「アフタースクール」

2008年公開の日本映画の紹介です

監督・脚本は、内田けんじ。
ジャンルは、サスペンス・コメディ映画のようです。
主演・出演は、大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子、田畑智子、尾上寛之、ムロツヨシ。

木村一樹は朝出がけに妊婦のミキから新しい靴を買ったから履いてと言われます。
家を出た木村は同級生の神野の車を借り、
「あいつの事たのむな」
と言い、女性と喫茶店で待ち合わせていました。
ベビーサークルを組み立てた神野は、ミキに木村の仕事の話をするもあまり知らないと言われます。
その夜、ミキから「生まれそう」と電話を受けた神野は慌てて家に行き、木村に連絡がつかないながらも人の車で病院に向かうのです。
探偵の北沢はある人物を探し出して欲しいと依頼を受けます。
その人物は木村で、その後北沢は同級生になり済まして木村が通っていた学校に行きます。
すると同じ同級生の神野が教師として勤めていて、北沢は“島崎”と名乗り木村のことを根掘り葉掘り聞くのです。
そして北沢は木村が女性と映っている写真を見せ、手伝ってほしいと神野に強引に頼みます。
捜査を進めるうち北沢はある人物から呼び出され、木村の勤めていた会社が暴力団と関係する事を知るのです・・・

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この映画のキャッチコピーは、
「甘くみてるとダマされちゃいますよ」 

監督の劇場長編デビュー作｢運命じゃない人｣(2005)は、批評家週間へ出品されたカンヌ国際映画祭で、
「フランス作家協会賞(脚本賞」「最優秀ヤング批評家賞」「最優秀ドイツ批評家賞」「鉄道員賞(金のレール賞)」を受賞しているんですね。

お立ち寄りありがとうございます

「アメリカン・サイコ」

2001年公開の映画の紹介です

監督はメアリー・ハロン。
ブレット・イーストン・エリスの小説が原作の、題名通りサイコ・ホラー映画です。
主演・出演は、クリスチャン・ベール、ウィレム・デフォー、ジャレッド・レト、クロエ・セヴィニー、リース・ウィザースプーン。

1980年代のアメリカ、ニューヨーク。
パトリック・ベイトマンは27歳の若さで、成功した人生を送っています。
裕福な家庭に生まれたパトリックは、仕事も優秀、一流品ばかりを身につけ、美人の恋人や、愛人までいるのです。
ところが温厚に見えるパトリックは、常に殺人衝動を抱いている異常者だったのでした。
パトリックは気に入らない人間などを、妄想で悪態をつき殺してしまいます。
ある日偶然声をかけてきたポール・アレンは、パトリックが嫉妬するほど完ぺきなエリートでした。
数日後、自宅に招かれたポールはパトリックに「何故床に新聞紙が敷いてあるか」訪ねます。
パトリックは好きなミュージシャンの話をしながら、レインコートを着て斧を隠し持ってポールに近づくのでした。
ポール殺害の数日後、パトリックの勤める会社に男性が訪ねてきます。
男性は、ポールが失踪しているため、その調査を依頼されてやって来たと話すのです・・

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原作の映画化の際に、実に多くの俳優やスタッフが検討されたようでして、
「クリスチャン・ベール主演でメアリー・ハロンによる監督の企画」
と、
「スタジオ側がレオナルド・ディカプリオの主演を発表」
すったもんだで、「監督、オリヴァー・ストーン、主演、レオナルド・ディカプリオ」は頓挫したんだとか。

最終的に異常者を演じたのは、今までの役柄を吹き飛ばすクリスチャン・ベール。
この役の話が来た時、クリスチャンは周りの人々から
「引き受けたら、お前のキャリアはおしまいだ」
と言われ、どうしてもやりたくなってしまったんだとかとか。

お立ち寄り、ありがとうございます

キャスティングの変更はよく聞きますが、

そのたびにすべての俳優さんの同じ作品が観たいと思うのでございます・・

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」

2008年公開の映画の紹介です

監督は、ウォン・カーウァイ。
ラブ・ロマンス映画です。
主演・出演は、ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ、レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマン、デヴィッド・ストラザーン。

ニューヨーク。
“カフェ・クルーチ”のオーナーのジェレミーは、忙しくしながらも電話の対応でその男性は来ていないと話します。
翌日、かけてきた女性・エリザベスが店を訪れ、食べた物は『ポークチョップ』であると伝えると、ジェレミーはその男性は女性と来ていたと伝えます。
自分の彼氏が浮気をしていると知ったエリザベスは、別の日にジェレミーに鍵を渡し彼氏が来たら渡して欲しいと話します。
その後もいつまでもカウンターに鍵が置かれているのを確認しに来るエリザベスは、次第にジェレミーといろいろな話をするようになります。
閉店後、ジェレミーは会話の中で、店の“ブルーベリーパイだけ残るが、嫌いだからではなく選ばれないだけ”と話します。
その後彼氏の部屋の訪問を決意したエリザベスがアパートを訪ねると、女性の姿がありショックを受けるのです。
ある日店に姿を見せなくなったエリザベスから、ジェレミーあてにハガキが届きます。
それにはテネシー州のメンフィスに住んでいて、昼間はカフェ、夜はバーで忙しく働いていると書かれています。
エリザベスは酒を辞めたいという男性が気になり始め、ジェレミーはエリザベスの勤めるカフェを探して電話をかけまくるのでした・・・

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エリザベス役はノラ・ジョーンズ。
ピアノ弾き語りジャズ歌手＆ジャズ・ピアニスト、女優、という肩書です。
デビュー・アルバム『Come away with me』（邦題：『ノラ・ジョーンズ』）は、グラミー賞では主要3部門を含めノミネート部門すべてで受賞。
他の映画では、｢トゥー・ウィークス・ノーティス｣(2003)、｢テッド｣(2013)の出演があります。

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なんとも、とっても美味しそうです

皆さま、お立ち寄りありがとうでございます

「インデペンデンス・デイ」

1996年公開の映画の紹介です

監督は、ローランド・エメリッヒ。
アメリカの独立記念日（インデペンデンス・デイ）に起こった、SF・パニック映画です。
主演・出演は、ウィル・スミス、ビル・プルマン、ジェフ・ゴールドブラム、メアリー・マクドネル。

7月2日。
ニーメキシコ州・SETI(地球外生命探査研究所)で、赤いランプが点灯し月から信号の発信を確認します。
連絡を受けた国防総省・宇宙軍では、その後母船から直径24キロメートルもの40個体が地球に向かうのを確認します。
地上では電波の流れが悪くなり、放送局に勤めるデイヴィッドは衛星の信号に不審点を発見します。
間もなく円盤型の大型宇宙船が地球各地点に降り立ち、蛍光信号を発信のためのヘリは爆破されてしまいます。
元妻である大統領秘書・コニーに連絡を取ったデイヴィッドは、攻撃のカウントダウンが衛星の信号に入っていることを告げ大統領たちはヘリで避難します。
その後大型宇宙船は大規模な攻撃で町を爆破し、都市は消滅してしまうのです。
休暇を切り上げて基地に戻ったスティーブン・ヒラー大尉は、
「ETの首をひねってやる！」
と言って士気を盛り上げ戦闘機で攻撃に向かいます。
ところがシールドに阻まれ何とか一機撃墜したスティーブンは、その場で回収した物と共に偶然政府の秘密基地に到着するのです・・・

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見応え十二分な長編145分です。

大統領役は、ビル・プルマン。
続編の｢インデペンデンス・デイ: リサージェンス｣(2016)にも出演しています。
他、｢リセット｣(2012製作)、｢イコライザー｣(2014)、｢バトル・オブ・ザ・セクシーズ｣(2018)、｢ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢｣(2020)などの出演があります。

本作の続編
｢インデペンデンス・デイ: リサージェンス｣(2016)
監督：ローランド・エメリッヒ
出演：リアム・ヘムズワース、ビル・プルマン、ジェフ・ゴールドブラム

本作の続々編かは不明・・
※　WOWOWでは「アンノウン・アタック　未知からの襲撃」のタイトルで放映のようです

｢インデペンデンス・デイ｣(2021)
監督：ブランドン・スレイグル
出演：ロバート・ラサード、リチャード・グリエコ、タラ・リード

お立ち寄りありがとうございます
元はH・G・ウェルズの『宇宙戦争』だとか

「アオラレ」

今年5月公開の映画の紹介です

監督は、デリック・ボルテ。
誰かわからないほどの巨漢になったラッセル・クロウが主演の、サイコ・スリラー映画です。
他出演は、カレン・ピストリアス、ガブリエル・ベイトマン、ジミ・シンプソン。

一軒家の前で、トラックの中の汗だくの“男”は結婚指輪を外すと車の外へ出ます。
斧とポリを持った“男”は斧で扉をたたき壊すと、出てきた男性を斧で殴り女性の叫ぶ声の中家に火を放ちます。
ルイジアナ州ニューオーリンズ。
友人で弁護士のアンディの電話で起こされたレイチェルは、後で待ち合わせの約束をすると時計を見て慌てます。
また遅刻かと、うんざりしながら15歳の息子は母の運転する車の後部座席に乗ります。
ところが道路は渋滞していて、フリーウェイに入るもやはり渋滞です。
しかも青信号に変わっても動かない前のトラックに、イライラしたレイチェルはクラクションを長く2回鳴らします。
やっと動いたものの、その後トラックはレイチェルの横に着くとウインドウを下げるよう指示します。
ガタイが大きくひげ面の“男”は、その時のレイチェルの対応に更に腹を立てるのです。
息子を学校に送り届けた後、スタンドで給油しながら買い物をするレイチェルは、先ほどのトラックが止まっていることに気付きます。
事情を話すとスタンドの客が加勢してくれますが、“男”が客を撥ね飛ばすのを見てレイチェルは驚きます。
携帯を探すも見つからず、“男”は車の中からレイチェルの携帯を見せるのでした。
待ち合わせ場所で待つアンディはレイチェルに連絡が取れず困っていると、“男”が知り合いだと声をかけてきたのです・・

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原題は『Unhinged』
意味は「(精神的に)不安定な」「気の動転した」「動揺した」「錯乱した」などなんですね。

“男”役は、キャリア史上一番の難役に挑んだラッセル・クロウ。
脚本を初めて読んだ時は、
「この映画には絶対に出ないぞ」
と思ったとか。
インタビューでは、作品のテーマや演じた男の設定、心理状態についてなど語った後、
「自分が最も選びそうにない役だったから、やってみようと思った」

≪　この映画で、教訓になった事！！　≫

その一、むやみにクラクションを鳴らしてはいけない
その二、合図されても、車のウィンドウを下げてはいけない
その三、ウィンドウを下げてしまっても、対話してはいけない
その四、施錠していない車の中に携帯を置きっぱなしにしてはいけない
その五、運転中のスマホ操作は厳禁！！
その六、寝坊→渋滞→イライラする、状態になってはいけない

お立ち寄りありがとうございます
巨漢のラッセルは、な～んかジョン・グッドマンに似て見える・・

「阿修羅のごとく」

2003年公開の日本映画の紹介です

監督は、森田芳光。
テレビドラマ、2度の舞台など作られている、向田邦子脚本のドラマ映画です。
主演・出演は、大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里、深田恭子、仲代達矢、八千草薫、坂東三津五郎、小林薫、中村獅童、長澤まさみ。

昭和54年の冬。
ある日、竹沢家の三女・滝子が声をかけ、次女・巻子の自宅に長女・綱子、四女・咲子が集まります。
滝子は先日、父が公園で女性と子供と親しくしているところを見たと神妙に話します。
70歳の父なので、まさかと言って3人は笑いますが滝子は証拠を出そうと興信所の封筒を取り出します。
すると、巻子は見たくないと言って滝子の手を抑えるのです。
しかし、その後喧嘩になってしまい落ちた封筒から父と女性と男の子の姿が写った写真が出てしまいました。
綱子と巻子は滝子に案内され公園に行くと、写真の女性が歩いてくるのが見えました。
お金を渡して別れさせようと意気がる滝子でしたが、会釈をして通り過ぎてしまうのでした。
何とかしてほしいと巻子に頼まれた夫・鷹男は興信所の勝又に会い、
「無かった事にしてほしい」と話します。
すると突然滝子も現れ、勝又から書類を受け取るのです。
戸籍謄本で、父の息子ではない事がわかって滝子はホッとするのでした。
ある日、咲子が巻子に電話をし、どうして新聞に投稿したのか問い詰めます。
訳がわからずしどろもどろの巻子は、新聞を広げて驚くのです・・

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『テレビドラマ』(1979年1月～)(続編1980年1月～)
キャスト：加藤治子、八千草薫、いしだあゆみ、風吹ジュン、緒形拳、露口茂

『舞台』(2003)
キャスト：山本陽子、中田喜子、秋本奈緒美/森口博子、 藤谷美紀/細川ふみえ、南田洋子、長門裕之

『舞台』(2013)
キャスト：浅野温子、荻野目慶子、高岡早紀、奥菜恵、加賀まりこ、林隆三

お立ち寄りありがとうございます

まだまだたくさんの俳優さんたちが出演しています

「プロミスト・ランド」

2014年公開の映画の紹介です

監督は、ガス・ヴァン・サント。
主演のマット・デイモンが脚本の執筆もしている、社会派ドラマ映画です。
他出演は、ジョン・クラシンスキー、 フランシス・マクドーマンド、ローズマリー・デウィット。

エネルギー会社に勤めるスティーヴは、同僚のスーと共にペンシルヴェニアの田舎町へやって来ました。
スティーヴとスーの目的は、この土地の天然ガス“シェールガス”の採掘権を買うことでした。
2人は住民の家を一軒一軒まわって、地道に契約を結んでいきます。
ある日体育館で住民説明会を開きますが、高校教師のフランクが問題点を指摘し、2人の立場は悪くなります。
間もなく、環境保護団体の活動家を名乗るダスティンが町にやって来ました。
ダスティンは、自分の故郷でその問題点によって農場が荒廃したというのです。
更にダスティンは、牛の倒れている写真が載ったプラカードを町中に貼って回ります。
何とか立場を逆転しようと、スティーヴは縁日の開催を準備するも大雨で中止となってしまいました。
諦め始めた時、スティーヴはダスティンが貼りまくった写真で、ある事に気づくのです・・

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この映画は、ベルリン国際映画祭で「スペシャル・メンション」という賞を受賞しています。
表示では、『特別表彰』の事のようです。

≪　新たなエネルギー源・シェールガス　豆知識　≫

地下深くにある頁岩（シェール）層から採取される天然ガスのことです。
国家の経済や財政に多大な利益をもたらすとされる、天然エネルギーのようです。
でも、さまざまな報道やドキュメンタリー映画で、水質汚染などの環境面の弊害が懸念されているんですね。

お立ち寄りありがとうございます

問題点については、ご覧頂いて・・

「潜水服は蝶の夢を見る」

2008年公開の映画の紹介です

監督は、ジュリアン・シュナーベル。
ファッション誌『ELLE』の編集長、ジャン＝ドミニック・ボービーの回顧録が元になっているフランスの伝記・ドラマ映画です。
主演・出演は、マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、アンヌ・コンシニ、マックス・フォン・シドー。

ジャン＝ドー(ジャン＝ドミニック・ボービー)が目を覚ますと、ぼやけた視界に声が聞こえてきます。
「ボビーさん、目を開けて下さい。
長い眠りから覚めたんですよ」
『なんなんだ、ここは病院か？』
その後医師は、海軍病院である事や、ジャン＝ドーが3週間近く昏睡状態であった事、
脳血管の発作でほぼ全身が麻痺している“閉じ込め症候群”である事を伝えます。
間もなく機能しない右目も閉じられ、ジャン＝ドーは左眼しか動かせない状態になるのです。
若くて美しい理学療法士と言語療法士・アンリエットがジャン＝ドーの担当になり、アンリエットはコミュニケーションをとる方法を伝えます。
比較的よくつかわれるアルファベットをアンリエットが読むと、伝えたい単語の場所でジャン＝ドーが瞬きをし、書きとめて行くという方法です。
ジャン＝ドーは絶望の中、海底を漂う潜水服姿を時々思い浮かべます。
しかしある時、左目の他に「想像力」と「記憶」があり、ジャン＝ドーは潜水服を抜け出せると気がつきます。
以前ジャン＝ドーは出版社と本を出す契約をしていて、文章を綴る為の口述筆記者・クロード・マンディビルがジャン＝ドーの担当になるのです・・・

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“閉じ込め症候群”(Locked-in syndrome)とは、
重度の脳卒中の一つで、意識と記憶は正常だが全身が麻痺した状態の事のようです。

この映画はアカデミー賞で、「監督賞」「脚色賞」「撮影賞」「編集賞」のノミネートがあります。

ジャン＝ドー役は、マチュー・アマルリック。
この映画では、セザール賞主演男優賞を受賞しています。
｢007/慰めの報酬｣(2009)、｢グランド・ブダペスト・ホテル｣(2014)、｢永遠の門 ゴッホの見た未来｣(2019)、｢オキシジェン｣(2021・劇場未公開)などの出演があります。

実際の著書、未読なので速攻で購入しました

↓

お立ち寄りありがとうございます

本人の目線で綴られ、やってはいけないことが多々あることがわかりました

「パッション」

2013年公開の映画の紹介です

監督は、ブライアン・デ・パルマ。
フランス映画『ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて』のリメイク、サスペンス映画です。
主演・出演は、レイチェル・マクアダムス、ノオミ・ラパス、カロリーネ・ヘルフルト、ポール・アンダーソン。

大手広告代理店のベルリン支社で働くイザベルは、美しい上司・クリスティーンの自宅で新しい広告について話し合います。
間もなくクリスティーンの恋人・ダークがやってきてイザベルは素敵な豪邸を後にするのです。
その夜イザベルはアイディアを考え、助手であるダニに連絡しピチピチのジーンズを持ってくるよう話します。
朝早くに2人は撮影を終え、イザベルは勇んでクリスティーンに映像を見せます。
ところがクリスティーンは最後まで見終わらないうちに、それを持ってロンドンの会議にダークと参加するよう話すのです。
ロンドンのプレゼンではイザベルの広告サンプルは好評で、その後イザベルはダークと関係を持ってしまいます。
ところがその広告はクリスティーン自身が作ったものとされてしまい、驚くイザベルにクリスティーンは「ビジネス」と納得させてしまうのです。
しかもある日、ダークから別れを告げられたイザベルはクリスティーンの仕業と思いダニを呼んで広告の修正案についての方法を話します。
独断で仕事を進めたイザベルは高評価を得て、本社異動にはクリスティーンではなくイザベルを迎えると話されるのです。
そして、常に冷静を保つクリスティーンは、イザベルにあるものを見せるのです・・・

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この映画の原題は同じく『Passion』です。
2004年公開のメル・ギブソン監督の「パッション」は、邦題は同じですが原題は『The Passion of the Christ』です。

※　因みに“パッション”の意味は、
情熱や熱情、また激情のこと。
イエス・キリストの受難や受難劇、受難曲という意味もあるようです。

オリジナル版は、
｢ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて｣(2010年製作・劇場未公開)
監督：アラン・コルノー
出演：リュディヴィーヌ・サニエ、クリスティン・スコット・トーマス

ダニ役は、カロリーネ・ヘルフルト。
ドイツ・ベルリン生まれで、女優、映画監督、脚本家の肩書があるんですね。
｢パフューム ある人殺しの物語｣(2007)、｢愛を読むひと｣(2009)、｢ヴィンセントは海へ行きたい｣(2010製作・劇

場未公開)などの出演のほか、未公開作品がたくさんあります。

皆さま、いつもお立ち寄りありがとうございます

「カムバック・トゥ・ハリウッド!!」

今年6月公開の映画の紹介です

監督は、ジョージ・ギャロ。
1982年の映画『The Comeback Trail』のリメイク、クライム・コメディ映画映画です。
主演・出演は、ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマン、ザック・ブラフ、エミール・ハーシュ。

映画プロデューサーのマックスは、新作映画について甥で仕事仲間のウォルターと話しています。
大コケした作品で、すぐ側で抗議デモが行われているにも関わらす、マックスは認めていませんでした。
しかし出資者のレジーから金を返さないなら首を絞めると言われ、弟子で成功している若いジェームズにお金を借りに行きます。
ところがどんなにお金を積まれても渡したくない脚本『パラダイス』が欲しいと言われ、ウォルターにも説得されてマックスは譲渡契約を交わしてしまうのです。
マックスは半泣きしながら絶対主演を演じて欲しくない人気俳優を見行くと、ウォルターにサインをせがまれたその俳優は屋上から落下して命を落としてしまうのです。
喜ぶマックスですが、ジェームズに多額の保険金が入った事で悔しがります。
ある日次の製作の映画の為、荒野の老ガンマン役者を探しに老人ホームを訪ねると、往年のスター・デュークを見つけ話をつけるのです。
その後、お金の工面が出来ずレジーの手下に首を絞められながらマックスは声を絞り出します。
「・・・名優デュークに・・・多額の保険・・・詐欺・・・」
レジーは“詐欺”に反応し、多額の資金をつぎ込むのでした・・・

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実に、実に、大変豪華なコメディでございます！！

ウォルター役は、ザック・ブラフ。
｢終わりで始まりの4日間｣(2004年・劇場未公開)では、監督・脚本・主演、
インディペンデント・スピリット賞新人作品賞を受賞しているようです。
他、｢疑わしき戦い｣(2017年劇場未公開)の出演などがあります。

お立ち寄り、ありがとうございます
ロバート・デ・ニーロのスタイルにも、

笑える！！！

笑えた！！！

「神さまの言うとおり」

2014年公開の日本映画の紹介です

監督は、三池崇史。
金城宗幸原作・藤村緋二作画の漫画が原作の、15R指定のかなりグロイ、ホラー映画です。
主演・出演は、福士蒼汰、山崎紘菜、神木隆之介、染谷将太、
声の出演、トミーズ雅、前田敦子、山崎努。

学校のある教室で、教卓にのった赤いだるまが、
「だるまさんが転んだ」
としゃべり、振り向いて動く生徒の首をはね続けます。
だるまが後ろを向くたびに、残った生徒たちは息をつきながら汗だくになります。
「切り抜ける事を考えろよ」
サタケは冷静に言い、だるまの後ろのカウントダウンを見て高畑瞬に切り抜ける方法を伝えます。
決行後、だるまは「終了、終了」と叫び続けます。
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その日の朝、一時間目の授業が始まると居眠りをしそうになった瞬は教師に見つかりますが、その後教師は首をはねられ生徒たちは驚きます。
そして赤いだるまが教卓に居座り、惨劇が始まったのです。
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だるまは「お前らはネズミや、ネコが来たら終わり」としゃべり、
瞬は、他の教室の幼馴染みの秋元いちかと体育館に逃げ出します。
ところが体育館の床には文字が書かれていて、巨大な招き猫が現れたのです・・

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いちか役は、山崎紘菜。
｢悪の教典｣(2012)、｢金メダル男｣(2016)、｢50回目のファーストキス｣(2018)などの出演、
｢モンスターハンター｣(2021)では、受付嬢役でした。

お立ち寄りありがとうございます

さすが三池監督、

グロさは、超一流っ　(( ；ﾟДﾟ))

「テープ」

2003年公開の映画の紹介です

監督は、リチャード・リンクレイター。
｢ガダカ｣以来の共演が話題となった、サスペンス・ドラマ映画です。
主演・出演は、イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ロバート・ショーン・レナード。

ヴィンスは、モーテルの一室で下着姿のラフなスタイルになりビールを飲みます。
ビールの缶を潰してピッチングのまねをしたり、ストレッチをしたりしている処に、旧友・ジョンが訪ねてきます。
映画祭にも出展している映画監督であるジョンに対して、ヴィンスは肩書は消防勤務と言うも麻薬の売人をしている状態です。
付き合っていた女性と別れた話になると、ヴィンスの奇行が原因とジョンは言います。
10年前、付き合っていたエイミーの話になり、ヴィンスはある夜エイミーと何があったかジョンを問い詰めるのです。
しつこく聞かれ、ついにジョンが口を滑らせると、なんとヴィンスはバッグから今の会話を録音していたテープを取り出したのです。
更にヴィンスは、エイミーを電話で呼び出します。
ジョンがテープを奪おうと組合になっている時、ノックの音が聞こえます。
エイミーはジョンもいる事に驚き、3人は神妙な雰囲気になってくるのです・・・

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この映画は、ホテルの一室、ワンシチュエーションの87分の映画です。
3人のみの出演で、素晴らしい会話劇です。

ジョン役は、ロバート・ショーン・レナード
｢いまを生きる｣(1990)、｢エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事｣(1994)、｢ドリヴン｣(2001)などの出演があります。

画像、ショボっっ

「マリー・アントワネット」

2007年公開の映画の紹介です

監督は、ソフィア・コッポラ。
アメリカ合衆国・フランス製作の、伝記映画です。
主演・出演は、キルステン・ダンスト、マリアンヌ・フェイスフル、スティーヴ・クーガン、ジェイソン・シュワルツマン、ジェイミー・ドーナン。

1768年、オーストリアはフランスとの同盟の為、女帝マリア・テレジアの末娘マリーをフランス王妃とすることを決めます。
14歳のマリーはメルシー伯爵と数人の侍女と馬車に乗り、国境で別れを告げます。
そこではフランス国王がフランスの洋装に着替えたマリーを迎え入れ、夫となるルイと挨拶を交わします。
ヴェルサイユ宮殿での出迎えは、はじめは冷ややかだったものの、可愛らしさに微笑むものも出てきます。
そして結婚の儀式が終わると、翌日からマリーの世話はたくさんの女性たちが手間暇かけて行い、
「バカみたい」
と、マリーはつぶやいてしまうのです。
形式に縛られる中、マリーはドレスやスィーツは贅沢三昧になっていきます。
しかしルイが後継ぎを作ろうとしない事で、母上から「あなたが努力するよう」マリーは言われてしまうのです。

そして数年後、国王陛下が崩御しルイが国王となります。
17歳で正式に王妃となったマリーは、ギャンブルに明け暮れるようになるのです・・・

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アカデミー賞では、衣装デザイン賞を受賞しています。

担当はイタリア人の衣装デザイナーミレーナ・カノレロ。

デザイン賞ノミネートは過去9回、そのうち今回含めて4回の受賞があります。

他は「バリー・リンドン」「ダージリン急行」「グランド・ブダペスト・ホテル」

この映画の衣装は、ロココ美術に影響された曲線のあるデザイン、膨らんだスカートや、ディテールの凝った色とりどりのドレスなどが特徴で、帽子などの装飾品も大変見ごたえあります。

ヴェルサイユ宮殿での撮影で、撮影料は1日1万6千ユーロ。
日本円にすると、なんと現在で約210万円なんですねー。

でも、視聴者は大変楽しませていただきます。

ルイ16世役は、ジェイソン・シュワルツマン。
コメディ俳優さんのようです。
母はタリア・シャイア、
伯父にフランシス・フォード・コッポラ、
いとこにソフィア・コッポラ/ニコラス・ケイジ～～～～
｢ムーンライズ・キングダム｣(2013)、｢グランド・ブダペスト・ホテル｣(2014)などの出演、
｢フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊｣(監督：ウェス・アンダーソン/主演：ベニチオ・デル・トロ)が来年公開予定です。

外も中も豪華な、ヴェルサイユ宮殿

↓

お立ち寄り、ありがとうございます

女性の監督さんということもあり、

豪華な建物やゴージャスなスィーツを、演：キルステン目線でとても楽しめました

「アウトポスト」

今年3月公開の映画の紹介です

監督は、ロッド・ルーリー。
ジェイク・タッパーのノンフィクションが元になっている、実話の戦争映画です。
主演・出演は、スコット・イーストウッド、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、オーランド・ブルーム、マイロ・ギブソン。

『2006年、米陸軍は対ゲリラ作戦としてアフガニスタン北部に一連の前哨基地を築いた。
目的は、現地の人々と連携しパキスタンからのタリバン兵の流入を防ぐ事。』
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アフガニスタン、キーティング前哨基地。
ロメシャ二等軍曹他数名はヘリで基地に降り立ち、山の谷間、低地に位置する基地を見て「最悪な場所」とつぶやきます。
間もなくそびえ立つ崖の合間から銃が方々に撃たれ、兵士たちは応戦します。
その後キーティング大尉は皆を集め、現地の人々との友好関係について話します。
そして、現地の長老や若者が合議場を訪れキーティングは通訳を交えて忍耐強く話します。
「武器を捨てる者には、米国は補償を約束する。」
しかしキーティングは任務中命を落としてしまい、その後も大尉が入れ替わるなか基地の閉鎖の話が持ち上がります。
そして新大尉が着任前、閉鎖の数日前、基地は最悪の日を迎えるのです・・・

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原題の『The Outpost』は、前哨基地を指しています。
元になったノンフィクションの題名は『The Outpost: An Untold Story of American Valor』

重々しい程見ごたえのある戦闘シーンです。
クレジット後、本人達のインタビュー映像があります。

この映画は“批評家支持率は92%”と、高い評価を得ているようです。

ロメシャ(劇中は“ロー”と呼ばれています)役は、スコット・イーストウッド。
父親がクリント・イーストウッドは有名なところです。
クリント監督の映画の出演も多々あります。
他、｢フューリー｣(2014)、｢スーサイド・スクワッド｣(2016)、｢パシフィック・リム: アップライジング｣(2018)などの出演、
｢トランス・ワールド｣(2011年製作)、｢ロンゲスト・ライド｣(2015年製作)、｢スクランブル｣(2017)などの主演があります。

お立ち寄り、ありがとうございます
何を言ってもネタバレになりそうなので、一言、
「機会があったら、ぜひ、ご覧下さい！！」

「ドク・ハリウッド」

1991年公開の映画の紹介です

監督は、マイケル・ケイトン＝ジョーンズ。
ニール・シュルマンの小説が原作の、ラブ・コメ映画です。
主演・出演は、マイケル・J・フォックス、ジュリー・ワーナー、ブリジット・フォンダ、ウディ・ハレルソン、バーナード・ヒューズ。

ワシントンで病院に勤務する若いベンは、上手く急患を診ながら、翌日はロサンゼルスの美容整形病院に勤務する事で浮足立っていました。
そして翌日愛車を飛ばしていると渋滞に遭い、抜け道を通ってベンは意気揚々と運転を続けます。
ところが“サウスカロライナ州”の看板を見落としたベンは、牛をよけようとして民家の柵を壊してしまうのです。
丹精込めた手作りの柵である事で、なんとベンは小さい町・グレイディーで裁判にかけられてしまいます。
裁判官は、医師不足の為、数時間無料奉仕するようベンに言い渡します。
翌日老医師は姿を一向に現さず、ベンは住民の診察を始めます。
間もなく助手のルーに惹かれ始めたベンは、町長に1週間でルーを落として見せると賭けをするのです。
ところが小さい町では噂は筒抜けで、ルーは、

「町長に損をさせたら悪いから」

と、ベンにそっけない態度をとるのでした・・・

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ベン役は、今年60歳のマイケル・J・フォックス。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、テレビドラマでは「ファミリータイズ」が超有名です。
パーキンソン病は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」の撮影頃から兆候が見られたようです。
2010年からテレビドラマ「グッド・ワイフ」の第2シーズンから準レギュラーで出演、
2013年には、約13年ぶりの主演テレビドラマ「マイケル・J・フォックス・ショウ」の放送が開始されているんですね。
2020年11月、記憶力の低下から二度目の引退を決めたようです。

ルー役は、ジュリー・ワーナー。
｢フラットライナーズ｣(1991)、｢ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物｣(1994劇場未公開)などの出演がありますが、その後はDVD化がされていない映画の出演があります。

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若くて、かわいいマイキーです　(*´∪｀*)