福山むつみ俳句会 2023.03.20 NO.360 | ||
3月 定例句会の結果 (出席者 互選) | ||
雛の笑みそっと真似してみたりして | 藤原 泰江 | |
さまざまな鳥の寛ぐ汐干潟 | 藤井冨士子 | |
マスクとれ胸はる行進甲子園 | 作田 嘉弘 | |
春日傘たたみて船に乗る少女 | 浜谷 義和 | |
強東風や踏みしペダルに力入れ | 林 久晴 | |
永き日や畦の端まで野良仕事 | 大平 康子 | |
常夜燈の影はっきりと春隣 | 多木 伸一 | |
生きること読む書く楽し吾の春 | 横山ノブコ | |
風やさしほのかに香る黄水仙 | 倉田 里子 | |
ひきこもる天気いいのに花粉症 | 高木 光子 | |
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福山むつみ俳句会 360号 2023年3月発行 | ||
PC編集 浜谷義和 | ||
次回の句会は 4月17日(月)の予定です |
福山むつみ俳句会 2023.02.20 NO.359 | ||
2月 定例句会の結果 (出席者 互選) | ||
春浅し木立と遊ぶ風の音 | 藤原 泰江 | |
子らの声なき鬼やらひいと寂し | 多木 伸一 | |
梅ふふむ友と語らふ朝の庭 | 浜谷 義和 | |
凍解(いてどけ)の音を聞きつつ畦道を | 林 久晴 | |
いそいそと四温日和の畑に行く | 藤井冨士子 | |
春の海遠く浮く船いずこより | 大平 康子 | |
笹子鳴く自慢の庭の梅の花 | 作田 嘉弘 | |
明日帰る娘の部屋に春日さす | 高木 光子 | |
姿見に赤き重ね着古りにけり | 横山ノブコ | |
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福山むつみ俳句会 359号 2023年2月発行 | ||
PC編集 浜谷義和 | ||
次回の句会は 3月20日(月)の予定です | ||
~今月の特選句~
とんど燃ゆ破竹めらめら天空へ・・・順子
プーチンのウクライナ侵攻を受けて、岸田内閣は安全保障関連3文
章を改定し、国会にも諮らず閣議議決定した。 防衛費はGDP比2%
まで増額され5年間で43兆円となり、世界で4番目の軍事大国にな
ると言う。
また反撃能力も保有し、ミサイルを撃たれたら撃ち返し、撃たれそ
うになったら先に撃つのだそうだ。 専守防衛のこれまでの自衛隊に
この能力を持たせると言う。
そもそも戦車と大砲と爆弾で、国際紛争を解決することなどあり得
ないこと。 双方が冷静に議論し、納得できる結論を得るための外
交的な努力こそが必要である。 平和憲法を持つ日本が目指すのは、
武力による威嚇ではなく、人道的な支援ではなかろうか・・。
さて皆様、こんな厳しい情勢の日々、いかがお過ごしでしょうか。
俳句・川柳などの短詩型文芸同好会「花衣会」では、ささやかなが
ら、毎月各自3句の作品を会報に投句し発行しています。
その作品集の発行数は、今月で131号になりました。
また、平成29年から勉強会として、句会を2ヶ月毎に開催しています。
今回は、その内容を報告いたします。
第34回「花衣会」句会開催!!
と き 令和5年 2月14日(火) 午後2時から
ところ 広島市中区基町 NTT基町ビル7階会議室
出句数 各自3句
リーダー 立川 良臣
事務局 土居 旭・濱本 文雄
今回は、その中から1句ずつ選句した作品を掲載いたします。
深山入る寒波襲来無音の滝・・・沖本 惠子
切干の少し黄ばみて網ゆれる・・・勝島 千波
しぐれ降る空を仰げば鉛色・・・小林 順子
街灯に雪降りそそぐ夜明けかな・・・立川 良臣
雪の朝色なき世界山河黙・・・土居 旭
朝茶立てすする静かさ寒に入る・・・長岡 和子
しんしんと雪降る庭に梅の花・・・浜本 文雄
腰痛で始めた体操膝痛め(川柳)・・・松本 健三
今回も力作ありがとうございました。
勉強会での研鑽の成果が、少しずつ現れているのではない
でしょうか。
次回も健吟をお待ちしております。
*次回の勉強会は、4月11日 (火)午後2時から
会場は、NTT基町ビル7階 会議室です。
投句は、3句を4月5日迄に濱本さんまでお願いします。
福山むつみ俳句会 2023.01.16 NO.358 | ||
1月定例句会の結果 (出席者 互選) | ||
今日を生き未来(あす)を夢みて日記買ふ | 多木 伸一 | |
録画見て深夜に一人初笑 | 林 久晴 | |
元旦は振る舞ひ酒の世話係 | 浜谷 義和 | |
夜更しの堪(こた)うる老の年籠 | 藤原 泰江 | |
座り込み波よけに待つ初日の出 | 藤井冨士子 | |
久しぶり腹から笑った福笑 | 大平 康子 | |
パチパチのとんどに群れる街の児ら | 作田 嘉弘 | |
除夜の鐘息子とついて年明ける | 高木 光子 | |
寒椿夜廻りの人にほほえんで | 倉田 里子 | |
デイケアの七種粥に舌つづみ | 横山ノブコ | |
寒中お見舞い申し上げます💖 |
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福山むつみ俳句会 358号 2023年1月発行 | ||
PC編集 浜谷義和 | ||
次回の句会は 2月20日(月)の予定です!! |
~今月の特選句~
木洩れ日の深き谷間の冬もみじ・・・和子
コロナ禍もプーチンのウクライナ侵攻も、終焉のめどがつかない。
これによって世界中の人々が苦しむこととなった。
一年を締め括る漢字の一文字は「戦」。 悲しいかな、いつでもど
こでも戦いが起きても不思議のない国際情勢になりつつある。 日本
も然り・・。 しかし、軍事大国になってもらっては困る。 武力で
は何も解決しないことは推して知るべきだ。 軍事費を積み上げるよ
り、平和外交を積み上げて欲しい。 核兵器の保有の競争は際限がな
い。 この競争に、我が国は絶対に加担してはならない。 平和都市
ヒロシマの一市民として強く叫びたい・・・。
さて皆様、こんな厳しい情勢に合わせたような寒波の襲来、厳しい
日々、いかがお過ごしでしょうか。
俳句・川柳などの短詩型文芸同好会「花衣会」では、ささやかなが
ら、毎月各自3句の作品を会報に投句し発行しています。
その作品集の発行数は、今月で129号になりました。
また、平成29年から勉強会として、句会を2ヶ月毎に開催しています。
今回は、その内容を報告いたします。
第33回「花衣会」句会開催!!
と き 令和4年 12月6日(火) 午後2時から
ところ 広島市中区基町 NTT基町ビル7階会議室
出句数 各自3句
リーダー 立川 良臣
事務局 土居 旭・濱本 文雄
今回は、その中から1句ずつ選句した作品を掲載いたします。
皆既食秋の夜空のワンマンショー・・・沖本 惠子
木洩れ日や紅葉の葉先の雫赤・・・勝島 千波
在りし日の母偲びつつ冬紅葉・・・小林 順子
カルガモや河口に戯れ冬迎う・・・立川 良臣
北の地の凍てつく空にミサイル弾・・・土居 旭
古里の言葉で話す夜長かな・・・長岡 和子
枯葉舞う境内歩く暮の刻・・・浜本 文雄
二時間も待って病名加齢です・・・松本 健三
今回も力作ありがとうございました。
勉強会での研鑽の成果が、少しずつ現れているのではない
でしょうか。
次回も健吟をお待ちしております。
*次回の勉強会は、2月14日 (火)午後2時から
会場は、NTT基町ビル7階 会議室です。
投句は、3句を2月7日迄に濱本さんまでお願いします。
福山むつみ俳句会 2022.12.19 NO.357 | |
定例句会の結果 (出席者 互選) | |
着ぶくれて襷食い込む警備員 | 藤原 泰江 |
老ひとりあれもこれもの年用意 | 多木 伸一 |
自販機に故障の紙や片時雨 | 藤井冨士子 |
老骨の背中に懐炉ひと仕事 | 浜谷 義和 |
吊し柿ゆれる坂道妻籠宿 | 作田 嘉弘 |
雑炊のぬくもる身体ぬぐう口 | 横山ノブコ |
日向ぼこ昨日も今日も同じ場所 | 林 久晴 |
見えにくい眼鏡を磨く大晦日 | 倉田 里子 |
雪花の円舞すテラス暖かし | 大平 康子 |
雪情報いそいでさがす防寒着 | 高木 光子 |
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福山むつみ俳句会 357号 2022年12月発行 PC編集 浜谷義和 *次回句会は 2023.1.16 です |
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福山むつみ俳句会 2022.11.21 NO.356 | ||
定例句会の結果 (出席者 互選) | ||
罰点の椅子のテープに散紅葉 | 藤原 泰江 | |
傘寿未だ余生にあらず吾亦紅 | 多木 伸一 | |
渋柿をむきつつ想う遠き孫 | 大平 康子 | |
山里に灯ともる帰路や秋の暮 | 浜谷 義和 | |
豊作の自慢の甘藷児らの手に | 作田 嘉弘 | |
銀杏並木黄色が続く通学路 | 倉田 里子 | |
小走りに取り入れおくれ初時雨 | 林 久晴 | |
園児行く歩道色どる落葉かな | 藤井冨士子 | |
白色の山茶花咲いて夕の道 | 高木 光子 | |
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福山むつみ俳句会 356号 2022年11月発行 | ||
PC編集 浜谷義和 | ||
次回定例句会は12月19日です | ||
~今月の特選句~
朝露や光る沿線電車道・・・惠子
日溜りを求め飛び交う秋の蝶・・・順子
故郷の季節が届く梨甘し・・・文雄
倫理なき殺戮と、際限のない破壊を繰り返す狂気のプーチン。エネ
ルギー施設を徹底破壊して、ウクライナ人を凍え死させる戦略。
一方、中国の習近平は独裁者の体制作りに奔走し、台湾等の国々に
プーチンと同じような侵略を企てている。
ロシアも中国も指導者の思考は、一体どのような構造になっている
のか問いたい・・。
さて皆様、コロナ禍や異常気象、核戦争の気配等々、人類の生存が
問われるような厳しい情勢の日々、いかがお過ごしでしょうか。
俳句・川柳などの短詩型文芸同好会「花衣会」では、ささやかなが
ら、毎月各自3句の作品を会報に投句し発行しています。
その作品集の発行数は、今月で127号になりました。
また、平成29年から勉強会として、句会を2ヶ月毎に開催しています。
今回は、その内容を報告いたします。
第32回「花衣会」句会開催!!
と き 令和4年 10月11日(火) 午後2時から
ところ 広島市中区基町 NTT基町ビル7階会議室
出句数 各自3句
リーダー 立川 良臣
事務局 土居 旭・濱本 文雄
今回は、その中から1句ずつ選句した作品を掲載いたします。
長き夜思い書き込む自由帳・・・沖本 惠子
雨風に倒れし鶏頭壺に生け・・・勝島 千波
台風の過ぎて大空澄み渡る・・・小林 順子
秋風がそっと寄り添い目を覚ます・・・立川 良臣
手を合わす霊気清々良夜かな・・・土居 旭
戦火などなきが如しの十三夜・・・長岡 和子
秋めくや台風一過朝の風・・・浜本 文雄
岸田さん長男任官場を読まず・・・松本 健三
今回も力作ありがとうございました。
勉強会での研鑽の成果が、少しずつ現れているのではない
でしょうか。
次回も健吟をお待ちしております。
*次回の勉強会は、12月6日 (火)午後2時から
(会場の都合により6日に変更です)
会場は、NTT基町ビル7階 会議室です。
投句は、3句を12月1日迄に濱本さんまでお願いします。
福山むつみ俳句会 2022.10.17 NO.355 | |
定例句会の結果 (出席者 互選) | |
大根蒔く一粒ずつに老いの夢 | 藤原泰江 |
冬支度今日か明日かと老い二人 | 林 久晴 |
積読(つんどく)の中より選ぶ夜長かな | 多木伸一 |
深みゆくものに桔梗と空の青 | 倉田里子 |
満開のコスモスの花風が湧く | 高木光子 |
涼快やデイケアの皆首廻し | 横山ノブコ |
鐘太鼓心躍るや秋祭り | 浜谷義和 |
水面に深さを見せて秋の空 | 作田嘉弘 |
やっときた暑き日々さり木犀香 | 大平康子 |
傘付けて地蔵顔なる吊し柿 | 藤井富志子 |
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福山むつみ俳句会 355号 | |
令和4年(2022年)10月発行 | |
PC編集 浜谷義和 |
福山むつみ俳句会 NO.354 | ||
定例句会の結果 (出席者 互選) | ||
たわいなく語る夜長の老夫婦 | 藤原泰江 | |
挨拶は決まり文句の暑さかな | 多木伸一 | |
コスモスのしなやかな揺れ風さやか | 大平康子 | |
裏山の木の実しぐれや獣道 | 浜谷義和 | |
靴ひもに留まりし秋の蝶みつけ | 林 久晴 | |
秋時雨心の中にぱらぱらと | 倉田里子 | |
大玉の秋の味覚はとげの中 | 作田嘉弘 | |
秋澄むやペンギン歩きする夫と | 藤井富志子 | |
白鷺のヒナ独り立ち旅立ちぬ | 高木光子 | |
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福山むつみ俳句会 354号 R4年(2022年)9月発行 | ||
PC編集 浜谷義和 | ||
10月定例句会は10月17日予定 | ||