2011.10.12(水)
今日も朝7:30に梅田に集合
バスに揺られて3時間
前回、歩き終えた三重県大台町栃原に到着です
長時間座ってきましたので入念に出発前のストレッチです
今日は大型バス一台40人で満席でした
語り部さんがお二人、二つのグループに分かれて歩きます
贅沢にも今日はコースの通過市町村ごとに語り部さんが3名でリレーだそうです
トイレを済ませ身支度して 11:00 スタートです
歩き始めて暫く進むと直ぐに愉快な案内板がお目見えです
語り部さんの先ずは「水神山」の説明
前方の山を指して
へぇ~~と興味を注いで先へと進みます
この辺りは語り部さん曰く日本三大茶>の産地だと仰るだけあって
見事な茶畑が続きます
お茶摘みは殆ど終了して見事なお茶の木のかまぼこドームが広がります
ご夫婦で息を合わせて手入れしておられる姿もありました
僅かに名残の茶の香りがする畑地帯を過ぎると
三重県では南限の造り酒屋さんに到着です
元坂酒造さんは1805年創業、宮川の伏流水を使った伝統の酒造りを守っておられます
休憩を兼ねて酒蔵の外観を見学
ご主人へのお土産や自分への土産に
創業者の名前の「八兵衛」という銘柄のお酒を買い求めた方もありました
屋敷は見越しの松も立派です
舗装道路を県道から生活道路へと車に気をつけながら歩き
やがて柳原観音千福寺に到着です
ご本尊の観世音菩薩は聖徳太子の神勅によるといわれているようです
観音堂の横に小さな祠があり
昔、あるご夫婦の奥さんが足腰が立たなくなって歩けなくなり手押し車を押して訪れ
この観音様に七日間願掛けをしてすっかり良くなり歩けるようになったので
祠を建て手押し車を納めて帰ったとか
ワタシもしっかりと今後も歩き続けられますようにと
たった10円のお賽銭でお願いをします
12:05ですので観音様の境内から宮川が良く見える広場でお昼休憩です
もう先月の台風の影響も見られず
いつものミントグリーンの水の流れが心を癒してくれます
ひとたび暴れたら甚大な被害をもたらす川も今はただとうとうと流れています
12:30 休憩を終えて歩きが続きます
この辺りは千代は今は見事な茶畑が続きますが
以前は養蚕が盛んで桑畑が広がっていたそうです
今も一軒だけ現存する当時の建物(養蚕室)は煙出しが二つあります
寺子屋から尋常小学校へそして自転車屋さんへと時代を過ごしてきたお宅や
まんじゅう屋さん跡の竹やぶを過ぎて突然草むらの道へとそれます
もう殆どが舗装道路の街道歩きになってしまいましたが
ほんの僅か旧道が残されお地蔵様も祀ってあります
三界万霊と刻まれています
多気町相鹿瀬の逵(つじ)氏が旅の通行人の安全を祈り安置され今も管理されています
相鹿瀬にやってきて語り部さんが二人目に交代です
コスモスの咲く道を足取りも軽く進みます
150cmのお地蔵様もコスモスに彩られてなんだか一緒に歩いておられるようです
古道歩きの為に新しく設けてくださったお手洗い
もちろん水洗です
右くまのみち
左さんぐう道
直?國束寺観音道
道標に導かれて本日最大の難所にさしかかります
山道に差し掛かるとなんだか養豚場のような臭い??
小屋の中に猪が飼育されていました
昨年捕獲されて飼育されているようです
どうやら、人間様の胃袋に納まるらしいですよ
野道はやがて峠の登りになります
名号碑と如意輪観音像も祀られ地元の方の手厚い保護が窺い知れます
千枚岩をうがった切り通し
おどろおどろしい女鬼峠とは??
餓鬼でもつくのでしょうか?
鬼が美女に化けて、おのこを食べるのでしょうか?
標高120m 汗もかかずに登り終えてしまいました
荷車が往来していたのでしょう、しっかりと轍の跡も残っています
茶屋跡も偲ばれます
植林の中をヘアピンカーブを3つ4つくねくねと下り
満開の萩の花が咲く麓へと下ってきました
伊勢自動車道のガードをくぐり里山を歩いて行きます
柿やみかんの実る里山をゆるゆると進めば
実りの秋はここにも
初めてみたマメナシ
1.5cmほどの小さな梨の実
誰かが口にしましたが苦かったようです
下が池でなければよじ登ってでも頂きたかったアケビも鈴なり
なんとかひとつくらいと粘ってみましたが高バサミに袋をつけないと手も届きません
あきらめて皆に遅れないように付いて行きます
14:30 成川の集落に降りてきました
蔵の多い集落です
この先の永昌寺にて次の語り部さんに交代です
玉城町田丸へと歩きは続きます