探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

【準絶滅危惧】エゾナキウサギの食事 Pika meal 【Ochotona hyperborea yesoensis】

2021年09月13日 | 自然探索記~採集記(道東)

 
【準絶滅危惧】エゾナキウサギの食事 Pika meal 【Ochotona hyperborea yesoensis
運が悪ければいつまで待っても姿を見せないナキウサギ。
今回は運が良かったのか、生息地に到着した時には既に食事中。
三脚を準備する余裕なくカメラを手持ちで撮影したため、動画の手振れがひどく、笑っちゃうくらいぷるぷるしてます。
Nikon COOLPIX P1000は重いよ・・・。


愛の歌を燃え尽きるまで

2021年08月25日 | 自然探索記~採集記(道東)

道東方面へカラフトキリギリスを撮影しに行きました。
付近はハネナガキリギリスが多数鳴いており、小さな声で鳴くカラフトキリギリスを探すのに雑音となると思ったが・・・。

丈の短い草地でのん気に鳴いている個体をすんなり発見。


近づいてもカメラを近づけても、逃げないし鳴くのを止めない。
ここまで警戒心の低い個体は珍しい。
時期的にお相手(♀)を呼び込むのに必死なのかもしれない。
この1個体で十分な取れ高を得られ、現地には1時間ほどしか滞在しなかった。
ちなみに片道3時間半かかっております。


馬の共食い。鮮血が地面一帯に広がって真っ赤になっている。
というのは冗談で、赤いのは全て餌のニンジン。


【北方領土】野付半島から望む国後島 Kunashiri Island seen from Notsuke Peninsula.

2021年08月23日 | 自然探索記~採集記(道東)

 
【北方領土】野付半島から望む国後島 Kunashiri Island seen from Notsuke Peninsula.
近いとはいえ、簡単に泳ぎ切れる距離ではないので本当ならスゴイね。いろんな意味で。

北海道野付半島と国後島の間にある野付水道は、ロシア語でイズメナ海峡と呼ばれ、「裏切り海峡」という意味らしい。
まさにその通りだけど、これって自虐的に言ってるの?


曖昧な蛾

2021年08月21日 | 自然探索記~採集記(道東)


イカリモンガ
蝶のように日中活動する見た目も蝶っぽい蛾。
でも蝶と蛾は分類上同じ仲間で、蝶は蛾という大きなグループの中の一部の変わり者。
なのでイカリモンガは蝶ではなく蛾だけど、アゲハチョウやモンシロチョウなど蝶とされている種類は蛾と言っても分類学上問題はないはず。


道東盛夏探索

2021年08月09日 | 自然探索記~採集記(道東)


立ち上がった翼のある熊にも見えなくもない雲
なにかの暗示か?

1泊2日で道東遠征へ行ってきました。
余裕のある探索計画にしていたが、朝方は霧と霧雨で探索できず。昼から晴れたが、暑すぎて汗だくになりモチベーション低下。
しかも風が強く、飛翔する生物に関しては思い通りの結果が得られなかった。


アナバネゴミムシ
湿地に生息する珍ゴミムシ。
動画撮影のため生息地に行ったが、道脇に車を駐車しドアを開けた途端、無数のやぶ蚊が入ってきてビックリ。
駐車場所を湿地から離れた場所に変更し、車内に入り込んだ蚊どもを退治するのに時間を無駄に消費した。
探索中はやや風が強めだったので、やぶ蚊は少なかったが、アブは普通にやってくる。
何か所も刺された・・・。腕が赤ちゃんの腕みたいにパンパンになった。
この時期の湿地探索は蚊とアブの猛烈な襲撃にさらされるので、お勧めしません。


ゴマシジミ道東亜種
環境省レッドリストでは準絶滅危惧(NT)に指定されているが北海道RDBでは留意種。
道東の海岸付近の草原に食草であるナガボノシロワレモコウがあればだいたい見つかる。
というか個体数は普通にいる。それでも準絶滅危惧(NT)って・・・。
ここもアブが多く、撮影のため立ち止まるとチャンスとばかり襲い掛かってくる。


帰りに渓流釣りしてみた。
餌はその辺で捕まえたトンボ。羽化して間もないトンボは軟らかくて餌持ちが悪い。
20㎝くらいのオショロコマとアメマスが数尾釣れた。