福山むつみ俳句会 2024.4.15 NO.373 | |||||||||
2024年 4月 定例句会の結果 | |||||||||
のどけしや貸農園の乳母車・・・・・・多木 伸一 | |||||||||
早々と行厨(こうちゅう)広げ花の昼・・・濱本真知子 | |||||||||
春筍(しゅんじゅん)や光眩しき鍬に飛ぶ・藤原 泰江 | |||||||||
蛙鳴く伯耆(ほうき)境ひは谷の村・・・長岡百合子 | |||||||||
群生のチューリップ映ゆ犬二匹・・・・作田 嘉弘 | |||||||||
酔いし夜窓半開朧月・・・・・・・・・林 久晴 | |||||||||
老いの春青春マンガ読み返す・・・・・藤井冨士子 | |||||||||
来年も花見約束老人会・・・・・・・・大平 康子 | |||||||||
散る桜後は頼むと川の面に・・・・・・浜谷 義和 | |||||||||
一升餅背負う卯月の初登園・・・・・・横山ノブコ | |||||||||
家の前来る人まねくチューリップ・・・高木 光子 | |||||||||
ゆらゆらと満開の桜笑ってる・・・・・濱田美智子 | |||||||||
吟行句会の結果 <神石高原温泉&HAMATANIファーム> |
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老いてなお花追いかけて吟行す・・・・藤原 泰江 | |||||||||
夏近し土産にしたき高原の風(やまのかぜ)多木 伸一 | |||||||||
風呂浴びて憩へば田植待ってゐし・・・濱本真知子 | |||||||||
春田打ち終えて今宵は独酌で・・・・・浜谷 義和 | |||||||||
花吹雪温泉施設舞い込んで・・・・・・藤井冨士子 | |||||||||
春の風田んぼの畔を越えて吹く・・・・高木 光子 | |||||||||
曲り道桜吹雪の温泉に・・・・・・・・林 久晴 | |||||||||
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2024年4月発行 PC編集 浜谷義和 | |||||||||
次回句会 2024年5月20日(月) | |||||||||
次回もよろしくお願いします。!🌸 | |||||||||
桜と菜の花の競演!! 春うらら・・!
~今月の特選句~
城堀の水面静かや鴨帰る・・・惠子
風吹くな煙のごとし杉花粉・・・千波
想定外の寒波で桜の開花も少し遅れましたが、それだけ桜の力
強さや美しさが際立ったような春になりました。
今は桜も散って、一気に厳しい暑さの季節を迎えようとしてい
ます。
温暖化の影響で海流は蛇行を強め、東京湾でサンゴ礁が異常発
生したり、今迄獲れていた魚が獲れなくなったり、海藻が激減す
るなど異常が続いており、各地の漁業者は一様に危機感を口にし
ています。
世界で起こる大規模な自然災害や紛争も人類の消耗を促進し、
温暖化と同様に住みにくい地球を作り続けています。
さて皆様、このような厳しい世界情勢の中で、いかがお過ごし
でしょうか。 春の麗かな平穏な日々を送れることを希求し続け
たいと思います。
俳句・川柳などの短詩型文芸同好会「花衣会」では、ささや
かながら、毎月各自3句の作品を会報に投句し発行しています。
その作品集の発行数は、今月で145号になりました。
また、平成29年から勉強会として、句会を2ヶ月毎に開催して
います。
今回も、その内容を報告いたします。
第41回「花衣会」句会開催!!
と き 令和6年4月9日(火) 午後2時から
ところ 広島市中区基町 NTT基町ビル7階会議室
出句数 各自3句
リーダー 立川 良臣
事務局 土居 旭・濱本 文雄
今回も、その中から1句ずつ選句した作品を掲載いたします。
まだ二輪一先ず口に花見酒・・・沖本 惠子
唐黍にもらいし人の名記し有り・・・勝島 千波
忘れ得ぬ古里に咲く初桜・・・小林 順子
桜咲き地蔵とコラボ安らぎて・・・立川 良臣
能登の地の春まだ遠し礫の山・・・土居 旭
胸躍るハーモニーに風光る・・・浜本 文雄
今回も力作ありがとうございます。
桜咲く春の風情あふれる句作となりました。
次回も、健吟よろしくお願い致します!!
*次回の勉強会は、6月11日 (火)午後2時から
会場は、NTT基町ビル7階 会議室です。
投句は、3句を6月5日迄に濱本さんまでお願いします。
*花衣会作品集150号記念誌の発刊について
花衣会作品集は、9月に150号を迎えます。
この節目として、記念誌を発刊することになりました。
ついては、会員の自選作品を6月の勉強会までに提出頂くよう
お願い致します。(詳細は、別途連絡いたします)
福山むつみ俳句会 2024.3.18 NO.372 | |||||||||
2024年(R6) 3月 定例句会の結果 | |||||||||
定めなき余生のくらし山笑ふ・・・・・・多木 伸一 | |||||||||
付け替へし襟の銀糸や卒業期・・・・・・長岡百合子 | |||||||||
日脚のぶ息子に伝授農の技・・・・・・・作田 嘉弘 | |||||||||
露天風呂優雅に眺む春の月・・・・・・・浜谷 義和 | |||||||||
朝霞山も巨船もみな呑みて・・・・・・・濱本真知子 | |||||||||
瀬戸凪て四国山脈春めけり・・・・・・・藤井冨士子 | |||||||||
飛び立ちし二羽の雲雀に朝日差す・・・・林 久晴 | |||||||||
あちこちの病増したる木芽どき・・・・・横山ノブコ | |||||||||
面接の「テーマ」に助言春の夜・・・・・大平 康子 | |||||||||
春彼岸亡き人想う花の色・・・・・・・・濱田美智子 | |||||||||
ものの芽や昨日の庭に今朝を足す・・・・藤原 泰江 | |||||||||
春の池スイスイと鴨気持よく・・・・・・高木 光子 | |||||||||
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福山むつみ俳句会 372号 | |||||||||
2024年3月発行 PC編集 浜谷義和 | |||||||||
次回は吟行句会 神石高原温泉の予定です。2024年4月15日(月) | |||||||||
次回もよろしくお願いします。!⛄ |
広島市街にオープンしたサッカースタジアム!!
~今月の特選句~
底冷えの海船灯り二つ三つ・・・千波
胸躍る喜怒哀楽の初みくじ・・・惠子
開幕や紫闘の殿堂街に春・・・旭
厳しい寒さも和らいで、春の気配の漂う季節になりました。
二月には広島市の中央公園に、サッカーの殿堂ピースウィング
スタジアムが開苑し、日本ではトップクラスのサッカースタジア
ムが開幕しました。
最近は暗いニュースばかりですが、サンフレッチェ広島の活躍
で景気づけて欲しいと思います。
今年の干支「辰」は、龍のことで知られていますが、龍は力強
さや荒ぶる自然の象徴としても知られています。
このことから力溢れる、活気づく年になるといわれています。
新年早々から荒ぶる自然災害がありましたが、春からは太陽の
広大な恵みを受けて全ての生命が芽吹くように、力強く活気づく
年になるとも言われます。昇龍のように景気づく年になることを
期待したいと思います。
さて皆様、春の気配の日毎に深まる候、いかがお過ごしでしょ
うか。
俳句・川柳などの短詩型文芸同好会「花衣会」では、ささや
かながら、毎月各自3句の作品を会報に投句し発行しています。
その作品集の発行数は、今月で143号になりました。
また、平成29年から勉強会として、句会を2ヶ月毎に開催して
います。
今回も、その内容を報告いたします。
第40回「花衣会」句会開催!!
と き 令和6年2月13日(火) 午後2時から
ところ 広島市中区基町 NTT基町ビル7階会議室
出句数 各自3句
リーダー 立川 良臣
事務局 土居 旭・濱本 文雄
今回も、その中から1句ずつ選句した作品を掲載いたします。
山茶花や日差し零れる雨あがり・・・沖本 惠子
牡蠣ずくし孫喜びて牡蠣土産・・・勝島 千波
冬晴れや元気に登校児童かな・・・小林 順子
寒空に白線伸ばす飛行雲・・・立川 良臣
水道も電気もガスも能登寒し・・・土居 旭
木漏れ日の深き谷間の冬紅葉・・・長岡 和子
松過ぎて行き場を探す注連飾り・・・浜本 文雄
今回も力作ありがとうございます。
冬から、春への風情あふれる句作
となりました。
本年も、健吟よろしくお願い致します!!
*次回の勉強会は、4月9日 (火)午後2時から
会場は、NTT基町ビル7階 会議室です。
投句は、3句を4月3日迄に濱本さんまでお願いします。
福山むつみ俳句会 2024.2.19 NO.371 | |
2024年(R6) 2月 定例句会の結果 | |
窓際に我が影連れて春の昼・・・・・・藤原 泰江 | |
山里を煙に巻ひて畦を焼く・・・・・・浜谷 義和 | |
被災地に心寄せつつ春を待つ・・・・・濱本真知子 | |
薦笠で艶やかに咲く寒牡丹・・・・・・濱田美智子 | |
蕗の薹揚げて馳走の夕餉膳・・・・・・多木 伸一 | |
万蕾の椿や通ひ僧の作務・・・・・・・長岡百合子 | |
早春のかおり吸い込み宙仰ぐ・・・・・林 久晴 | |
荷物届く雪の江戸より娘から・・・・・高木 光子 | |
綿雪やゴミ出しに行く夫の背・・・・・藤井冨士子 | |
黄水仙香りもえ立つコップかな・・・・横山ノブコ | |
春の縁宝石広げ女の輪・・・・・・・・大平 康子 | |
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福山むつみ俳句会 371号 | |
2024年2月発行 PC編集 浜谷義和 | |
次回の句会は 2024年3月18日(月)の予定です | |
次回もよろしくお願いします。!⛄ |
福山むつみ俳句会 2024.1.15 NO.370 | |
1月 定例句会の結果 | |
能登の地震(なゐ)追い打ちかける寒の雨・濱本真知子 | |
書初や墨の香りに腕捲り・・・・・・・・・林 久晴 | |
賀状終い十指に余る永き友・・・・・・・・多木 伸一 | |
初日待つ歩道駐車にパトの声・・・・・・・藤井冨士子 | |
黒豆に伸びる手止まる箱根5区・・・・・・濱田美智子 | |
左義長や青竹はぜて燃え上がる・・・・・・浜谷 義和 | |
おもむろに注ぐ椀重き冬至かな・・・・・・藤原 泰江 | |
大寒やねんねこの中ほほ笑む子・・・・・・横山ノブコ | |
ろう梅香鼻つけ子等の真似おかし・・・・・大平 康子 | |
年の瀬も仕事進まぬもどかしさ・・・・・・高木 光子 | |
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福山むつみ俳句会 370号 | |
2024年1月発行 PC編集 浜谷義和 | |
次回の句会は 2024年2月19日(月)の予定です | |
今年もよろしくお願いします。! 🐉 🐉 🐉 | |
~今月の特選句~
片隅に咲きて残りし菊枯れる・・・惠子
焼き芋や行きつ戻りつレジ横で・・・千波
せせらぎの底に映えたる紅葉かな・・・旭
厳しい残暑も和らいで、過ごし易い秋の季節になったと思った
ら、早々と寒い雪の季節になりました。
想定外の気候変動。 安定した四季の移ろいが無くなりつつあ
ります。
いつまでも続くウクライナ戦争が、終結の兆しも無いうちに、
イスラエルとガザ地区の戦争が勃発。戦が絶えない世界情勢です。
国内では、統一教会の宗教を利用した詐欺事件、自民党派閥に
よるパーティー券売り上げ金の不法還流問題等々、暗いニュース
が次々と起きています。
うさぎ年は、平穏な年になるかと期待したものの、さにあらず
大変な年になりました。 来年は、天にも昇る祥運の龍の年です
が、如何なりや・・。 平穏ないい年になって欲しいものです。
さて皆様、冬の厳しさの日毎に深まる候、いかがお過ごしで
しょうか。
俳句・川柳などの短詩型文芸同好会「花衣会」では、ささや
かながら、毎月各自3句の作品を会報に投句し発行しています。
その作品集の発行数は、今月で141号になりました。
また、平成29年から勉強会として、句会を2ヶ月毎に開催して
います。
今回も、その内容を報告いたします。
第39回「花衣会」句会開催!!
と き 令和5年12月12日(火) 午後2時から
ところ 広島市中区基町 NTT基町ビル7階会議室
出句数 各自3句
リーダー 立川 良臣
事務局 土居 旭・濱本 文雄
今回も、その中から1句ずつ選句した作品を掲載いたします。
前撮りの晴れ着でポーズ小春かな・・・沖本 惠子
牡蠣船のせき滑るごと朝ぼらけ・・・勝島 千波
寂れたる庭の石蕗咲き揃う・・・小林 順子
クラス会想い出語る秋の夕・・・立川 良臣
錦秋のベニマンサク湖遠く映へ・・・土居 旭
木漏れ日の深き谷間の冬紅葉・・・長岡 和子
落葉踏み山里深く入りにけり・・・浜本 文雄
今回も力作ありがとうございます。
晩秋から、初冬への風情あふれる句作
となりました。
次回も、健吟をお待ちしております!!
*次回の勉強会は、2月13日 (火)午後2時から
会場は、NTT基町ビル7階 会議室です。
投句は、3句を2月6日迄に濱本さんまでお願いします。
福山むつみ俳句会 2023.12.18 NO.369 | |
12月 定例句会の結果 | |
月刊誌付録厚きや十二月・・・・・・・・・藤原 泰江 | |
静かなる庭に盛りの石蕗(つわ)の花・・・浜谷 義和 | |
一山を染めし古刹(こさつ)の紅葉濃し・・濱本真知子 | |
掃き捨てるには惜しき色柿落葉・・・・・・多木 伸一 | |
尾道を終(つい)のすみ家と冬桜・・・・・横山ノブコ | |
姉妹旅冬富士のがしはずむ声・・・・・・・大平 康子 | |
ちらほらと山茶花の咲く父形見・・・・・・高木 光子 | |
登校の列の中にも息白し・・・・・・・・・林 久晴 | |
冬の霧進んでいるか貨物船・・・・・・・・藤井冨士子 | |
城山の表参道落ち葉はく・・・・・・・・・作田 嘉弘 | |
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福山むつみ俳句会 369号 | |
2023年12月発行 PC編集 浜谷義和 | |
次回の句会は 2024年1月15日(月)の予定です | |
よいお年を!🐉 |
福山むつみ俳句会 2023.11.20 NO.368 | |
11月 定例句会の結果 | |
朝夕の挨拶ともに冬めきて・・・・・・・林 久晴 | |
着ることの無きまま仕舞い秋惜しむ・・・藤原 泰江 | |
郷の湯に独りゆったり冬うらら・・・・・浜谷 義和 | |
奥宮へ賽を打てども神の留守・・・・・・濱本真知子 | |
清貧の八十路の暮らし切干煮・・・・・・多木 伸一 | |
干柿も甘さ案じてプレゼント・・・・・・大平 康子 | |
秋風が草木色そめ庭はえる・・・・・・・高木 光子 | |
甘藷むす昔話しになる夫・・・・・・・・藤井冨士子 | |
ひびの手よ藺草の苗を作りおり・・・・・作田 嘉弘 | |
ききょうは花も葉もみな黄にそまる・・・横山ノブコ | |
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福山むつみ俳句会 368号 | |
2023年11月発行 PC編集 浜谷義和 | |
次回の句会は 12月18日(月)の予定です |
福山むつみ俳句会 2023.10.16 NO.367 | |
10月 定例句会の結果 | |
父遠し母なほ遠し秋彼岸・・・・・・・・・多木 伸一 | |
秋夕焼土のぬくもり置いて消ゆ・・・・・・藤原 泰江 | |
両手(もろて)上げ息吸い込みて天高し・・林 久晴 | |
秋茜(あきあかね)肩に止まりて友となる・浜谷 義和 | |
彼岸花開花遅れて二度花見・・・・・・・・大平 康子 | |
不自由なからだを支え神無月・・・・・・・横山ノブコ | |
柿干して毎日見上ぐ青い空・・・・・・・・藤井冨士子 | |
懐かしいかっての仲間と暑気払い・・・・・作田 嘉弘 | |
赤トンボ川辺の花にスキップし・・・・・・高木 光子 | |
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福山むつみ俳句会 367号 | |
2023年10月発行 PC編集 浜谷義和 | |
次回の句会は 11月20日(月)の予定です |