ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「ブルックリン」

2019年09月27日 | ドラマ映画
2016年公開の映画の紹介です

監督はジョン・クローリー。
アイルランド・イギリス・カナダ合作のドラマ映画です。
主演・出演は、シアーシャ・ローナン、エモリー・コーエン、ドーナル・グリーソン。


1950年代のアイルランド。
田舎町に暮らすエイリシュは、淡々とした生活を変える為、ニューヨーク・ブルックリンへの移住を決めます。
最愛の姉・ローズの紹介で、ブルックリンの神父が仕事や寮の手配をしてくれる予定です。
道中の船は悲惨で、船酔いで体調不良になりますが、同室で、同郷の女性が適切なアドバイスをしてくれます。
しかしブルックリンへ着いても、エイリシュは内気な性格が災いして、仕事も寮の生活もうまくいかず、完全なホームシックに陥ってしまうのです。
相談した神父は、エイリシュに簿記の講義を薦めます。
そして、寮の女性と参加したパーティーで、イタリアの男性・トニーと知り合うのです。
陽気で誠実なトニーと、エイリシュは恋人同士になります。
ところが、生活が楽しくなり始めた頃、エイリシュのもとに故郷から訃報がとどいたのでした。

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この映画はアカデミー賞で、「作品賞」「脚色賞」「主演女優賞/シアーシャ・ローナン」にノミネートがあります。

原作は、アイルランド人作家・コルム・トビーンの同名小説です。
予算の都合で、ブルックリンの街はカナダのモントリオールでほぼ撮影されたようです。

エイリシュ役はシアーシャ・ローナン。
ニューヨーク生まれで、アイルランド育ちです。
映画の中でアイルランド訛りを使えることを喜んでいたとか。
「つぐない」(2008)では、アカデミー助演女優賞にノミネートされています。
2018年公開の「レディ・バード」では、「ゴールデングローブ賞 映画部門 /主演女優賞」を受賞しています。

ブルックリンはニューヨーク5区のひとつで、たくさんの移民が住む、活気あふれるところです

 付録 ≪ ブルックリンの舞台が出てくる映画作品 ≫ 

「ソフィーの選択」(1983)
「アメリカン・ギャングスター」(2008)
「狼たちの午後」(1976)
「グッドフェローズ」(1990)
「42 世界を変えた男」(2013)
「ブリッジ・オブ・スパイ」(2016)
「サタデー・ナイト・フィーバー」(1978)
「GODZILLA」(1998)
「おとなのけんか」(2012)

などなど たくさんありました!!







コメント (4)
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「2001年宇宙の旅」

2019年09月27日 | 1990年以前のアメリカなどの映画(西部劇以外)
1968年公開の映画の紹介です

監督はスタンリー・キューブリック。
スタンリー・キューブリックとSF作家・アーサー・C・クラーク脚本の、歴史に残るSF映画です。
主演・出演は、キア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド、ダグラス・レイン。


人類の夜明け。
猿たちはある日、地面に黒い板(モノリス)が立っているのに驚き恐る恐る触ってみます。
間もなく、マンモスの骨を武器として使うようになるのです。
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2001年。
木星探査船『ディスカバリー号』は乗組員6人を乗せて木星へ向かっています。
人工冬眠状態の三人の科学者と、宇宙飛行士のデビッドとフランク、6人目は船の管制を行うAIロボット“HAL9000”・ハルです。
ハルは感情こそないものの、話し相手にもなる有能なAIでした。
地球を出発して18カ月後、ハルは『AE35ユニット』に故障が見られるとデビッドとフランクに伝えます。
2人は外に出て確認するも異常が見られずハルに訪ねます。
ハルは“9000”型は一度もミスをした事がないと話します。
デビッドとフランクはポッドに入り、電源を切ってハルが聞いていないことを確認して話します。
「ハルの言動はおかしい、ハルの思考部を止めて管制システムだけに変えよう。」
2人の口の動きをハルは見ていました。
その後外の活動中にフランクが外に放り出され、デビッドは小型ポッドで外に出てフランクを助け戻ろうとします。
ところが、あるミッションの為、ハルは進入口を開けるのを拒否したのです。

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アカデミー賞では「特殊視覚効果賞」を受賞しています。
この映画で、宇宙食を食べるシーンが登場します。
NASAが実際に開発して提供したものなんですね。

スタンリー・キューブリックは美術担当として漫画家の手塚治虫に協力を頼んだんですね。
その当時超多忙の手塚治虫は、
「200名もの人間を食わせなければならないので」
と断って、家族が200人もいる事にキューブリックはたいそう驚いたんだとか!!

曲は有名なクラシック音楽、
『ツァラトゥストラはかく語りき』リヒャルト・シュトラウス作曲の交響詩
『南極交響曲』レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ作曲の交響曲
『アトモスフェール』
『美しく青きドナウ』ヨハン・シュトラウス2世作曲の合唱用のウィンナ・ワルツ
など。

映画史上のベスト・ランキング、オールタイム・ベストなどでは、未だにランクインしているようです。
中でも目を引いたのは、
「AFIアメリカ映画100年シリーズ」 の、
2003年:「ヒーローと悪役ベスト100・悪役部門」第13位(HAL 9000)

≪ 付録 モノリスとは ≫

一枚岩(いちまいいわ)ともいわれ、
建築物や遺跡の内で配置された単一の大きな岩、
幾つかの山々のように一枚の塊状の岩や石から成る地質学的特徴を表すものなんですね。

地質学上のモノリスと言われるものはたくさんあるようです。
 スフィンクス:エジプト
 キャッスル・ロック:ウェストバージニア州
 ウルル(エアーズロック):オーストラリア
 フォボス・モノリス:火星の衛星フォボス
 日本の「古座川の一枚岩」も載ってました。

SF上のモノリスは、
「魁種族」という地球外知的生命の道具で、
ある生物の進化を促すものもあれば滅ぼすためのものもあるなど、役割は各モノリスによって異なっているようです。








有名なシーンの一つ、『グリップシューズ』を履いています

コメント (4)
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