2019/6/5。経団連は5日、検査入院で5月下旬から休んでいる中西宏明会長(日立製作所会長)(神奈川県横浜市,1946->73歳,実業家)の療養が長引く見通しになったと発表した。リンパ腫(注1)であることがわかり、治療に専念するため。中西氏は「入院期間や復帰時期は治療の経過を見ながら判断する。一日も早く復帰できるよう治療に専念する」とのコメントを発表した。経団連の久保田政一事務総長が同日、記者団に説明した。中西氏は都内の病院の検査で6月1日にリンパ腫だと分かり、6月3日に化学療法を始めた。悪性とみられる。担当の医師の説明によると1~2カ月間は入院で治療し、その後は通院で完治を目指すという。8月ごろまでは治療に専念し、復帰は秋になる見通しだ。中西氏は5月初旬に体調不良を自覚し、21日に検査入院した。経団連は27日、中西氏が検査入院のため6月末まで休むと発表していた。今後、8月のお盆休み前までの予定はキャンセルする。経団連が7月に軽井沢で開く夏季フォーラムへの出欠だけは未定とした。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45716890V00C19A6EE8000/?n_cid=BMSR2P001_201906051603
(注1)リンパ腫とは血液がんの1つで、白血球の中のリンパ球ががん化したものです。発生する部位は、リンパ系組織とリンパ外臓器(節外臓器)の2つに大きく分けられます。リンパ系組織は、細菌やウイルスなどの病原体の排除など免疫機能を担当する組織や臓器で、リンパ節や胸部付近にある胸腺(きょうせん)、脾臓(ひぞう)、扁桃などです。リンパ外臓器(節外臓器)は骨髄、肺などの臓器です。リンパ系の組織や臓器は全身にあるため、リンパ腫は全身の部位で発生する可能性があります。https://ganjoho.jp/child/cancer/malignant_lymphoma/index.html