あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

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山に登ったかと思えばメタボな食事、お花、キノコ、いろいろ~

桜の向こうに桜島

2011-03-27 19:23:31 | 日記
我が故郷の町の高台にある公園からの一コマです
先ほど従弟から写メが届きました
 
皆様にも春を少しお裾分けです
 
ワタシが大好きな<<紫けむる桜島>>ちょっと遠景ですが
いかがでしょう?
鹿児島市内からの薩摩隼人的な姿と違い、ちょっとした薩摩おごじょだと思いませんか?
 
桜はまだ五分咲き程で寒いそうです
 
 
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九州新幹線、新大阪から3時間40分程で直通になりました
帰省がいろいろ選択できます
飛行機も夜行バスも、、、40年前には飛行機なんて富裕層の乗り物でした
2等寝台に乗れたらまだ富める人、3等寝台に乗って18時間もかかっていたのです
今は普通に皆が其々のスタイルで行き来できます
 
この発展の力を東日本の復興へも生かしたいですね
 
どうぞ、温かい日が参りますように、、、、
 
 

世界遺産熊野参詣道を歩く(小辺路 ①)

2011-03-27 15:29:47 | 熊野古道・古座街道歩き
2011.03.23/24(水、木)
 
ちょっとしたアクシデントの為に躊躇していた熊野参詣道、小辺路歩き
北の地のそれには比べるべくもないこと、ぐずぐず思っていずに行ってみようと
前夜、左腕に相談して意を決して行って参りました
なるべく左腕を使わないようにしなければなりません
娘は「行くのは勝手ですが、今よりも悪い状態にしないこと」と言って送り出してくれました
息子は、台湾ですから相談などしてません、嫁ちゃんは心配しても我が性分を良く知ってますので
止めはしません
もちろん自制しないといけないことはじゅうじゅう承知の上です、非難は覚悟です
ツアー会社にも内緒です、全て自己責任です
 
朝、リュックを背負ってみました、
案外、スムーズにいけます、しっかりテーピングしてサポーターしてカバー頑丈です
自分で切り出さなければ誰にも判りません、ダイジョウブ、ダイジョウブ
 
一応、バスの隣席の方には「肘を痛めてるから慎重に歩くわね」とお断りします
するとお隣さん「ワタシも膝に不安があるけど来ちゃった」とお互いに殿を歩くことにします
 
先ずは高野山、世界遺産・金剛三昧院にお参りして出発です
今日は小型バス2台で30数人の団体
1班2班に別れての歩きです
 
小辺路のスタート(10:40)
 
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三昧院の多宝塔
 
 
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三昧院への参道を右へとって坂道を登って行きます
小さな白い花が気をつけて行ってらっしゃいと呼びかけてくれます
 
                              (これ、バイカオウレンらしいです、、ブログ友のkouzanさんが教えてくださいました)
 
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暫くして高野女人道の轆轤峠です
 
女人禁制の時代にはせめてものお参りをと女性たちが周回した参詣道
峠の由来は、ろくろのように首を伸ばしてその神聖な地を拝んだから
また、この高野の山地には木地師たちがいて黒江などへ運ぶ
木工品を作るために轆轤を引いていたから、等、諸説です
 
高野七口と呼ばれる参詣道のひとつ大滝口でもあります
 
 
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女人道に別れて右にとり大滝の集落へ向けて参詣道・小辺路が始まります
 
ここは古道ではなく生活道であった為か幅員も広くゆっくりと気持ちの良い落ち葉の絨毯を
踏みながらの歩きです
 
広がる山並みとっても気持ちよいです
 
 
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薄峠には山の守り神がいました
峠を下って行きます、結構急な下りです、慎重に滑らないように足を運びます
 
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下り坂のカーブの途中に丁石がひっそりと建っていました
「くまの本宮より十七里」と刻まれています
約70km先ですね~
 
 
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なおも急な下り坂が続きます
左の谷向かいの山の中腹に集落が見えています
大滝の集落のようです
やがて高野槙の美し植林地へと下りてきました
石垣で整地されたあたりは田んぼがあったようですが
現金収入の良い槙の植林に代わったようです
 
 
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下りきって、赤い鉄橋の下を綺麗な御殿川(おどがわ)が流れてホッと一息です
大滝、御殿川、探検してみたくなる名前ですね
 
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橋を渡って一息入れるとなんと「「馬殺し」」と名付けられた急坂が現れました
鼻を地に付けるほど前のめりになって小股で一歩一歩上ります
 
 
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よくまぁ、こんな地を荷物を運んで往来したものです
 
車道に合流しましたがこれもまたきつい勾配です
 
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もうすぐ昼食休憩です
頑張って、ガンバッテ、
 
すると、一番先頭を歩いていたまだ若い女性がずんずんと下を向いて遅れだしました
一番後方を歩いていたワタシが
「どうされました?膝が痛むのですか?」と声をかけると
「いえ、ちょっとしんどい」と言って頭を下げてお顔が見えません
添乗員さんに連絡して様子を見て頂いて先頭集団のリーダーに大声で
「待って~~~、リーダーー早く来て~~」と叫んでバトンタッチ
どうやら、酸素不足か急に心肺が悪くなって前のめりに転んでしまわれた様です
添乗員とリーダーさんにお任せして残った1班は取り敢えず休憩所へと進みます
 
 
ほ~やれやれ休憩です(12:45) 2班も到着しました、
大滝の高台の集落の中に東屋や綺麗なトイレもあり休憩所として開放されています
 
先ほどの女性は転んだ時に顎をコンクリートに打ち付けて傷口が割れてかなり出血していたとのこと
ワタシが声をかけた時には出血なんて見られなかったのに・・・・・
意識はハッキリしておられたが、念の為に救急車を呼んだとのことで程なく山中に救急車の音が響いた
大阪の街中より到着が早いと皆、感じたようだ、不幸中の幸いで高野山から近かったのが良かった
しかし、災いはどこに潜んでいるか予測がつかない、自分に置き換えていっそう気を引き締めた
 
 
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さて、1班の添乗員さんは救急車に付き添って行ったので、ここからは1,2班一緒に歩くことになりました
 
小辺路はまだこれから長いですよ~、今日は大股に17:00到着の予定ですからね~
この地図のゴール本宮大社まで、健脚の方で2泊3日です
ワタシたちは月1回の1泊2日、2回で4月に本宮大社到着予定です
 
 
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皆、其々に注意をして午後からの歩きをスタートです(13:20)
 
崩れた箇所もちゃんと修復されて安心して歩けます
恐ろしいほどの花粉をぶらさげた杉の木立を時折クシャミをしながら歩きます
 
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高野龍神スカイラインに合流しました
暫く危険な車道歩きです、和歌山と奈良を跨ぎながら野迫川村(奈良)への分岐を過ぎて行きます
 
と、どうしたことでしょう、、、、左大腿四頭筋が萎縮して足が上がらなくなりました、、、
水分や塩分を補給しますがなかなか回復せず右までおかしくなってきました
う~ん、この10日余りのぐうたらな生活がもろに現れたようです、、、、、
無理~~!もうこの先、歩けそうも無い!
ホウホウの呈でバスが唯一待機してくれてる水ケ峰分岐までやってきました
お弁当やペットボトルなどの空き容器を回収してリタイアの人を拾ってくれます
お二人の男性がリタイアです
ワタシも、もう、体が半分バスへと向かっていましたが、堪えて山道へと進みます
少しストレッチしたのでなんとか歩けそうです
 
お地蔵様にもおすがりして道を歩きます
 
 
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大股の表示のある分岐に出ました
すごい!この山上でツーデーウオークがあったのでしょうか?
 
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山道とタイノ原林道とを出たり入ったりしながら護摩壇山の見えるスポットの展望所で一服です
 
 
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林道から明日登る、伯母子岳が夏虫山の向こうに見えてきました
そして今日の泊まりの野迫川温泉が谷底に小さく、、、
 
 
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うわぁ~~~~大峰の山々は真っ白です
明日も山頂から望めますように、、、、
 
 
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林道にサヨナラして山道を下って行きましょう
道分け地蔵様も微笑んでいます
山道に並行して林道も走ってます、やっぱり出会うんですね、、今日は何回目かな?
 
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どうやら、ここから左へ一下りすると大股に到着のようです
 
リーダーがこの案内板、3年も前からこの状態で倒れているとのことでうっかりすると
道を直進しそうです
 
 
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村への配水管が破れて山道の真ん中を流れて足を取られそうです
要、注意! ゆっくりゆっくりと下ります
 
前方を行く小柄な男性の体が極端に右へ傾いて今にも倒れそう!
せっかくのストックをリュックに差したままですので、「杖をつかれてはどうですか」と
声をかけるが「腰をひねったみたいですが大丈夫です」と近辺にあった木を杖にして
ますます傾き、歩もままならない、、
リーダーがリュックを持ちますからと言えども、「行けます」と拒否、、
もう、ワタシの出番は終了、だって左手をかばっての歩きでやっとですもの、、足もなんとか
持ってるけど限界、後はリーダーよろしく、、と遅れていたので先を急ぐ
 
やっと、着きましたよ~ (16:45)
大股の集落の入り口、大股橋の袂
 
 
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なんとか時間通りにゴールです
 
怪我をされた女性は、高野山の病院で顎を8針も縫われたようです
残念ながら、今回はリタイアして無事に自宅に帰宅されたそうです、、
皆さんにご心配をかけてすみません、どうか明日の歩きも充実しますようにとの伝言を残して、、
そして、あの右傾斜のオジサマも無事に到着、、まぁ、写真撮る余裕があったようです
 
 
一路~、ホテルのせがわへ、バスに揺られて到着
 
つるつるの温泉と
鴨、雉、シシ鍋が待っていました
 
 
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              野迫川豆腐、素麺、餅、ホウレンソウ、、、どれも美味しかったです
 
 
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夜は流星群でもと思っていましたが、2度温泉に浸かりぐっすりと休みました
 
携帯は全く通じません
 
被災地の方々の明日に向けて祈り、今はもう全てを忘れて、、、オヤスミでした