「コンテ擦筆肖像画」これはコンテ(炭素カーボン)を粉末状にしたものを擦筆と称する筆など用い丹念に紙に刷り込むような形で定着させ仕上げるものです。特にお顔部分については繊細な筆使いが求められます。描き込むというよりは刷り込むと言ったほうが正しいようです。昔から取り入れられ普及しているものですが、現在は油絵の表現が多くなり、お描きになる方が少なくなっているのが現状のようです。
山形県の画商さんからのご依頼です。25年以上に渡り肖像画の営業をされている方です。営業に関しては大先輩の方で、全盛の頃は月に14,5件はご注文を頂いていたそうです。今まで委託していた画家さんがご高齢で、一線を退いたことからご連絡を頂きました。油彩画と違い平面台での作業が多くなります。これからお顔の細部を描き(刷り)込むところです。(山形県のお客様)
現在あと2点ご夫婦のコンテ擦筆(遺影)肖像画を制作中です。こちらは葬祭会社様からのご依頼です。こちらも今月中にはお届けしたいと思います。(東京都のお客様)
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