あなたの想いを描く吉田肖像美術”四方山話”

肖像画家のたわごと・日常便り

東京都中野区JR中野駅近く「吉田肖像画教室」

2011年12月10日 | 肖像画

別価格で承り中!

詳細はクリック吉田肖像美術

本日はお日柄もよく・・・・久しぶりの好天気。(AM11:45 室内温度22度・湿度48%)

現在制作中です。肖像画がお客様に受け入れられる条件は、似ていることはもとより”表情”が決め手となることが多くなります。絵画的なテクニックより優先されるのが、お客様に受け入れていただく描いた方の表情です。描かれる方の、日頃の見慣れた、しかも機嫌のよい日の楽しそうな表情を画面に表すことのようです。極端かもしれませんが、表情が八割、洋服や背景の重要度は残りの二割といってもいいほどです(もちろんみんな大事な要素ですが)。人相学も入り込んでくる作業になります。強調する部分と控えめに描写する部分の見定めが難しいのですが、これを判断する描き手の人間性も問われますね。その結果、漫画のキャラクターでもよく言われますが、描いている作家さんに雰囲気が微妙に似てくるとか。 

肖像画と人物画の違いをよく問われます。肖像画家の実際の作業はモデルを目の前にしてお描きすることは極めて少ないことのようです。亡くなられた方や遠方の方、現在の状況ではなく思い出の一コマといったケースも多く、当然お写真から描き起すことになります。笑っている表情等は、モデルを目の前に描く作業では難しく(笑っている表情を長時間維持はできません。そのうち苦痛の表情になります。)ほぼありえません。モデルを目の前にデッサンを繰り返しバランスを取っていく作業は、一般の方ではモデルとして対応しきれるものではないでしょう。結果お写真から肖像画を描くお仕事が肖像画家です。それ以外は芸術家というのでしょうか。芸術的査定では”笑っている肖像画”は如何にも写真から描いたという手の内を見透かしたような評価(芸術的ではない)になります。芸術的な作品の人物表情は微笑む程度ということになり、これはモデルさんも対応できるかもしれません。まして、一瞬の動作(写真でいう極端なぼかしや、ブレ)を描くことは論外といった評価かもしれません。こんなことも大家(巨匠)といわれる画家の方の意見を拝聴することで読めてきます。肖像画家は特定のお客様に気に入っていた頂いてこそ成り立つ世界です。肖像画のお客様は明るい表情の、お描きする方の人間性を求めてこられます。(これはこれでいろいろな意味で重たいものがあります・・・。)芸術的人物画とは明らかに違ってきます。芸術家を自称するなら、一般に言う肖像画は方向的に微妙にというか明らかに違うかもしれませんね。

・・・・肖像画教室制作風景(制作過程)・・・・・

 

これも肖像画教室の教材の一部です。車雑誌の表紙絵の車(コルベットスティングレー)のイラストを人はなぜ写真のように思ってしまうのか。そこには意外な・・・。

像画のお問い合わせは フリーコール  0120-945-655

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