へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

備蓄米の放出   追記です

2025年03月02日 00時26分07秒 | 毒舌(皮肉)

 

米価の高騰で「政府の備蓄米の放出」が決まったが・・・・。

果たして、これでお米の値段は下がるのであろうか?。

これはあくまでの「私の個人的な予測」ではあるが、一時的な値下がりはある「かも」しれないが、これは一時的なものでしかなく、その後はまた値上がりをすると思うのだが。

その理由だが、備蓄米の放出に当たっては、次の収穫米から同じ量を買い戻さないといけないのだ。

ということは・・・・。

思い切った「コメの増産」でもしない限り、今度は今年の秋の新米がその分足りなくなるのだ。

そうなると・・・・。

また今回と同じことが起きる。

ちなみに、米の増産はそう簡単に行くのか。

今まではコメの減産対策として「飼料用米」を作っていたので、その分を食用に回す手もあるが、そうすると「飼料米」が不足し、それをどう補うのか。

海外から飼料用作物を輸入する手もあるが、そうなると「貿易赤字」になりかねない。

「風が吹けば桶屋が儲かる」とも言うように、備蓄米の放出は様々な分野に影響を及ぼすので、「想定外」の問題も出てきかねない。

ということで、安易に備蓄米の放出は喜べないのだ。

それだけではないのだ。

大企業などでは「大幅な賃上げ」も行われているが、米農家はどうなのであろうか。

大事な肥料も大幅な値上がりをしていて、農作業に使う農機具の燃料代も大幅に上がっている。

が、農家は「賃上げ闘争」など出来ないので、米は高く売らないと農家はやってゆけない。

米の値上がりで飲食店は一斉に値段を上げている。

米農家だって収入を増やさないとやって行けないのだから、安くなど売りたくない。

って言うか、肥料も燃料も高騰しているのだから、嫌でもその分は高くなる。

今までがぎりぎりでやってきていて何とか耐えてきた。

それが今回の値上がりて一息ついた感じに。

なので、値下がりする可能性はかなり低いと思うのだが・・・・。

 

 

追記です。

今年の稲作の作付け面積を増やす動きもあるようだが、ある人がこんなことを言っていました。

「作付面積はそう簡単に増やせるものでもないが、上手く増やせたとしても、その田んぼに植える苗の種籾が手に入るのか」と。

その人は「自家消費用米」しか作っていないので作付け規模は小さいが、田んぼには余裕があるのだが、そこに植える苗の手当てができないらしいので。

その近隣の農家だって高齢化で稲作をやめるところも多くなり、「あと何年作れるか?」とも言っているので。

そして、「田んぼに余裕があるので苗の手当てができれば作付けを増やしたいのだが・・・・」とも言う一方で、「体力的に無理なのでその気はないよ」とも。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 契約社員の悲しい定め?  ... | トップ | パワハラ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

毒舌(皮肉)」カテゴリの最新記事