実は今日、この言葉を象徴?するような出来事があった。
それは、お昼前玄関先で花の手入れをしていたところ、年に数回しか合わない人がやってきたのだ。
見るからにしょんぼりしていて、始めは誰だか気がつかなかったのだが、話を聞いて思い出した。
私と2つしか違わないのに、まるで10歳以上も違って見えたのである。
話の内容は、丹精こめて作っていたブルーベリーが「全て枯れそうだ」と言うのである。
彼は知り合いの農家から遊休農地を10年位前に借り、そこでかなりの量のブルーベリーを作っていて、去年などは「50キロ以上の収穫があった」と喜んでいた。
その農地は猪も出る地域にあり、私は「猪にやられたの?」と聞いたのだが、彼は違うと言うのである。
来るまで15分くらいのところにある農地で、ブルーベリーを始めに植えるときにアドバイスしていた事もあり、状況を見に言ってみた。
彼が言うには「今年の寒さでやられた」というのだが・・・・。
ところが、現場を見てビックリである。
ナント、十年前に私が「絶対やってはいけないよ」と言っていた肥料をやっていたのである。
絶対やってはいけない肥料。
それは「鶏糞」である。
10年前にくどいほど注意していたと言うのに・・・・。
しかし、これには伏線があることがわかった。
それは去年の春のことで、農地を貸してくれた農家の人から「鶏糞が余ったので使わないか?」と言われたのだそうである。
それも、知り合いの養鶏農家からタダ同然でもらったので「お金は要らない」とも言われたそうである。
さらには、知り合いの養鶏農家も紹介してもらい、その養鶏農家からも「欲しければ袋を持ってきた勝手に持って行行ってよいから」とまで言われたそうなのである。
はじめは野菜の肥料として使っていたのだそうだが、タダで手に入ることで私の忠告は頭の隅に追いやられてしまったのだろう。
夏の終わり頃、収穫の終わったブルーベリーに「お礼肥え」として与え、今年の2月には「寒肥」として与えたそうである。
秋になって葉の異常に気が付いたようなのだが「紅葉の一種」程度にしか考えていなかったそうで、最近になって異変に気がついたのだそうである。
かなり危険な状態で、直ぐに表面の土とともに鶏糞を取り除き、大量の水をかけるようにアドバイスをする。
そして、削り取った部分には「鹿沼土」を撒くこともアドバイスする。
しかし、「タダ」と言う言葉に惑わされる彼に責任があるのだが、その代償は計り知れないだろう。
誰でも「タダ」と言う言葉には弱いのだが、その陰に潜む危険性にも注意をする必要があるだろう。
彼は今71である。
もう一度やり直す気力が出ることを祈るばかりである。
私も気をつけないと・・・・。
それは、お昼前玄関先で花の手入れをしていたところ、年に数回しか合わない人がやってきたのだ。
見るからにしょんぼりしていて、始めは誰だか気がつかなかったのだが、話を聞いて思い出した。
私と2つしか違わないのに、まるで10歳以上も違って見えたのである。
話の内容は、丹精こめて作っていたブルーベリーが「全て枯れそうだ」と言うのである。
彼は知り合いの農家から遊休農地を10年位前に借り、そこでかなりの量のブルーベリーを作っていて、去年などは「50キロ以上の収穫があった」と喜んでいた。
その農地は猪も出る地域にあり、私は「猪にやられたの?」と聞いたのだが、彼は違うと言うのである。
来るまで15分くらいのところにある農地で、ブルーベリーを始めに植えるときにアドバイスしていた事もあり、状況を見に言ってみた。
彼が言うには「今年の寒さでやられた」というのだが・・・・。
ところが、現場を見てビックリである。
ナント、十年前に私が「絶対やってはいけないよ」と言っていた肥料をやっていたのである。
絶対やってはいけない肥料。
それは「鶏糞」である。
10年前にくどいほど注意していたと言うのに・・・・。
しかし、これには伏線があることがわかった。
それは去年の春のことで、農地を貸してくれた農家の人から「鶏糞が余ったので使わないか?」と言われたのだそうである。
それも、知り合いの養鶏農家からタダ同然でもらったので「お金は要らない」とも言われたそうである。
さらには、知り合いの養鶏農家も紹介してもらい、その養鶏農家からも「欲しければ袋を持ってきた勝手に持って行行ってよいから」とまで言われたそうなのである。
はじめは野菜の肥料として使っていたのだそうだが、タダで手に入ることで私の忠告は頭の隅に追いやられてしまったのだろう。
夏の終わり頃、収穫の終わったブルーベリーに「お礼肥え」として与え、今年の2月には「寒肥」として与えたそうである。
秋になって葉の異常に気が付いたようなのだが「紅葉の一種」程度にしか考えていなかったそうで、最近になって異変に気がついたのだそうである。
かなり危険な状態で、直ぐに表面の土とともに鶏糞を取り除き、大量の水をかけるようにアドバイスをする。
そして、削り取った部分には「鹿沼土」を撒くこともアドバイスする。
しかし、「タダ」と言う言葉に惑わされる彼に責任があるのだが、その代償は計り知れないだろう。
誰でも「タダ」と言う言葉には弱いのだが、その陰に潜む危険性にも注意をする必要があるだろう。
彼は今71である。
もう一度やり直す気力が出ることを祈るばかりである。
私も気をつけないと・・・・。