あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

山に登ったかと思えばメタボな食事、お花、キノコ、いろいろ~

世界遺産最終の熊野古道、二日間 ②

2011-07-20 21:23:43 | 熊野古道・古座街道歩き
2011.07.07(木)
 
熊野古道伊勢路歩きもいよいよ泊まりの日程は最終日
世界遺産の古道も昨日のツヅラト峠で終了
今日からは伊勢神宮までのお伊勢参りコースとなる
語り部さんも昨日までの方は管轄が異なるので交代だ
三重県が作って下さってる桧の木札もツヅラト峠で終わり
伊勢路の峠名11枚が集まった
まだまだ熊野街道となっている峠コースは他にもあり興味を引くところだが
とにかく伊勢路コースを一通り歩き通してみることにしよう
 
朝はどしゃぶりの雨音に目覚める
だが、誰も文句など言わずに朝風呂を楽しみ
朝食バイキングに朝から満腹して、はつらつとバスに乗り込む
昨日足にトラブル起こした女性もまだ少し違和感があるが大丈夫と出発
8:40 JR紀勢線の梅ケ谷駅近くから、雨の中を歩き始めます
 
 
イメージ 1
 
 
雨は小康状態になってきました
今日は殆どがアスファルト道です、国道歩きや旧道歩きです
 
今日の最初のランドマークを目指して行きましょう
 
雲が隠しているこのあたりのハイキングコースとなっている行者山
紀勢自動車道の延伸工事がこの先続きます
 
 
イメージ 2
イメージ 13


 
 
先月も昨夜も今朝もこの牛さんのヨーグルトやお乳をたっぷり頂戴しました
今日はアスファルト道でも頑張れそうですよ
 
 
イメージ 23
 
やがて立派な灯篭のある鳥居を潜ってしばらく里道へと入ります
この様な灯篭はこの辺りでは此処だけに残っているそうです(国昌寺さんのものらしいです)
      なんでも今日のゴールの瀧原宮の灯篭に比べると立派過ぎていつしかなくなったとか??
 
イメージ 24
 
 
大内山川沿いに田んぼ道を進むと
イヌホウズキやヤブカンゾウが沢山の花を咲かせていました
 
イメージ 25
イメージ 26
 
国道から離れて山裾の古道を晴れていたら歩くはずでしたが
なんとなんと~~~ヒルが出るそうです、雨の日は特に~
 
おーーーーーーーー!NOーーーーーーーーーー!!
こんなところでその名前に遭遇するなんて
イヤです! 国道を歩きます!
アスファルト道が嫌なんて申しません
 
なんて呟きながら屋根の向こうに行者山が見え隠れするのに
見とれています
 
イメージ 27

 
工事のクレーンを見上げながら行者山の登山口までやってきました
山頂667.7mまで登り1時間30分
            下り1時間
見晴らしの良い岩場有り、シャクナゲの自生地とありますよ 
なんでも役行者様が修行したとか?は不明ですがお像は祀ってあるみたいですから
一度確かめに行ってみたいですね~~
 
 
 
イメージ 28
 
 
イメージ 29
 
イメージ 3
 
 
このあたりは標高が200m近くありますから津波の心配はなさそうです
 
川に沿って歩きます
雨が降ってますが全く濁っていません
魚の泳ぐ姿も良く見えます
ねんねのねむの木ねんねの木~♪
葉っぱは悪戯してみましたが、ねんねしませんでした
 
イメージ 4
 
 
偶然にも踏み切りを跨いだ瞬間、警報機が鳴り始め慌てて渡ります
名古屋行き特急が通過して行きます
 
イメージ 5

 
田園地帯を更に川に沿って歩くと鮎釣りの人が三々五々に見られます
釣果は良好のようです
 
イメージ 6
 
 
大紀町役場柏崎出張所には樹齢?年でしょうか?
立派な枝垂桜が道にトンネルを作っています
春その盛りに見てみたいですね~~
 
イメージ 7
 
 
先程の行者山ももう反対側からの魅力ある山に変わっています
 
 
 
イメージ 8
 
 
 
まだお腹は空きませんが雨足が少し強くなったので「山海の郷紀勢」で食事休憩します
 
11:30~12:00
やっぱり残してしまいました、、、もったいないことですが仕方ありません
おにぎりなら帰りのおやつにでもできたのですが、、、、
 
雨は止むどころか益々強くなってきます
でも歩かねば今日のゴールに辿り着けません
 
今日の語り部さんの氏神様の大皇神社に立ち寄り
紀伊山地の木地師達の歴史を学びます、、、が、惟喬親王との結びつきと小椋の地名の起こり
何々木屋と付くところは木地師たちの活躍の場だったことぐらいしか頭に残りません
脳みそのヒダは歳と供に伸び行く悲しい現実~~
 
 
イメージ 9

気(パワー)を戴いてまた里道を歩き川を渡り阿曾の観音堂にやってくると大きなご神木が両手を広げて
何か話したげに下を見下ろしています
 
イメージ 10
 
 
このあたりは巨木が多く探索の道にもなっているようです
 
阿曾の町には炭酸鉱泉が湧き出る泉源があり今も脈々と湧いており街中の
側溝は赤茶色に変色しています
沸々と湧き出る炭酸を砂糖水に混ぜれば立派な炭酸ソーダの出来上がり
 
雨の中をトイレ休憩に小学校跡に立ち寄ると町の物産館になっておりその奥に
日帰り入浴の出来る<阿曾温泉>があるではないですか
添乗員さんにここがあることを知らずに昼食後に
雨の中歩いた後には温泉にでもサッと浸かって帰りたいものですね
と訴えていたワタシ、、、、
シメシメ、、、添乗員さん皆に賛否のお伺いを立ててくれました
「帰りが遅くなっても温泉に入りたい人~」
半数以上で決定~~ ゴメンナサイネ、、、遠くから参加の方もありますもんね、、、
そうと決まったら1時間歩きを短縮せめて30分でも~~
歩こう、雨にぬれても、どんどん行こう♪♪
 
民家の石垣の上にもイヌツゲの立派な木があります
 
イメージ 11
 
 
暫くして国道42号線に合流する処に行き倒れの人を葬る立派な墓標とお地蔵さんがありました
行き倒れたのは何でも信州の出身の方で
熊野への旅の途中の同郷の俳人鈴木何がし?(名前出てきません、メモも取ってません、、)さんが
地元の方の手厚い供養に痛く感心されて句碑を寄せられたそうです
案内板の文字も消えかけてるしじっくり見る暇もなし~~
 
イメージ 12
 
 
大宮の辺りは古墳があったところだと言われ広い平地には
学校やグラウンドが整備されています
昔から古墳、即ちお墓として人家を建てることなく立ち入りを控えておられたようです
そして大内山川が渓谷になる大滝渓谷は
この地の人々が神聖な特別区として崇めてきた場所だそうです
本来ならこの渓谷沿いに歩く筈でしたが雨が降って足元が滑るのと例のアレが~~残念~~
 
お~~伊勢まで44kmとなりましたよ
このまま歩き続ければ2日で到達ですよね~~
新宮からは122km歩いてきましたよ
 
イメージ 14
イメージ 15

 
 
雨も降ったり止んだりで足も段々軽くなります
 
古道の方が随分低いところを通っていたようで
川べりのお宅は一階部分から渡り廊下で二階三階へと増築して三階の部分で現在の道路に接しています
 
皆さん頑張りました~~予定の時刻より随分早く今日のゴール
瀧原宮に到着です 15:10
トイレを済ませて参拝に向かいます
 
イメージ 16
イメージ 17
 
 
一礼して鳥居を潜り進むとまるで内宮と同じです
玉砂利を踏みしめて禊を済ませます
雨が上がり川面に何やら霧が立ち込めて神聖な雰囲気が漂います
 
 
イメージ 18
 
古木に迎えられて更に進みます
 
内宮の別宮だけあって宮域は44haと広大で山を背後にして南面し前方には川が
東から西へと流れる地勢が内宮の雛型になったと言われます
 
中央構造線上に建てられておりパワースポットとして密かに脚光をあびているとか
 
イメージ 19
 
樹霊なる苔むした巨木の杉の根元に新しい桧が宿り
瀧原竝宮がひっそりと佇む様に暫し固唾を呑んで立ちつくします
 
イメージ 20
 
 
檜皮の屋根は朽ちて剥がれそうでしたが
語り部さんは
内宮の式年遷宮の翌年にこちらも遷宮を行い
それまでは一度も修理は施さないのだとおっしゃいました
20年に一度の遷宮の日まで何も加えない
それだけに遷宮には力と知恵と祈りを込めるのでしょう
 
 
参拝を済ませて帰り道の参道
何があったのか身をよじって高く高く大きくなってます
 
 
 
イメージ 21

 
参道の灯篭はといえば
とても質素ですね
これであの立派な灯篭が一基だけになっているのも伺い知れますね
 
イメージ 22

 
今日の歩きの最後になんだかエモイワレヌ不思議なパワーを戴いたようです
 
9月には再びここを訪れて伊勢神宮40km程の距離を3ヶ月に分けて歩きます
 
それでは、楽しみの温泉に向かいます 15:45
2時間もかけて歩いた距離をバスは10分足らずで戻りました
 
ゆっくり1時間も時間をとっていただき
18人中17人が入浴しました
小さいながらもとってもスベスベのお湯でした
炭酸温泉ですから有馬温泉と同じ泉質ですね
 
雨で濡れた服も着替えて気持ちよいバスの車中
今回は殆どが二人席に一人でしたので荷物も手近に置けて
ぐっすりとオヤスミタイムです
バスはシーンと静まり返って運転手さんが居眠りしないか心配でした
が、そこはプロ
無事に大阪梅田まで送ってくださいました
 
今日も楽しく熊野街道歩きが出来ました
皆様とともに歩けばこそです
ありがとうございました
 
 

世界遺産最終の熊野古道、二日間 ①

2011-07-20 17:08:10 | 熊野古道・古座街道歩き
2011.07.06(水)
 
熊野古道も世界遺産となっている道は今回のツヅラト峠越えで最終だ
いつもの月一度のツアーに参加して一泊の歩き旅が始まる
 
前回の加田から12:10にスタートして行きます
天気は少し雲があります、暑いです!!
 
イメージ 1
 
 
あ~~やる気が失せる国道歩き~~
 
紀伊長島の港に入って漁師町を歩き出すと家々の入り口には年中ある注連飾り
笑門はお商売人さんの家
この蘇門は主に漁師さんや海に拘る人々やお百姓さんなどの家(だったかなぁ?、、いい加減です)
 
イメージ 2
 
 
旧市街に道分け石標がありました
 
ワタシ達は新宮から来ましたので逆になります
 
 
イメージ 11
 
 
橋を渡って直進したら距離は短いですが熊野街道に従って山裾をぐるりと回って行きます
目指す峠は奥の一番低いところを北へ登って下ります
 
 
 
 
イメージ 16

 
もうアスファルト道にうんざりした頃ようやく峠の表示が出てきました
 
イメージ 17

 
やっとこさで峠の入り口でトイレ休憩、水分補給です 13:45
 
登山口までなだらかな林道を上がります
道の左側には昭和30年代頃までは棚田があったと言われる見事な石垣も残っています
ほとんどが田んぼの跡は植林されて面影は石垣のみです
 
いよいよ世界遺産最終の熊野古道となるツヅラト峠です
 
一旦沢に下りて渡渉して見事な石畳へと取り付きます
 
 
イメージ 18
 
 
イメージ 19

と、ここで、語り部さんが「大事な事を忘れていました!」と全員集合がかかります
 
なんと~~‘‘
マムシが出るので決して列を乱さないで一列で付いてくるように~~~

 
それからは皆が一列でジグザグジグザグと峠を登り始めました
 
蘇る神々の道の立て看板を見ながらゆっくりと登って行きます
 
九十九折れの道が続くのでツヅラトと呼ばれるようになったとか
葛篭の駕篭を編むように道が折れて続くからツヅラトとなったとか、、諸説ですね~~
イメージ 3

 
イメージ 20

 
 
このツヅラト峠はかつて<伊勢の国>と<紀伊の国>の国境だった峠
江戸時代以降、荷坂峠道が正式な紀州の玄関口なってからも昭和の初期まで生活道として使われた
 
石畳や石垣が良く保存されています
 
紀伊長島神社の基壇の石積みがそうであるようにこの山道にも立派な石垣が残っています
先人達は凄い!!ですね
 
野面乱層積みと呼ばれる見事な石垣です
山ノ神様はこの山の石がご神体です
女性ですからあまり刺激しないように、無事の通行をお願いして通り過ぎます
 
 
 
イメージ 4
イメージ 5
 
 
 
振り返って石垣の美しさを再認識
 
 
イメージ 6
 
お一人女性が足が攣って添乗員さんと遅れます
 
ちょっとスリリングな岩場を登って峠の頂上に到着 15:05
後期高齢者の女性お二人の元気なこと~~ 
 
イメージ 7
イメージ 8
 
展望所まで元気のある者は行ってきますよ~~
 
でも霞んでて長島湾から熊野灘はかすかに見えるだけ
なんとか紀伊大島を確認できましたが写真には無理ですね 
 
 
イメージ 9

 
蟻の熊野詣
 
イメージ 10

 
 
熊野灘ともこれでお別れです
峠をトットコトットコと下って行きます
下りは流石に超ベテランのお姉さま方は慎重です
後方から見守りながらユックリと降りて行きましょう
 
イメージ 12
 
 
20分も下ると峠も世界遺産の道も終了です
後方を任された男性陣も到着
 
イメージ 13
 
 
暫く林道を歩いて人家のある逆からの登山口に着く頃
道端に一輪のササユリが咲いて出迎えてくれました
 
イメージ 14
 
 
トイレのある公園にバスが足が攣って遅れている女性の為に待っていました
疲れて乗り込もうとする人にまだここから少し歩きますよ
でないと明日またここまで来て歩き始めることになりますからね
と語り部さんに言われトイレを済ませ出発する頃に女性が添乗員さんに付き添われて無事到着
少し楽になった様子でトイレを済ませて皆と一緒に歩いて本日のゴール地点まで頑張ります
 
あと少しという地点で空が暗くなりパラパラ、、、、最後は傘を差してバスまで歩きました 16:35
う~~んなんということか~~
 
明日は雨なんですね~~、天気予報外れるといいのに~~
 
 
 
バスで先月と同じお宿{季の座}に向かいます
今日はこじんまりと18人の団体になりましたので本館に泊まれてラッキーです
 
17:20 到着
 
ゆっくりと温泉を楽しみ
豪華な夕食、季の座コースを頂き
頑張って歩かれてる一回り以上年上のお姉さまが肉も魚もアレルギーで駄目なのと
お刺身もしゃぶしゃぶの肉も皆に分けてくださいました
ご自分はキノコ鍋で豆腐を召し上がっています
これでも歩けるんですね~~
 
明日は七夕、願い事を認めて
 
 
イメージ 15

 
 
就寝前にまた一風呂浴びて
明日の朝もお風呂に行きましょうね~
6:00起床でね~~、、、、、、オヤスミナサイ、、、、
 

ささいな幸せ・・・・

2011-07-20 14:35:57 | 日記
2011.07.17(日)
久しぶりに息子達と揃って外食に出掛けた
 
極々普通のいや、もっと安上がりなファミレスで5人揃って其々が好みの物を注文
 
今日は提案者はワタシなのでお支払いも当然ワタシ
故か嫁ちゃんや孫娘たちは気を遣ったのだろう
 
miyuちゃんはお子様グラタンセット
ayuちゃんはトリプルチーズ乗せハンバーグと石釜パンのセットにドリンクバー付き
嫁ちゃん&ワタシは茄子とトマト乗せのハンバーグ和食セット(何故かいつも同じになる)
息子はデラックスセット(エビフライと野菜サラダ付きハンバーグセット)にドリンクバー付き
 
ドリンクバーでmiyu&ayuちゃんはオレンジジュースを2杯お代わり
 
 
イメージ 1
 
 
 
イメージ 2

 
とりわけ嬉しかったのは
つい先日11歳の誕生日を無事に済ませたayuちゃんが一人前をペロリと食べたことだ
 
思えば11年前のあの夏も暑かった
 
ここへくる道すがら電車の窓からいつも見つめる病院の建物が懐かしい
通るたびに11年の月日が走馬灯となって流れて行く
 
そして辿り着いた息子の家で真っ黒に日焼けして元気に迎えてくれる姿に安堵を覚える
 
誕生日プレゼントに贈った本を大切そうに嬉しそうに2階の自室の本棚から持ってきて
「ありがとう」と言ってくれる
妹のmiyuちゃんもお茶目で内弁慶さんだけどピアノを習ったり体操を習ったりとスクスクと成長している
 
嫁ちゃんは単身赴任の息子の分まで共働きしながらも奮闘してくれている
 
何はともあれ今を元気に生かされている
小さな幸せに感謝
 
帰りの駅まで髭を蓄えた息子に送ってもらい川の流れに跨ぐ駅のフェンス越しに
見渡した眺めに
今日の日をありがとうとつぶやいた
 
 
イメージ 3