身延駅前の山梨水晶本店さんで、今回必ず買おうと考えて、事前に在庫の問い合わせまでした商品が2つありました。そのひとつは上図の「しまりんだんご」でした。山梨方面へ聖地巡礼に行くファンが買うコラボ食品の人気ナンバーワン、と聞いているのですが、これまで全然買ったことも見たこともなく、ましてやどんな味なのかも知りませんでした。
なので、今回こそは買おう、と決めていて、その通りに実行しました。
もうひとつが、上図の「なでしこ桃アイス」でした。「しまりんだんご」と並ぶヒット商品であるそうですが、これまで全然縁がありませんでした。販売している所が限られているらしいので、なかなか他では見かけなかったのも頷けます。今回やっと買えました。
なにか大戦果を挙げた気分になり、大満足モードでゆっくりと身延駅に戻りました。
列車の時刻まで20分ほどあったので、駅の待合室でゆっくり休み、ベンチの上に、たったいま買ってきたばかりの「しまりんだんご」と「なでしこ桃アイス」をおやつとしていただくことにしました。片方は生もの、片方はアイスなので、甲府の宿まで持っていくのはダメだ、もたないだろう、と考えたからです。
で、まず「なでしこ桃アイス」を食べました。桃アイスというだけあって、凍ったピーチを丸かじりしているような食感でなかなかの味でした。これは夏場の聖地巡礼者によく売れたわけだな、と納得しました。
続いて「しまりんだんご」を食べようと開封したところ、パックを持った手が冷えてくるので、しまりんだんご本体にそっと触ってみました。すると完全に冷凍されていて、しばらくは溶けそうにないカチカチの氷みたいな状態になっていました。
これは食べられないな、列車に乗って甲府まで行く途中に自然解凍されてやわらかくなってきたら食べよう、と考えて箱に戻してザックにしまいました。
発車3分前に改札口を通ってホームへ行きました。
15時45分発の甲府行き列車に乗りました。身延線の列車はJR東海の主力である313系で、このような2両編成が主力ですが、アニメでは3両編成が登場していました。
私自身は鉄道には詳しくないので、313系の列車には2両と3両とがある、と単純に捉えていたのですが、後日、サークル仲間の鉄道マニアのK氏に「身延線の313系は確か5種類ぐらいあるよ」と言われてびっくりすることになります。
それで、アニメシーンの再検証、および野クルの大垣千明、犬山あおい、各務原なでしこの3人が身延駅まで乗っていた作中列車の特定を試み、K氏に色々とお世話になった経緯については、いずれ別の記事にて書きたいと思います。
一時間半のゆっくり鉄道の旅を楽しんで、17時15分に終点の甲府駅に着きました。駅につく直前にザックの中の「しまりんだんご」の自然解凍の状態を調べましたが、まだカチカチのままでした。あと2、3時間はかかるのだろうか、と思い、とりあえず、早めの夕食をとりに駅ビルのレストランへ行きました。
夕食後、甲府駅南口から歩いて3分の至近にある、上図の「東横イン 甲府駅南口2」にチェックインしたのは18時37分のことでした。もともと東横インの会員ですが、甲府のこちらは今回初めて利用しました。
甲府駅付近では人気の高い宿の一つで、なかなか予約が取れないことで知られています。今回は2週間前から予約したので、なんとか部屋を確保出来ました。
部屋に落ち着いてしばらく休み、風呂に入り、その後はテレビを見たりネットをしたりして過ごしました。その際に荷物の整理も行ない、今日買ったゆるキャングッズのうちの、武州屋限定の交通安全ステッカーを一度並べて記念に撮っておきました。
今回の新製品は斉藤恵那ということで買ったわけですが、実は数日後にまた新製品が出て、このステッカーでは初の男性となる、志摩リンの祖父こと新城さんがデザインされた旨を知りました。今回の巡礼タイミングをもう3日ほどずらしていれば、新城さんのステッカーも買えたのか、と思いましたが、ま、また山梨へ行く目的が出来たな、と前向きに考えておきました。
問題の「しまりんだんご」は20時過ぎにようやく自然解凍が進んでやわらかくなり、モチモチとした状態に戻りました。
で、食べてみたところ、上図の宇宙人のような、これが志摩リンかと二度見するような不気味な外見ではあったものの、いたって普通の団子、というよりは饅頭でありました。
今回の聖地巡礼のメインは明日なので、それに備えて早めに就寝することにして、21時40分頃には消灯しました。 (続く)