へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

猫の首に鈴をつける

2012年03月17日 00時43分04秒 | Weblog
野田総理が今やろうとしている「消費税の増税」は、考え方を変えると「猫の首に鈴をつけようとする」のと同じだろう。
ネズミが猫の首に鈴をつけようとすると襲われる危険が大きく、誰も付けようとはしないのと同じで、消費税増税と言う鈴を猫(国民)の首に付けると言うことは「選挙での敗北」と言う危険を冒さなければならない。
このことを考えると、今野田総理が「不退転の決意」でしようとしていることは大いに評価しなくてはいけないだろう。
しかし・・・・。
民主党の中でも反対意見が出るように、誰もその危険を冒そうとしない。
国民の側だって同様で、自分たちの負担を避けようとする。
これは所謂「問題の先送り」でしかないだろう。
先進国の中でも最大の負債(赤字国債)を抱えるわが国である。
いずれギリシャのようになるのは目に見えているが・・・・。

それでは何故ギリシャのような騒ぎにならないのであろうか?。
その最大の理由は「債務(赤字国債)の殆どが日本人」だからである。
ギリシャの場合は自国以外の人(銀行など)が持つ割合が多く、日本と事情が違うのである。
これは仮の話だが、日本がギリシャと同じように「一定割合の債務削減(デホルト)」を実施したらどうなるか考えてみて欲しい。
多くの債務(赤字国債)を持つのは日本国民(銀行や企業も含むが)である。
ここがギリシャと違うところで、「債務不履行(デホルト)」の被害者は日本国民自身なのである。
だから外国があまり話題にしないのである。
これがギリシャ同様、債務(赤字国債)の多くを国外の人が持っていれば大騒ぎになるのである。
こんなことも知らない日本人がナント多いことか・・・・。
コメント (2)
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