へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

何のための選挙?

2009年07月04日 04時24分46秒 | Weblog
麻生降ろしや、衆議院の解散時期などでにぎやかなところへ、新たに「都議選」が加わることになったのだが、一体何のために選挙をするのだろうか?。
それは「国民(都民)の生活を良くするために決まっているだろ!!」と言うお叱りを受けそうなのだが、果たして本当にそうなのだろうか・・・・。
私のブログを読んでくださっている方なら多分気が付いているのではないかと思うのだが、多くの国民が求めるところの「良い生活」とは一体何なのであろうか?。
アメリカが温室効果ガス排出削減に消極的な理由は「排出削減は経済発展にマイナスに働く」と言うことが最大の理由で、「経済発展のためには排出の増加も止むを得ない」と言うことなのだろうが、「温室効果ガスの増加=地球環境の悪化」と言う相反した問題を抱えていることには触れようとはしていない。
アバマ政権になって状況は少し変化してきてはいるのだが、「今良い事も、将来にわたって良いと言う保証は何処にも無い」と言うことを理解するべきだろう。
麻生政権の支持率が低迷しているため「麻生総理では選挙を戦えない」と言う意見が続出しているのだが、私の個人的な考えからゆけば「今の政治家?の中では最も正しい意見(実際にはもっと厳しくないといけないのだが)」だと思っている。
冷静になって考えれば、今の民主党(野党)が掲げるマニュフェストの多くは、かつての自民党(与党)が「選挙対策用に使った常套手段」である。
それでは何故にその「常套手段を使わないのか?」。
答えは至って簡単なことで「最早それを使ことが出来なくなってしまった程財政状態が悪化している」と言うこと以外に無いのである。
民主党は「無駄を無くして財源に充てる」と言うのだが、「一体どのような無駄を無くすのか」などの具体的な問題には言及せず、理想論(机上の空論)に終始している。
民主党が政権を奪ったとしても「100%実現は不可能(断言するのはよくないが)」で、無理に実現しようとすれば「そのツケは後の世代が負う」と言うことになるのが関の山である。
私個人としては嫌いだった小泉元総理だが、「骨太の財政」発言や「後期高齢者医療保険制度」などに関しては、個人感情を離れて評価したい。
今更言っても遅いのだが、「圧倒的多数」を誇っていた小泉内閣時代にもっと色々のことをしておいて欲しかったと思うが、郵政民営化ばかりに夢中になっていたのだから仕方ない事だろうが、「後顧に憂いを残す」と言うことになってしまったのが非常に残念である。
コメント
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