「複製された男」

2014年公開の映画の紹介です

監督は、ドゥニ・ヴィルヌーヴ。
ジョゼ・サラマーゴの小説が原作の、カナダ製作、ミステリー映画です。
主演・出演は、ジェイク・ギレンホール、メラニー・ロラン、サラ・ガドン。

男性がある扉を開け中に入ると、すでに数人の男性がいて裸の女性を見ています。
間もなく銀の皿が運ばれてきて、ふたを開けると大きな蜘蛛が入っていたのです。
----------------------------------------------
大学で教鞭をとるアダムは、帰宅すると恋人のメアリーが訪ねてきて朝まで過ごしメアリーは帰っていきます。
アダムの日々は同じように繰り返され、ある日同僚から観たと言う映画の話をされます。
レンタル店でその映画を借りたアダムは、メアリーが寝てから観はじめます。
翌朝目を覚ましたアダムは気になってビデオを観直すと、自分と瓜二つの男性が映っているのを目にします。
キャストなど検索したアダムは、男性がダニエル・センクレアという俳優であると知ります。
その後事務所を訪ねたアダムはその俳優と間違われ、アダムは預かりの郵便物を受け取って住所も知ってしまうのです。
更に電話番号を調べたアダムが公衆電話からかけると女性が出て、「アンソニー？」と聞かれます。
『アンソニー』は役者の本名で、声もそっくりな事がわかりアダムは電話を置いてしまいます。
一方アンソニーの妻は今の電話を不思議に思い、帰宅後アンソニーに伝えます。
アンソニーは言葉を濁し、その後パソコンで調べ、アダムに行きつきます。
浮気を疑うアンソニーの妻は、メモを探し出しアダムの勤める大学に向かうのです・・・

*****************************************************

映画の原題は『Enemy』で、意味は「敵」
小説の原題は『The Double』、意味は文字通り「二重の、二様の、対の、など」
邦題・・ネタバレっぽいですぞ・・・

この映画は、“カナダ・スクリーン・アワード”で「最優秀作品賞」「監督賞」を受賞しているようです。

アダムとアンソニーの二役はジェイク・ギレンホール。
劇中でも様相があまり大差のない2人。
ジェイク曰く、
「二人の外見にはあまり差をつけず、態度や行動でそれとわかるように心掛けた。
二人は別々の人間だけど、でも“同じ動力源”で動いていると僕は理解している。」

≪　おまけ　1人ふた役演じている映画　≫

｢アイランド｣(2005)
監督：マイケル・ベイ
二役の俳優：ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン

｢仮面の男｣(1998)
監督：ランダル・ウォレス
二役の俳優：レオナルド・ディカプリオ

｢クラウド アトラス｣(2013)
監督：ラナ・ウォシャウスキー、トム・ティクヴァ、アンディ・ウォシャウスキー
二役以上：トム・ハンクス、ハル・ベリー、ヒュー・グラント、スーザン・サランドンなど

｢レジェンド 狂気の美学｣(2016)
監督：ブライアン・ヘルゲランド
二役の俳優：トム・ハーディ

｢セブン・シスターズ｣(2017)
監督：トミー・ウィルコラ
なんと、7役：ノオミ・ラパス

｢スプリット｣(2017)
監督：M・ナイト・シャマラン
多重人格者！！：ジェームズ・マカヴォイ

｢サバービコン 仮面を被った街｣(2018)
監督：ジョージ・クルーニー
二役の俳優：ジュリアン・ムーア

まだまだあります

お立ち寄りと応援、ありがとうございます

ワンシーンに、同じ人物が何人も映る技術って・・今は簡単なんでしょうね～

「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」

2010年公開の日本映画の紹介です

監督は、錦織良成。
監督の島根3部作の最終作、ヒューマン・ドラマ映画です。
主演・出演は、中井貴一、高島礼子、本仮屋ユイカ、三浦貴大、奈良岡朋子、橋爪功、遠藤憲一。

大手家電メーカーの経営企画室長、筒井肇はある日上司に呼ばれ取締役への昇進を知らされます。
その後会社として肇は、同期で親友でもある工場長の川平に工場閉鎖を告げに行きます。
肇は本部に戻ってもらう話しを川平にしますが、川平は「好きなのは物作りでコツコツと言いものを作りたい」と言うのです。
ある夜島根の母親が倒れ、仕事があるからとすぐ行こうとしない肇と妻・由紀子に、娘・倖は家族が心配ではないのかと怒りだします。
結局、翌日電車で肇と倖は病院に行き容体を確認します。
その後実家で昔の写真を見る肇に倖が箱の中身を尋ねると、小さい頃電車運転士になりたかった話しを肇はするのです。
そして、あるきっかけで肇はやりたいことを見つめ直します。
数日して肇は倖に、地元の『運転士募集』のチラシ見せ受けると言って驚かれます。
倖「年齢制限はないの？」
肇「二十歳以上」
そういう問題ではない、と言いながら倖は笑うのです・・

****************************************************
倖役は、本仮屋ユイカ。
テレビドラマはたくさんの出演があります。
｢風の残響｣(2004)、｢ラブレター 蒼恋歌｣(2006)などの主演、
映画では、｢スウィングガールズ｣(2004)、｢吉祥天女｣(2007)、｢ワイルド7｣(2011)、｢ピーチガール｣(2017)、｢しあわせのマスカット｣(2021年5月)などの出演があります。

皆様、お立ち寄りと応援ありがとうございます

昨日は、本当にたくさんのご訪問をいただきました

改めて、ますます、どんどん、たくさんの映画や映画情報のご紹介をしていきたいと思いましたですぞ

≪ 番外編 アカデミー賞 多数ノミネートの映画紹介です ≫

今回待望の邦画の選出があり、はりきってレビューしちゃってます

「パワー・オブ・ザ・ドッグ」
監督：ジェーン・カンピオン
出演：ベネディクト・カンバーバッチ、キルスティン・ダンスト
※　牧場が舞台のドラマ映画

「ベルファスト」
監督：ケネス・ブラナー
出演：ジュード・ヒル、カトリーナ・バルフ、カトリーナ・バルフ
※　監督の幼少期を投影した自伝的ドラマ映画

「ウエスト・サイド・ストーリー」
監督：スティーヴン・スピルバーグ
出演：アンセル・エルゴート、レイチェル・ゼグラー
※　ミュージカル・ロマンス・ドラマ映画

「コーダ あいのうた」
監督：シアン・ヘダー
出演：エミリア・ジョーンズ、トロイ・コッツァー
※　聴覚障害者の両親をもつ子供が主人公のドラマ映画

「ドライブ・マイ・カー」
監督：濱口竜介
出演：西島秀俊、三浦透子、岡田将生
※　村上春樹の短編小説が原作のドラマ映画

「リコリス・ピザ」
監督：ポール・トーマス・アンダーソン
出演：アラナ・ハイム、クーパー・ホフマン、ショーン・ペン
※　フィリップ・シーモア・ホフマンの息子さまが主演の、青春映画

「ドリームプラン」
監督：レイナルド・マーカス・グリーン
出演：ウィル・スミス、 アーンジャニュー・エリス
※　テニス選手セリーナ・ウィリアムズの父でコーチのリチャード・ウィリアムズの伝記映画

「DUNE/デューン 砂の惑星」
監督：ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演：ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック
※　フランク・ハーバートのSF大河小説が原作の2部作の1作目、SF映画

「ドント・ルック・アップ」
監督：アダム・マッケイ
出演：レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ローレンス、ケイト・ブランシェット、メリル・ストリープ、ジョナ・ヒル、ティモシー・シャラメ、マーク・ライランス
※　豪華キャストなブラック・コメディ映画

既に観れるのもあるけど、
もう、どんどん観なくては！！
さて、ふくが一番観たいのはどれでしょう？
正解は、一番下に
↓

皆様、お立ち寄りとポチ押しの応援ありがとうございます

正解は『DUNE/デューン 砂の惑星』

原作、大好きだったんだもん　(*´∪｀*)

≪ 番外編 2022年 アカデミー賞 ノミネート作品 ≫

受賞作品は日本時間の2022年3月28日(月)に発表予定です

観たい映画が並んでいます
明日は、ノミネートの多い作品の紹介を載せたいと思いますです

【作品賞】
『ベルファスト』
『コーダ あいのうた』
『ドント・ルック・アップ』
『ドライブ・マイ・カー』
『DUNE/デューン 砂の惑星』
『ドリームプラン』
『リコリス・ピザ』
『ナイトメア・アリー』
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
『ウエスト・サイド・ストーリー』

【監督賞】
ケネス・ブラナー『ベルファスト』
濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』
ポール・トーマス・アンダーソン『リコリス・ピザ』
ジェーン・カンピオン『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
スティーヴン・スピルバーグ『ウエスト・サイド・ストーリー』

【主演男優賞】
ハビエル・バルデム『愛すべき夫妻の秘密』
ベネディクト・カンバーバッチ『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
アンドリュー・ガーフィールド『tick, tick... BOOM!: チック、チック...ブーン！』
ウィル・スミス『ドリームプラン』
デンゼル・ワシントン『マクベス』

【主演女優賞】
ジェシカ・チャステイン『タミー・フェイの瞳』
オリヴィア・コールマン『ロスト・ドーター』
ペネロペ・クルス『Parallel Mothers(英題)』
ニコール・キッドマン『愛すべき夫妻の秘密』
クリステン・スチュワート『スペンサー ダイアナの決意』

【助演男優賞】
キアラン・ハインズ『ベルファスト』
トロイ・コッツァー『コーダ あいのうた』
ジェシー・プレモンス『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
J・K・シモンズ『愛すべき夫妻の秘密』
コディ・スミット＝マクフィー『パワー・オブ・ザ・ドッグ』

【助演女優賞】
ジェシー・バックリー『ロスト・ドーター』
アリアナ・デボーズ『ウエスト・サイド・ストーリー』
ジュディ・デンチ『ベルファスト』
キルスティン・ダンスト『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
アーンジャニュー・エリス『ドリームプラン』

【国際長編映画賞】
『ドライブ・マイ・カー』(日本)
『Flee』(デンマーク)
『The Hand of God』(イタリア)
『ブータン 山の教室』(ブータン)
『The Worst Person in the World』(ノルウェー)

【脚本賞】
ケネス・ブラナー『ベルファスト』
アダム・マッケイ、デヴィッド・シロタ『ドント・ルック・アップ』
ザック・ベイリン『ドリームプラン』
ポール・トーマス・アンダーソン『リコリス・ピザ』
エスキル・フォクト、ヨアキム・トリアー『The Worst Person in the World(英題)』

【脚色賞】
シアン・ヘダー『コーダ あいのうた』
濱口竜介、大江崇允『ドライブ・マイ・カー』
ジョン・スペイツ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、エリック・ロス『DUNE/デューン 砂の惑星』
マギー・ギレンホール『ロスト・ドーター』
ジェーン・カンピオン『パワー・オブ・ザ・ドッグ』

【撮影賞】
『DUNE/デューン 砂の惑星』
『ナイトメア・アリー』
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
『マクベス』
『ウエスト・サイド・ストーリー』

【編集賞】
『ドント・ルック・アップ』
『DUNE/デューン 砂の惑星』
『ドリームプラン』
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
『tick, tick... BOOM!: チック、チック...ブーン！』

【美術賞】
『DUNE/デューン 砂の惑星』
『ナイトメア・アリー』
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
『マクベス』
『ウエスト・サイド・ストーリー』

【衣装デザイン賞】
『クルエラ』
『シラノ』
『DUNE/デューン 砂の惑星』
『ナイトメア・アリー』
『ウエスト・サイド・ストーリー』

【メイクアップ＆ヘアスタイリング賞】
『星の王子ニューヨークへ行く 2』
『クルエラ』
『DUNE/デューン 砂の惑星』
『タミー・フェイの瞳』
『ハウス・オブ・グッチ』

【作曲賞】
ニコラス・ブリテル『ドント・ルック・アップ』
ハンス・ジマー『DUNE/デューン 砂の惑星』
ジャーメイン・フランコ『ミラベルと魔法だらけの家』
アルベルト・イグレシアス『Parallel Mothers』
ジョニー・グリーンウッド『パワー・オブ・ザ・ドッグ』

【歌曲賞】
『Be Alive』(『ドリームプラン』)
『2匹のオルギータス』(『ミラベルと魔法だらけの家』)
『Down to Joy』(『ベルファスト』)
『No Time to Die』(『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』)
『Somehow You Do』(『Four Good Days(原題)』)

【音響賞】
『ベルファスト』
『DUNE/デューン 砂の惑星』
『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
『ウエスト・サイド・ストーリー』

【視覚効果賞】
『DUNE/デューン 砂の惑星』
『フリー・ガイ』
『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』
『シャン・チー／テン・リングスの伝説』
『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』

【長編アニメ映画賞】
『ミラベルと魔法だらけの家』
『Flee』
『あの夏のルカ』
『ミッチェル家とマシンの反乱』
『ラーヤと龍の王国』

「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」

2013年製作、劇場未公開の映画の紹介です

監督は、マイケル・ベイ。
実話の、クライム・コメディ映画です。
主演・出演は、マーク・ウォールバーグ、アンソニー・マッキー、ドウェイン・ジョンソン、トニー・シャルーブ、エド・ハリス。

1995年、6月17日。マイアミ。
筋肉マニアのダニエル・ルーゴは、トレーニング中何台かのパトカーを見て慌てて走りだします。
しかし阻まれ、車にあたってしまうのです。
それより前。
小さい頃から鍛える事が趣味だったダニエルは、ジムでトレーナーとして働きいています。
面接の時の有言実行で、ダニエルはジムの収益をかなりあげ主任に収まりました。
しかしもっといい仕事がしたいと言う欲望は抑えられず、ダニエルはある計画を思いつき同僚のエイドリアンと、前科で仕事に就けないポールに声をかけます。
ダニエルはジムで担当している金持ちのヴィクターを誘拐して財産を全部とってやろうと、2人に話します。
乗り気ではない2人も計画に参加し、仮面をかぶってヴィクターを拉致します。
ところが、ヴィクターはどんなことをされてもサインをしようとせず、数日も監禁する事になってしまうのです・・・

**************************************************
気の毒なヴィクター役は、トニー・シャルーブ。
｢バートン・フィンク｣(1992)、｢メン・イン・ブラック｣(1997)、｢マーシャル・ロー｣(2000)、｢1408号室｣(2008)｢レディ・ガイ｣(2018)、｢ジャコメッティ 最後の肖像｣(2018)などの出演があります。

皆様、お立ち寄りと応援ありがとうございます

確かに、サイテーの計画でござるぞ

「フォレスト・ガンプ/一期一会」

1995年公開の映画の紹介です

監督は、ロバート・ゼメキス。
ウィンストン・グルームの小説が原作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト、ゲイリー・シニーズ、ミケルティ・ウィリアムソン、ハーレイ・ジョエル・オスメント。

よく晴れた空に一本の鳥の羽が舞い降り、足元に落ちた羽を拾ったフォレスト・ガンプはカバンを開けて本に挟みます。
バスを待つベンチに座っているフォレストは、隣に座る女性にチョコレートを薦め自分の生い立ちを話し始めます。
---------------------------------------------
母一人に育てられているフォレストは、幼い頃背骨が曲がっていて矯正の為足装具をつけます。
小学校入学の時、フォレストはIQが満たなくて養護学校を勧められるも母の努力で普通学級に入学できました。
仲良くなっていつも一緒のジェニーはある日、いじめられっ子にちょっかいを出されるフォレストに、
「走って逃げて」
と繰り返し、走るフォレストはいつしか足装具が壊れてもすごいスピードで走り続けるのです。
高校に入ってもジェニーの助言を守るフォレストは、ある日アメフトの試合中のフィールドを突っ切り、それ以来アメフトで活躍するようになるのです。
推薦入学の大学でもフィールドを走り続け、フォレストは活躍するのでした。
卒業式も母は鼻高々で、フォレストは男性に卒業後の事を聞かれます。
そして、フォレストはアメリカ陸軍に入隊するのです・・・

*****************************************************
この映画はアカデミー賞で、
「作品賞」「監督賞」「主演男優賞/トム・ハンクス」「脚色賞」「編集賞」「視覚効果賞」
を受賞、
「助演男優賞/ゲイリー・シニーズ」「作曲賞」「音響編集賞」「録音賞」「美術賞」「撮影賞」「メイクアップ賞」の、ノミネートがあります。

ジェニー役は、このころ20代後半のロビン・ライト。
｢メッセージ・イン・ア・ボトル｣(1999)、｢アンブレイカブル｣(2001)、｢歌う大捜査線｣(2005)、｢こわれゆく世界の中で｣(2007)、｢ワンダーウーマン｣(2017)シリーズなどの出演があります。

劇中のフォレストの母の言葉は、「アメリカ映画の名セリフベスト100」の40位です。
『「ママは言ってた。
人生はチョコレートの箱みたいって。
食べるまで中身は分からない」』

≪　おまけ　「アメリカ映画の名セリフベスト100」　≫

※　2005年6月のアメリカテレビ番組内、1,500人以上の映画関係者によるもののようです

1位　｢俺には関係ない｣(風と共に去りぬ/レット・バトラー)
2位　｢嫌とは言えない申し出をする｣(ゴッドファーザー/ヴィトー・コルレオーネ)
3位　｢違う、タイトルを取れたんだ。多少は大きな顔もできる身になれた。見ろ、今のこの俺はただのヤクザだ｣(波止場/テリー・マロイ)
4位　｢トト、ここはカンザスじゃないみたいよ｣(オズの魔法使/ドロシー・ゲイル)
5位　｢君の瞳に乾杯｣(カサブランカ/リック・ブレイン)
6位　｢やれよ、楽しませてくれ｣(ダーティハリー4/ハリー・キャラハン)
7位　｢デミル監督、クローズアップを｣(サンセット大通り/ノーマ・デズモンド)
8位　｢フォースと共にあらん事を｣(スター・ウォーズ/ハン・ソロ)
9位　｢大荒れするからシートベルト着用よ｣(イヴの総て/マーゴ・チャニング)
10位　｢俺に言ってんのか?｣(タクシードライバー/トラヴィス・ビックル)

13位　｢愛とは決して後悔しない事｣(ある愛の詩/ジェニファー・バレット)
14位　｢昔、国勢調査員が私にテストをしようとした。
そいつの肝臓をソラマメと極上のキャンティと一緒に食ってやった｣(羊たちの沈黙/ハンニバル・レクター)
35位　｢大型船を呼ぼう｣(ジョーズ/マーティン・ブロディ)
37位　｢また戻ってくる｣(ターミネーター2/T-800)
41位　｢商売は銀行強盗｣(俺たちに明日はない/クライド・バロウ)
44位　｢死んだ人が見えるんだ｣(シックス・センス/コール・シアー)
47位　｢シェーン、シェーン、カムバック!｣(シェーン/ジョーイ・スターレット)
61位　｢これがご挨拶だ!｣(スカーフェイス/トニー・モンタナ)
68位　｢ジョニー登場!｣(シャイニング/ジャック・トランス)
80位　｢エイドリアン!｣(ロッキー/ロッキー・バルボア)

お立ち寄りと、ポチ押しの応援ありがとうございます

名セリフは、読んだだけでシーンが浮かぶからすごいです

「ザ・ウォーカー」

2010年公開の映画の紹介です

監督は、アルバート・ヒューズ、アレン・ヒューズ。
近未来のサスペンス映画です。
主演・出演は、デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、ジェニファー・ビールス、マルコム・マクダウェル。

近未来、戦争で文明も荒廃した世界。アメリカ。
リュックを背負った“ウォーカー(旅する者)”は、荒れ果てた住居を物色し捕えた獲物を焼いて食べます。
イヤフォンを付けて曲を聞きますが、バッテリーが少なくなっていることに気付きます。
翌日、声をかけられた女性に近づくと数人の盗賊が現れますが、“ウォーカー”は鉈(なた)で一掃してしまうのです。
一方、ある町の支配者カーネギーは、たくさんの部下が集めてきた本を見てがっかりします。
カーネギーは一冊の本を執拗に求めていたのです。
充電を終えた“ウォーカー”が酒場で男たちに絡まれ戦う姿を見ていたカーネギーは、“ウォーカー”を二階に呼びます。
力を貸してほしいと言うカーネギーの頼みを断る“ウォーカー”ですが、その晩は泊る事にしソラーラと言う若い娘をあてられます。
翌日ソラーラの言葉で、“ウォーカー”が求める本を持っていることにカーネギーは気付くのです。
しかし上手く“ウォーカー”はその場を離れ、ソラーラも“ウォーカー”を頼って歩みをともにします。
“ウォーカー”はソラーラに、西へ向かう理由と本の秘密を教えるのです・・・

**************************************************************
原題は『The Book of Eli』
直訳で「イーライの本」。

あらすじには登場しませんが、ソラーラの盲目の母親・クローディア役は今年58歳のジェニファー・ビールス。
｢フラッシュダンス｣(1983)がとても有名ですが、デビュー作はクレジットなしの｢マイ・ボディガード｣(1980)のようです。
テレビドラマの出演も多く、映画は他に
｢青いドレスの女｣(1996)、｢ニューオーリンズ・トライアル｣、(2004)｢白い闇の女｣(2017)、｢アフター｣(2019製作)などの出演があります。

皆様、ご訪問と応援、いつもありがとうございます

レンタル時、予告CMで見つけた映画です

予告CMはかな～り楽しみです

「パパが遺した物語」

2015年公開の映画の紹介です

監督はガブリエレ・ムッチーノ.
ラッセル・クロウが製作総指揮・主演を兼ねたドラマ映画です。
他出演は、アマンダ・セイフライド、アーロン・ポール、ダイアン・クルーガー。

小説家のジェイクは妻と娘・ケイティと3人で幸せに暮らしていました。
しかし２人の乗った車が交通事故に遭い、妻は亡くなりジェイクも入院し、ジェイクの人生は一変してしまいます。
退院後、ジェイクは手の震えで精神病院へ入院する事が決まり、幼いケイティを妻の姉・エリザベス夫婦に預けます。
ジェイクが退院するも、エリザベスはケイティを養女にしたいと執拗に言ってきます。
ジェイクの新作は評判が悪く、病気も一向に治る気配がありません。
このままでは本当に姉夫婦にケイティをとられてしまうと、ジェイクの不安は募ります。
------------------------------------------------
時は流れ、大人になったケイティは人一倍綺麗な女性になりました。
しかし、他人を愛することが出来ず、男性と一夜限りの関係を続けてばかりいるのです。
ある時知り合ったキャメロンは、ジェイクの小説である『父と娘』の大ファンだと言う事がわかりました。
そして“娘”がケイティと知ると、大喜びしたのです・・・

****************************************************
ジェイク役はラッセル・クロウ。
ニュージーランド出身なんですね。
ラッセル曰く、
「感動した脚本は引き受けると決めている」
この映画の脚本で号泣したとか。
｢ソー:ラブ・アンド・サンダー｣(今年夏)の公開が控えています。

ケイティ役はアマンダ・サイフリッド。
｢レ・ミゼラブル｣(2012)では、全米映画俳優組合賞キャスト賞ノミネート、
｢Mank/マンク｣(2020)では、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされています。
近年では、｢レフト -恐怖物件-｣(2020製作)の出演、｢闇はささやく｣(2021製作)の主演があります。

皆様、お立ち寄りとぽち押しの応援ありがとうございますですぞ

「ライトハウス」

2021年7月公開の映画の紹介です

監督は、ロバート・エガース。
モノクロのホラー・スリラー映画です。
主演・出演は、ロバート・パティンソン、ウィレム・デフォー。

灯台守の2人の男性は船で灯台の島に着き、建物に入ります。
『若者』と『老人』は無言のまま荷物を寝室に置きます。
『若者』は座ったベッドに穴を見つけ、押し込まれた物を取り出すと人魚の置きものでした。
食事の時、『老人』は祈りとしての言葉の後に酒のカップを掲げます。
「4週間に、乾杯」
『若者』は断りますが、『老人』はここでは自分に従うよう強く言います。
更に割り当ての仕事を言い、自分は灯室にいると言うのです。
規則では交代性のはず、という『若者』の言葉に『老人』は耳を貸そうとしないのです。
仕事をする時にカモメが邪魔をして『若者』が追い払うと、『老人』は殺しでもしたら不吉だから絶対しないよう忠告をします。
その後もたくさんの仕事をこなす『若者』は、『老人』からことごとく小言を言われ続け、苛立ったある日一羽のカモメを殺してしまうのです。
その後、気になって仕方がない灯室を覗こうとすると、『若者』はあるものが横切るのが見えたのです・・・

*****************************************************
この映画は、カンヌ国際映画祭の監督週間で世界初上映され「国際映画批評家連盟賞の独立選出部門を受賞しているんですね。
アカデミー賞では「撮影賞」のノミネートがあります。

『老人』役は、今年66歳のウィレム・デフォー。
｢プラトーン｣(1987)、｢シャドウ・オブ・ヴァンパイア｣(2001)、｢フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法｣(2018)では、アカデミー賞助演男優賞ノミネート、
｢永遠の門 ゴッホの見た未来｣(2019)では、アカデミー賞主演男優賞のノミネートがあります。

『若者』役は、演じるごとに顔が違って見えるロバート・パティンソン。
｢ハリー・ポッターと炎のゴブレット｣(2002)シリーズ、｢トワイライト～初恋～｣(2009)シリーズの出演が有名です。
近年では｢TENET テネット｣(2020)の出演、
これから公開予定の「THE BATMAN-ザ・バットマン-」ではバットマン役です。

皆様、お立ち寄りと応援ありがとうございます

モノクロは、観ていると自然と慣れてくるのが不思議でございます

｢サンクタム｣

2011年公開の映画の紹介です

監督は、アリスター・グリアソン。
実話が元になっている、アドベンチャー映画です。
主演・出演は、リチャード・ロクスバーグ、ヨアン・グリフィズ、リース・ウェイクフィールド。

パプアニューギニア。
冒険家フランク・マクガイルの息子ジョシュは、着水した水上機から降りるスポンサーのカールと登山家のヴィクトリアを迎えます。
3人はヘリで飛び、原生林の奥の前人未到の洞窟“エスぺリト・エサーラ”に着きます。
洞窟の地下2000メートルには前方基地があり、フランク達のチームが、地下水路を見つける為に潜水を開始していました。
降りてきたジョシュは、着くなりフランクから仕事をしていないことを叱責されてしまいました。
間もなくフランクが潜水し、何度か潜って疲れている様子のジュードも一緒に潜ります。
しかし素晴らしいポイントを発見した後、引っかかった酸素チューブが破壊してジュードは命を落としてしまうのです。
ジョシュはフランクのせいと怒り、魅力を感じない洞窟は岩ばかりと愚痴を言うのです。
地上では嵐がサイクロンに変わり、地上からは避難の連絡をするも通信が途絶えてしまいます。
先に戻ってその連絡を聞いたジョシュは、フランク達に伝えに戻ります。
しかし増水が始まっていて、ジョシュ達は行く手を阻まれてしまうのです・・・

*****************************************************
原題は同じ『Sanctum』です。
意味は「聖域」。

ジョシュ役は、リース・ウェイクフィールド。
｢+1［プラスワン］｣(2014)、｢ラストウィーク・オブ・サマー｣(2017製作)などの主演・出演があります。

フランク役は、リチャード・ロクスバーグ。
｢ミッション:インポッシブル2｣(2000)、｢ムーラン・ルージュ｣(2001)、｢ヴァン・ヘルシング｣(2004)、｢ハクソー・リッジ｣(2017)などの出演があります。

余談ですが、2018年にタイの洞窟で起きた遭難事故が映画製作されています。
「サーティーン・ライヴズ（原題） / Thirteen Lives」
監督：ロン・ハワード
出演：ヴィゴ・モーテンセン、コリン・ファレル、ジョエル・エドガートン

皆様、ご訪問とポチ押しの応援ありがとうございます

逃げ道がわからないって、なんて怖いっ((( ；ﾟДﾟ))

「四日間の奇蹟」

2005年公開の日本映画の紹介です

監督は、佐々部清。
浅倉卓弥の小説が原作の、ファンタジー・ドラマ映画です。
主演・出演は、吉岡秀隆、石田ゆり子、西田敏行、中越典子、尾高杏奈。

老人ホームで知的障害を持つ少女千織がピアノを演奏し、元有名なピアニスト・如月敬輔は車に乗せて次の場所に向かいます。
向かいながら敬輔は白い手袋をはめた左手の過去を思い出します。
海外での演奏の後銃を持った男性がロビーに現れ、千織をかばった時に指を撃たれてしまったのです。
その後敬輔は両親を撃たれた千織を引き取る事になり、素晴らしいピアノ演奏をする千織とあちこちを回っているのです。
依頼された療養所に着くと、職員の岩村真理子は2人を暖かく迎え、人見知りの千織は心を開いていくのです。
翌日千織の演奏の後、真理子と千織は外で突然の落雷にあたってしまいます。

千織をかばった真理子は意識不明の重体になり、目を覚ました千織はしばらく言葉を発しようとしませんでした。
敬輔と2人になった千織は、いつもの片言ではない流れるよう言葉を話し始めます。
「私、千織ちゃんじゃありません、
真理子なんです。」・・・

********************************************************
原作は、第1回『このミステリーがすごい!』大賞の金賞受賞作品です。

千織役は、この時15歳ほどの尾高杏奈。
オーディションで1,000人の候補者の中から選ばれたようです。
｢出口のない海｣(2006)、｢同窓会｣(2008)、｢白鳥麗子でございます! THE MOVIE｣(2016)などの出演があります。

お立ち寄りありがとうございます

「キラー・エリート」

2012年公開の映画の紹介です

監督は、ゲイリー・マッケンドリー。
元SAS隊員のラナルフ・ファインズの小説が原作の、実話でもあるアクション映画です。
主演・出演は、ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェン、ロバート・デニーロ。

1980年。メキシコ、ラ・ホヤ
プロの殺し屋ダニーとハンターは作戦を開始し、車を挟み撃ちにするとダニーは標的を殺害しますが同乗の少年は殺せず足を洗うことを決めるのです。
１年後。オーストラリア、ヤラ・ヴァレー。
穏やかに暮らしているダニーに、ある日郵便が1通届きます。
航空券と、囚われているハンターの写真でダニーは驚き迎えの車に乗ります。
依頼人はオマーン族のシーク(長老)で、息子3人を殺した犯人・SAS(特殊部隊)の報復後ハンターを引き渡すとダニーは話されます。
ハンターを助けるため、ダニーは元仲間だった数人に声をかけ情報を集め1人目の殺害に成功します。
やがてダニーたちの動きに元SASのスパイクは気付き、次の標的の関係場所でダニーと鉢合わせするのです・・

****************************************************
ラナルフ・ファインズは探検家でもあるようでして、
著作本『The Feather Men』は実体験を基にした冒険小説のようです。
日本での出版は映画の題名と同じです。

お立ち寄りと応援、ありがとうございます

デ・ニーロは、出演までも果てしなく続きます・・・

「人生、ブラボー!」

2013年公開の映画の紹介です

監督は、ケン・スコット。
実話を元にしたカナダのコメディ映画です。
主演・出演は、パトリック・ユアール、ジュリー・ルブレトン、アントワーヌ・ベルトラン。

「必要なものはすべてあります、終わったら呼んで下さい」
契約書にサインした個室の男性は、カップを前に裸の女性が載った雑誌をめくり始めます。
20年後。
42歳で独身のダヴィッドは、父が経営する精肉店で兄と働く毎日です。
しかし毎日をダラダラ過ごすダヴィッドには多額の借金があり、取り立て屋に大変な目にあわされるのです。

ある日、鍵が壊れていたと自宅に入り込んでいた弁護士からダヴィッドは驚くことを言われました。
「あなたは20年前に‘スターバック’という偽名で693回の精子提供し、
それによって533人の子供がいて、142人から父親捜しを依頼されている」
ダヴィッドは親友の弁護士・アボカットに相談し、弁護を引き受けたアボカットから間もなく142人のプロフィールを渡されました。
一旦ゴミ箱に捨てたダヴィッドですが、拾い直して一枚を引きぬきます。
すると有名なサッカー選手で、ダヴィッドは試合を見に行ってゴールに歓喜するのです。
その後も1人ずつ様子を伺いながらそれとなく手助けをしていくダヴィッドは、父親について考えるようになります。
ところがアボカットは、勝つことに躍起になっていくのです・・・

****************************************************
この映画は、トロント国際映画祭で「観客賞」2位だったようです。

アメリカ版リメイクがありました。

｢人生、サイコー!｣(2013劇場未公開)
監督：ケン・スコット
出演：ヴィンス・ヴォーン、クリス・プラット、コビー・スマルダーズ

皆様、お立ち寄りとポチ押しの応援ありがとうございます

いい映画でしたぞ～～　(*´∪｀*)

「ブラック・スワン」 Re

2011年公開の映画の紹介です

監督はダーレン・アロノフスキー。
ジャンルはなんと、R15+指定のサイコスリラーです。
主演・出演は、ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス、ウィノナ・ライダー。

ニューヨーク。
元バレリーナの母と暮らすニナは、一流バレエ団に所属し、練習に励みます。
その日の練習に演出家のトマが姿を現し、練習風景を見ています。
途中で遮ったトマは、『白鳥の湖』を上演すると話し、プリマドンナではなく新人を選ぶと発表しました。
その後でトマはニナの耳元で、「白鳥だけなら完璧なのだが」と言うのです。
主役は白鳥と黒鳥を演じ分けなければならず、おとなしすぎるニナには大きな課題でした。
更に新人のリリーは自由奔放で、ニナは自身を失くしていくのです。
選んでもらう為に意を決してニナがトマを訪ねると、「官能的になるよう」挑発されました。
反撃したニナの様子を見て、トマはニナを白鳥に選びました。
喜ぶニナですが、精神的に追い詰められ幻覚などに悩まされるようになるのです・・・

***********************************************
この映画はアカデミー賞で「主演女優賞/ナタリー・ポートマン」を受賞しています。
他に「作品賞」「監督賞」などのノミネートがあります。

ニナ役のナタリー・ポートマンは役作りの為10キロ体重を落とし、1年間も過酷な特訓を受けたんですね。
デビュー作は｢レオン｣(1995)。
｢スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス｣(1999)シリーズのアミダラ女王も有名です。
｢クローサー｣(2005)ではアカデミー助演女優賞ノミネート、
｢ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命｣(2017)では、アカデミー主演女優賞にノミネートされています。
｢ソー:ラブ・アンド・サンダー｣が、今年公開予定です。

お立ち寄りありがとうございます

この映画に限らず、ダンスシーンは大好きでございます