へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

不毛の論議

2008年09月06日 21時42分24秒 | Weblog
今(20:40)までNHKの、日本の、これから「激論!どうする?税金」と言う放送を見ていたのだが、毎度のことではあるが「不毛の論議」になってしまい、見る気がしなくなってしまったのである。
「不毛の論議?」と思う方がほとんどだとは思うのだが、それを承知で「何故に私が不毛の論議と言うのか」とを考えてほしいものである。
「不毛」と言う意味を辞書で調べると、「①土地がやせていて穀物その他の作物が出来ないこと、②転じて、一般に、成果の実らないこと」とあるが、要するに、「実りがない・成果がない」と言う意味で、「いくら時間を費やしたとしても仕方ないこと」と言わざるを得ないだろう。
それでは何故「不毛」になってしまうのだろうか・・・・。
答えはいたって簡単で「無理(不可能)なことを求めているから」に他ならず、「無理が通れば道理引っ込む」と言うことになり、収拾が付かなくなってしまうのである。
「無理(不可能)ってナニ?」と聞かれれば「現状の日本で景気回復を望むこと」と言うこと以外になく、論議の根底に「景気回復を望む」と言う気持ちがある以上「不毛の論議」になるのは止むを得ないことではあるのだが・・・・。
私自身だって景気が回復してくれるものなら回復してほしいとは思うのだが・・・・、今の日本(日本以外の国も似たようなものだが・・・・)を取り巻く情勢から見れば、「無いものネダリ」と言うしかないだろう。
福田総理の後継を狙う候補者たちだけでなく、さまざまな人がいろいろと論議されているようだが、、どの方法を取ったとしても「一長一短がある」と言うより、現状を考えれば「長が少なくて短が多い」と言う以外になく、「何をしようがよい結果は出ない」と言うことを理解して受け入れるしかないと思うのだが・・・・。
減税をすれば「不足する財源を補うための借金(赤字国債)でクビが回らなくなる」と言うことになり、無駄をなくして歳出を削減すると言うことをすれば「削減された部分が景気の足を引っ張り、いたちごっこになる」し、財政健全化のために増税すれば「消費が落ち込んで景気の足を引っ張り・・・・」と言うことで、「八方ふさがり」の状態になってしまっているのである。
「八方ふさがり」の状態では、何をしたとしても「悪あがき」でしか無く、「じっと我慢をする」と言うのが賢いやり方だと思うのだが・・・・。
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目くらまし

2008年09月06日 04時20分15秒 | Weblog
ここで言う「目くらまし」は、忍術で使う方ではなく、手品でよく使う「注意を他に引き付けて、種(仕掛け)がばれないようにする」と言う意味である。
「突然何の話?」と思うかもしれないが、夜に朝刊を読み直していてある記事にこれが当てはまることを思い出したのである。
日本を代表するような、ある大きなメーカーの「未来型商品」に関する記事なのだが、このメーカーに限らず、大きなメーカーの宣伝の中には「目くらまし的な技術」と言うものをよく見かけるのである。
名前を出してしまうと「証拠があるのか?」と言われてしまいかねないのと、情報源に迷惑がかかるので出さないが、現実の話として、開発にかかわったある人から聞いた話なのだが、「将来使う可能性とか、採算性などは度外視で、宣伝効果だけが目的」だと言うのである。
「宣伝効果だけが目的の技術」である以上、将来性や採算性より、「社会の注目度の高さ」と言うことが優先し、その結果として、その技術が実用性の薄いものでも「○○○の技術はたいしたものだ」と思われればよいのである。
手品が種と仕掛けをわからなくするために注意を他にそらす(目くらまし)のと同じように、メーカーも自社の弱点を隠すために「宣伝効果を狙った技術(製品)でユーザーの目を誤魔化す(目くらまし)」と言うことをするのである。
政治の世界にも五万とあるのだが・・・・。
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