム的登山
昭和火口・スリバチ火口
この辺りが頂上かと思ったが、これより先に急にそびえたつ十勝岳頂上が見えた時は心が折れた
ここからが十勝岳登山の本番だった・・・
(写真奥の山は昨年途中で断念した美瑛岳)
わずかだが最近降った雪が残っていた
今シーズン初の雪だが雪だるまを作っている余裕はない
この辺りから異世界的風景の連続
火星みたいな風景
火星行ったことないけど
奥の山の形、どうしたらあんな形になるのだろうか?
グランドキャニオンみたいな風景
グランドキャニオン行ったことないけど
62-Ⅱ火口から噴き出す噴煙
硫黄がむき出しになっている
この煙が登山道まで流れてくるので、むせて咳き込む
朝食しっかり摂ってきたのにお腹が減ってふらふら
頂上に到着&昼食
よく登り切ったよ・・・達成感
雨裂の模様が芸術的
この風景は見れてよかった
帰りは膝が壊れるくらいガクガクに
ウィキペディアで十勝岳を調べると「山容も比較的なだらかで夏は一般登山者でも容易に登頂することができる。」とあるが嘘だと断言しよう
もう十勝岳はこりごりだ~
要注意だぞ
2006年から始めたブログ
最近YouTube動画報告しかなくて、本来の目的を果たしていない
続けている意味がなくなってきたので、閉鎖する方針
もうブログで発信する時代じゃないのかも
【北海道産トンボのヤゴの捕食シーン盛り合わせvol.1(13種)】Predation of dragonfly larvae.
普通種から珍種まで北海道産トンボ13種のヤゴ捕食シーンを撮影
手間暇かけた動画です