とあるマルトゲムシを探すために、採取した苔をふるいに掛けたら、この幼虫が数個体得られた。
マルトゲムシの一種の幼虫かと思って飼育することにしたが、いつの間にか消失していたので正体分からず。
もう少し慎重に飼育すれば良かったと後悔。
なんの幼虫だろうか?
今となってはもう分からない。
道東遠征時、夜の自動販売機に飛来していた蛾。
見た目が特徴的だったので、簡単に正体が分かると思っていたが、調べても分からなかった。
(途中で断念してるけど)
珍種ではないだろう。でも気になる。
蛾は種類が膨大で似た種類が多いので、わたしのような素人が同定すると沼に引きずり込まれる。キヲツケロ!
追記:ムラサキエダシャクと判明
今回のサムネ
時間があるからサムネ作成継続中。いつまで続くやら。
前回は前翅が短いフンコバエの一種(未記載種)で撮影練習してみたが、今回はメインディッシュである無翅種を撮影し観察。
前翅は完全に退化しているのか?平均棍は確認できるのか?新たな発見はあるのか?
そもそもしっかりと撮影できなければ話にならない。
体長は約2mm
全身が黒色なので、全体が暗くて凹凸が分かりづらく、撮影泣かせの被写体だが、サンプルは十分にある。納得いくまで観察しよう。
疎らな長い剛毛・刺毛、密生する黄褐色の微毛があることが分かる。
腹部の微毛は指紋のような「しわ状」に生えている。
触覚第3節から出ている触覚端刺は長く、写真では分かりづらいが柔毛で覆われている。
単眼は矢印の位置にあるはずだが、画像では不明瞭で存在を証明できなかった。
頭部正面
側面
前翅は完全に失われている。
平均棍はこの画像では確認できない。(怪しい箇所はあるが)
矢印部の白い部分が平均棍だろうか?場所は合っていると思うのだが・・・
とても小さいのか、それとも途中から欠損してしまったか?
胸部に付着する糸くずは気にしないで頂きたい。
矢印が指す場所にも平均棍と思われる白い突起らしきものが確認できる。
平均棍にしては小さすぎないか?
ゴミかもしれない。
自己満足だがこの無翅ハエ、以前に比べてかなりいい感じに撮影できたのではないだろうか。
今回それなりに観察できたが、ハエについての知識は乏しいので、これ以上鮮明に撮影できても新たな発見など期待はできない。
これが今の技量の限界だね。
今回のサムネ
顕微鏡も欲しいけど、望遠鏡も欲しいね。
3年前、道東の山地の渓流脇で見つけたフンコバエの一種。
無翅種ではないが、前翅の長さが短い種。これもおそらく未記載種だろう。
翅の長さから飛翔することはできず、無翅種と同じく冷涼多湿な環境の地面で活動すると思われる。
体長は無翅種(約2mm)よりもほんの少しだけ大型であるが、それでも3mmに達しない極小サイズ。
この個体は、腹部が膨らんでいるので産卵前の雌だろう。(上の画像は採集時に撮影)
念のためにアルコール標本にしておいたので、今回外見を詳しく観察してみることにした。
なぜ3年も経ってからなのか・・・それは標本にしていたことを忘れていたから。
裏面
付着していた砂などのゴミを除去せず標本にしたため、結果サンプルの状態が悪くなってしまい観察の障害になってしまった。
今から除去して標本がバラバラになっては終わるので、下手にいじれない。
というか、採集時、右複眼が潰れていたのに標本にしたら回復していた。アルコール含んで膨張した?
この〇で囲んだ部分に平均棍があるはずなんだけど・・・。
小さすぎるし、ゴミ付着しているし、黒一色だし、もうよくわからん。
矢印の部分に、なんとか平均棍らしきものを確認できた。
今回の観察練習で、無翅種の観察も円滑に行われると思ったが、これは前途多難だね。
顕微鏡あれば楽なんだけど、あれは高価だから購入するほど今後の観察に多用するのか疑問だ。