へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

あれから4年    10(試験外泊 2)

2015年10月17日 22時27分26秒 | 舌癌手術後の経過
話しが少し横道のそれてしまったが、試験外泊中の食事は苦労の連続です。

ミキサーにかけるとは言っても、何でもかければよいというわけではなく、使える食材はほんの僅か。

なので、毎食がほとんど同じようなものになってしまう。

色々と試してみたが、とにかく喉の通りの良い物以外は全てダメ。

バナナにしても、少し硬めだとダメで、かなり軟らかくなったものしか使えない。

が、ヨーグルトやプリンなら何とかなる。

とにかく、舌の半分近くを摘出したので、その傷口を縫い合わせるために喉の敏感な場部分が前に引き出され、僅かな刺激でも「オエーッ!」と言うことになるので、そうなると後の掃除が大変なことになるのです。

なので、始めは流し台の前で食べ(飲む)たものです。

流しの中に噴き出すのであれば、後の掃除が楽なのです。


なので、とても食事などと言える状態ではないのです。

変な言い方をするならば、「強制された作業」に近いと思います。

別にだれかから強制されているわけではないが、生きて行くためには避けて通れない作業なのです。

そう、食事ではなく「作業」なのです。


これは今現在でも大差はありません。

参考までに、今日食べたものの画像です。







なんだかわかりますか?。

自分で作ったものなので何とか食べられるが、他人が作ったのだと食べられないかもしれない代物です。

決まったレシピなどなく、あり合わせのものを細かくきざみ、それらをすべて一緒くたに煮込むだけ。




参考までに、今回使った食材など。

野菜は、ホウレン草、長ネギ、エリンギ、スライスニンニクなど、季節によって違います。

それ以外の食材は、カキフライ、クリームコロッケ、いわしの天ぷら、野菜のかき揚げ、豆腐・・・・。

そして・・・・。

喉の通りを良くするために「パン」を加えます。

天ぷらの衣も、煮込むとトロトロになり、喉の通りを良くします。

ちなみに、食材は全て事前に細かく切っておきます。



一般的には、小麦粉や片栗粉を使ってトロミを付ける事が多いが、それだと味が単調になり、直ぐに飽きて食べられなくなります。

私も始めはやってみたが、直ぐに飽きてやめました。


あと、一部の「調理パン」や「肉マン」などを煮込んで食べることもあります。

今は煮込んだものをそのまま食べるようになったが、退院後2年くらいは、その多くはミキサーにかけていました。


何やらとり止めの無い文章になってしまったが・・・・。



まだまだ続きます(苦笑)

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賞味期限が切れる前に廃棄処分?

2015年10月17日 21時46分59秒 | 少しは役に立つ話?
タイトルの意味がわかる人は少ないと思うが、実は、まだ賞味期限が十分にある物でも、状況次第では「廃棄処分」されることもあるのです。

「まさか」と思う人も多いだろうが、現実は厳しいのです。

では、何故そのようなことが起きるのであろうか。

スーパーなどの店頭であれば、賞味期限が迫ってくると少しずつ値引きをして、何とか売ろうと努力をし、それでも売れ残った場合に廃棄処分することになるが、流通の途中ではそうは行かないのである。

と言うのも、スーパーなどでは、出来る限り製造日の新しいものを求めるため、ある程度製造日が古くなると、納品自体を拒否するのである。

要するに、出来るだけ販売できる日数が長いものを求めるので、販売日数が少なくなるほど売れ残るリスクも大きくなり、その結果「納品拒否」と言うことになるのです。

この結果、まだ賞味期限が残っているのに売る(納品)ことが出来なくなり、その結果として「廃棄処分」と言うことになるのです。


また、有名のな菓子店などでは、「値引き販売」はご法度なので、品質に問題がなくても、一定の時間が経った商品は「即廃棄処分」と言うことになるのだとか。

あと、これは前にも書いているが、「賞味期限」には何らの規制もなく、売り手の販売戦略で決められるため、5年間は問題なく保存できるものでも「2ヶ月で廃棄処分」と言うこともあるのです。


このように廃棄処分される食品はかなりの量になるらしく、一説によると、これらの無駄を無くすと、日本が輸入する食料品の量が「半分近くにまで減る」とまで言われているのです。
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あれから4年     9(試験外泊)

2015年10月17日 03時18分14秒 | 舌癌手術後の経過
食事には何とか目途が付いたが、いきなり退院と言うわけにも行かない。

そこで「試験外泊」をしてみることに。

少し時期的には早かったが、正月を間近に控えていたため、元旦を我が家で迎えることにした。

自分の家に帰るのに「外泊」である。

そんなことはどうでもよいが、とりあえず2泊3日で家に帰ってみた。

問題は食事である。

固形物は一切受け付けないので、「エンショアリキッド」と言う、「経管栄養ドリンク」の缶入りを処方してもらい、万一の時はそれを飲むことに。


が、一人暮らしなので、病院食のような物を作ることは至難の業である。

なので、まず始めは、バナナと牛乳をミキサーにかける。

野菜に関しては、ペットボトル入りに野菜ジュースで代用である。


久しぶりの我が家だが、長らく留守にしていたため、家の中は冷え切っていて、部屋はなかなか暖まらない。

が、やはり自分の家のほうが落ち着きます。


が、食事?の準備が面倒なので、始めはエンショアリキッドをメインにして、バナナと牛乳をミキサーにかけたものは補助的に飲んでみる。

このときに使うミキサーだが、担当医の一人が「もらい物で使わないものがあったから」とプレゼントされたものです。

家にもミキサーはあるのだが、大きくて扱いにくいので、大いに助かりました。



それと、今まで余り書く機会がなかったが、私には、手術をしていただいた大学教授を筆頭に、総勢7人もいたのです。

どの先生にも色々とお世話になったが、実は、この7人以外にももう一人いるのです。

その医師は私の直接の「担当医」ではないのに、何故か親身になって励ましてくれるのです。

歳の差は39歳もあるので、孫に近い感じの医師ではあったが、何かと気にかけてくれるのです。

今は直接ではないが、一応担当医の一人に名を連ねています。


食事の話から横道にそれてしまったが、食事に関してはまた改めて書くことに。



続く
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