~今月の特選句~
秋の夜に受話器を置きてなほさみし・・・和子
コロナ禍もようやく一段落の市井では、衆議院選挙の真っ只中。
悪夢のような、嘘とカネにまみれた政権を、国民の一票の力で変えることが
出来るのか、私たち国民の意志が問われている選挙ではないでしょうか。
暑かった夏が過ぎて、ようやく過ごしやすい季節が来たなと思いきや、
このところの寒さは何なんでしょう・・。
いきなり冬支度をしています。
最近の気候変動も地殻変動も、かつてない速度で過酷な猛威に代わりつつ
あります。
人類の過ぎた欲望と、それに伴う自然破壊が、繁栄という名の下に倫理を
超えて暴走しているからではないでしょうか・・。
この代償は全ての人々に等しく降りかかると思います。
さて皆様、このような日々、いかがお過ごしでしょうか。
俳句・川柳などの短詩型文芸の同好会「花衣会」では、毎月各自3句の作品を
会報に投句し発行しています。
その作品集の発行数は、今月で115号になりました。
また、平成29年から勉強会として、句会を2ヶ月毎に開催しています。
今回は、その内容を報告いたします。
第26回「花衣会」句会開催!!
と き 令和3年 10月21日(木) 午後2時から
ところ 広島市中区基町 NTT基町ビル7階会議室
出句数 各自3句
リーダー 立川 良臣
講 師 岡部 泰行
今回は、その中から1句ずつ選句した作品を掲載いたします。
さよなら平成晩秋の海山霧の中・・・岡部 泰行
鰯雲そら一面の水族館・・・沖本 惠子
貴方逝くサイレンの音星月夜・・・勝島 千波
シャッターの下りた店舗に秋の風・・・小林 順子
夕闇に虫の音高しおそ寝かな・・・立川 良臣
鈴虫の鈴の音寂し草の叢・・・土居 旭
もぎたての温もり残す秋なすび・・・長岡 和子
秋盛り栗の実踏んで歩く朝・・・浜本 文雄
今回も力作ありがとうございました。
勉強会での研鑽の成果が、少しずつ現れているのではないでしょうか。
次回も健吟をお待ちしております。
*次回の勉強会は、12月16日 (木) 午後2時からです。
会場は、NTT基町ビル7階 会議室です。
投句は、3句を12月8日迄に事務局土居までお願いします。
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