午前中は『分福cha-maga』取材のため京都大学名誉教授の坂田先生のお話をお伺いする。
午後、京都伊勢丹のレストラン街で食事、と出かけてみたら、どこもかしこも長蛇の列。こりゃいかん、ということで、地下2階の老舗料亭のお弁当コーナーで和久傳の2段重ね弁当を購入、仁和寺へ向かう。
まだ3分咲きと聞いていたが、木によってはすでに満開のものもあり、3~8分咲きの御室桜が周囲を埋め尽くし、見事!有料貸席(1人300円お茶付きで終日利用可)に陣取りお弁当を広げ、ゆったり贅沢な花見を愉しむ。御室の桜は福々しい。花びら一枚一枚がふっくらしていて稚児のほっぺたを連想させる。香りもふうわり漂っていて、心の底から舞い上がるような高揚感が溢れてくる。桜はもちろんのこと、境内を紫に染めるミツバツツジもちょうど見頃だった。
瞬く間に時は過ぎ、慌てて次の目的地の千本釈迦堂「大報恩寺」へ。国宝に指定されている本堂は1227年に創建された当時のものだ。応仁・文明の乱から逃れた数少ない建造物、ということは全く知らなくて、お目当ては霊宝館に安置されている仏像群。鎌倉時代の仏師快慶、定慶らの手による仏像と至近距離から対面できる。個人的には定慶作、六観音像の中の十一面観音像に強く魅かれた。目の輝きが強く、一瞬射貫かれたような電光を感じて身動き出来なくなった。境内の枝垂桜の巨木は既に花盛りは終えていたが、枝垂の枝が地面をかすめ、時節には桜花の滝を想わせる。
千本釈迦堂から錦市場へ。既に閉店準備にとりかかる商店もちらほら見受けられる中、春野菜を物色。最後に行きつけのアンティークショップPro Antiques"COM"(中京区東片町616、京都文化博物館前)でポップな図柄のケーキ皿購入。五感の全てを満足させられる春の京都、1泊2日の旅でした。
午後、京都伊勢丹のレストラン街で食事、と出かけてみたら、どこもかしこも長蛇の列。こりゃいかん、ということで、地下2階の老舗料亭のお弁当コーナーで和久傳の2段重ね弁当を購入、仁和寺へ向かう。
まだ3分咲きと聞いていたが、木によってはすでに満開のものもあり、3~8分咲きの御室桜が周囲を埋め尽くし、見事!有料貸席(1人300円お茶付きで終日利用可)に陣取りお弁当を広げ、ゆったり贅沢な花見を愉しむ。御室の桜は福々しい。花びら一枚一枚がふっくらしていて稚児のほっぺたを連想させる。香りもふうわり漂っていて、心の底から舞い上がるような高揚感が溢れてくる。桜はもちろんのこと、境内を紫に染めるミツバツツジもちょうど見頃だった。
瞬く間に時は過ぎ、慌てて次の目的地の千本釈迦堂「大報恩寺」へ。国宝に指定されている本堂は1227年に創建された当時のものだ。応仁・文明の乱から逃れた数少ない建造物、ということは全く知らなくて、お目当ては霊宝館に安置されている仏像群。鎌倉時代の仏師快慶、定慶らの手による仏像と至近距離から対面できる。個人的には定慶作、六観音像の中の十一面観音像に強く魅かれた。目の輝きが強く、一瞬射貫かれたような電光を感じて身動き出来なくなった。境内の枝垂桜の巨木は既に花盛りは終えていたが、枝垂の枝が地面をかすめ、時節には桜花の滝を想わせる。
千本釈迦堂から錦市場へ。既に閉店準備にとりかかる商店もちらほら見受けられる中、春野菜を物色。最後に行きつけのアンティークショップPro Antiques"COM"(中京区東片町616、京都文化博物館前)でポップな図柄のケーキ皿購入。五感の全てを満足させられる春の京都、1泊2日の旅でした。