2015/11/03 (火)
昨夜、3日間の猫軍団秋の合同訓練から帰ったばかり
ザックは不要な物を放り出してそのまま今日の必要な物だけを詰め込んで
あたふたと5時半の地下鉄に乗って居眠り乗換に慌てながら集合地の橿原神宮前駅に着いた
7:35 橿原神宮駅を出発
169号線を南下
毎度の休憩地、道の駅かみきたを経て
下北山村の白谷池郷林道一般車通行止めゲートへ
途中の奇岩屏風の石ヤ塔の色彩を期待したが
あれ~?、黄色や赤が目立たない、ちょっと期待外れ
それでも数人のカメラマンさんが撮影に余念がない
10:15 頃 歩きのスタート
今日はぐずぐずしてたら日暮れになってヘッデン点けて戻ってくることになるかも?
急いで急いで苦痛な林道歩きが始まる
往路は緩やかながら登りなので1時間半、復路は1時間を見込んでの今日の登山
前回、転法輪岳に登った時と全く同じ林道を経由して行く
登るに従って自然林の色彩が素敵になって視界に入る斜面が綺麗だ
だが今日は先頭につけて先を急ぐ(笑)
11:40 持経宿への分岐に上がってきた
左へ行けば前回の転法輪岳、今日は右へ行く
持経宿で早めのお昼を済ませる
屋根の上の真っ赤な紅葉が一際見事だ
12:15 小屋の横からいきなりの登りが始まる
靡きの経板は近江の三井寺さんのが多い
榧の木の大木が目立つ
食べたばかりでの急登は足どころか体全体が重い
標識が出てくると何故だか嬉しくなる
奥駈道の文字は古くはこう書いていたのだろうか
駈ける、馳せる、
12:40 先ずは本日一つ目のピーク
阿須迦利岳(あすかりだけ)
奥駈道はこの「新宮山彦ぐるーぷ」の方々の
並々ならぬ道普請と宿と呼ばれる山小屋の管理で安心して歩ける
世界遺産の道(紀伊山地の霊場と参詣道)
汗をかいて登ってきた山頂に
ぽつんとスミレが咲いているのに心がほんわかになる
前方に見えているピークは二つ目の山頂
そこから右へ目をやると遥か向こうに見えるピーク
あそこまで行きます
一つ目のピークを下って行くと鞍部に見事な赤
左側の稜線も素晴らしい
大木が持ちつ持たれつ
いやあれは持たれつだけだよ(笑)
尾根歩きでちょっと呼吸を整えると今度は急な下り
鎖場は足が短くて下りも登りも難儀します(--;
何度も小さなアップダウンと軽快な尾根歩きが続きます
やっぱり素敵な左側稜線の彼方は中八人山かも?
と勝手に想像しながら歩くとまた格別楽しい
すっかり葉を落としたヒメシャラが青空にシャンと立っています
13:35 二つ目のピーク
証誠無漏岳(しょうじょうむろうだけ)
本日の最終目的地のピーク
まだまだ先です
その先に左前方
姿を見せたのはどうやら釈迦ケ岳
旭登山口のある山並みが見えてます
ヒメシャラのトンネルを抜けて登って登って行きます
14:15 やっと到着
涅槃岳(ねはんだけ) 1375.9m
ヤッホー~~~~♪
お釈迦様、今日はお立ち遊ばしてますね~(^^)
釈迦ケ岳からやってくる方角を確認しておきます
展望はあまり望めないし風が冷たい
やまりんご(オオウラジロの木の実)
完走させてスライスして煎じて飲めば喉の薬、つまりは咳、声、喉にいいらしい?
ほんとうかな?
試してみましょうかね(^^)
14:20 来た道をズンズン帰ります
先頭グループを今日は譲りません(笑)
往路で難儀した鎖場
下りは危険だから迂回すると示された方向に目をやると急斜面
道は無い!!
落ち葉でずるずる~~と下まで行きそう
ヤ~メタ!登った鎖場を下ります
迂回組と二手に分かれて時間短縮
はい、二手に分かれたお蔭で往路でかなりの時間を要して登った難所も半分の時間で下れました
下る時に気付いたが立ち止まれなかった
けれど今度は登り
キッコウハグマのカワイイ姿を今日の一枚に納めておきましょう
15:45 何とか16:00前に持経宿まで帰ってきました
小屋の東の景色がなんとも素晴らしい
小屋の周囲は紅葉が素敵だ
さぁここからはダッシュで林道を下ります
スピードアップ
16:40 バスの待つ林道ゲートに到着
1時間かからずにゴール~~
惜しかった!! 3位入賞を逃し4位でしたって競争した訳ではありませんが~(^^;
夕陽が射している石ヤ塔を期待したが
あららん、これじゃバス降りて眺めても時間がもったいないので車窓からの見物です
バスの車内で日没となり、きなりの湯に着いた時にはもう真っ暗
18:20 温泉を後にノンストップ橿原神宮駅まで戻った
眠りこけていたので意外に早く着いた気がした
20:20 ぼう~っとしていて大和八木から一本電車乗り遅れて30分も待ちぼうけ
結局、くったくたで22:00前に帰り着いた
何とか今日頑張って涅槃岳へと奥駈道を繋いだのだ
残るは釈迦ケ岳から涅槃岳
そして前回ほんの少し届かなかった転法輪岳から倶利伽羅岳
あきらめないで願えば叶うだろうか