探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

便乗マイマイ

2021年07月24日 | 採集(側溝探索)


側溝探索中に立派なエゾマイマイを発見。


裏側の臍孔(へそ)に小さなカタツムリが潜んでいた。
オオキビガイかな?
移動はエゾマイマイに任せておけば労力も時間も掛からなくていいね。
同じカタツムリだから環境も心配することはないだろう。
このことはエゾマイマイは知っているのだろうか?


側溝エクスプローラー2020

2020年05月25日 | 採集(側溝探索)


なんか期待できそうな側溝をドライブ中に見つけた。ざっくり確認するとA級物件だろうか。
側溝エクスプローラーたるもの、この側溝を無視するわけにはいかない。
・・・ん?昨年側溝探索したっけ?


周囲は乾燥気味な環境で下草も芝生のような感じ。側溝内にも乾燥好きのアオゴミムシが入り込んでいた。
それでもエゾマイマイ、サッポロマイマイ、ヒメマイマイ、オカモノアラガイが豊富に入り込んでいるので、マイマイ食のオサムシがいる可能性が高まる。

今はブヨが大量に発生し始める時期ではあるが、この側溝周辺はブヨがいなかったので探索に集中することができた。
たぶん周囲に沢がないのだろう。とてもいいことです。
これからの探索でブヨの襲来に悩まされることを考えると憂鬱になるよ・・・


前座であるゴミムシ類がほどほどに落ち葉溜まりから現れた後、エゾマイマイカブリが期待通りに現れてくれた。
ミミズを食べていた。お食事のところスイマセン。
でもエゾマイマイカブリも真打ではない。


そして真打登場、オオルリオサムシ。
ここは亜種キタオオルリオサムシの勢力範囲。
キタオオルリオサムシの色彩は赤銅色が一般的で、この子のように緑がやや強い個体すら悲しいくらい珍しい。
この辺りにも生息しているということが分かったので、満足して探索終了。


側溝脇の草むらでアブラムシを食べているナナホシテントウを発見。
アブラムシが好物であるのは有名だが、捕食シーンは初めて見た。
自宅の庭はアブラムシやカイガラムシに悩まされているが、テントウムシは来てくれない。
ガーディアンの蟻はいるのに・・・困ったものだ。


側溝エクスプローラー2018

2018年05月23日 | 採集(側溝探索)


エゾハルゼミがちらほら鳴き出し、新緑の季節となった旭川。
本日も夏日で絶好の探索日和。
明日から気温が下がるらしいので、諸事情で希望休を取っていて良かった。


側溝エクスプローラーたるもの側溝探索は野外探索の始まりとしてふさわしい。
車から降りると、早速無数のブヨが歓迎の意を示す。わたしもそれらを叩き落して歓迎に応じる。
(ちなみにブログに「ブヨ」を書くとアクセスが増える珍現象がある。ブヨに興味ある人多いんだな・・・と思う今日この頃。このブログだけなんだろうか?)

側溝内には、アトマルナガゴミムシであろうゴミムシ達とヒラタシデムシが現れる。
エゾマイマイとヒメマイマイのカタツムリ類も多かった。という事は・・・

エゾマイマイカブリ
毎年のことだが、今年初のオサムシとなった。


キタオオルリオサムシ
この辺りはこの色ばっかり。キタオオルリオサムシで青系見てみたい。
ちなみに上が雄で下が雌。

下はおまけ

側溝脇に生えていたアザミにいたアオカメノコハムシ。
食痕がなければ、存在に気付かないでしょ。


キイチゴの葉にはシロオビナカボソタマムシがわらわらいた。
タマムシ類は気軽に探し出せない種が多いが、本種は探索にやさしい良心的タマムシだ。