タイトルは、昭和天皇が口にしたことで有名な言葉だが・・・・。
私も何度か口にしてはいるのだが、口にするたびに何か違和感を感じてならない。
こんな事を今ごろになって書き始めたのは、今日のお昼過ぎに近所の人たちの話を聞いたことがきっかけである。
昭和天皇が口にした言葉にいちゃもんをつけるのは「不敬極まりない」と考える人もいるだろうが、私はむしろ「不敬極まりない」と考える方がより「危険な考え方」だと思っているが、この件に関しては後から書くことにしよう。
さて。
「雑草」と言う言葉にはどんな意味が含まれているのだろうか。
昭和天皇が口にした言葉だけを考えれば「間違った話ではない」とも思えるのだが、もっと広く考えを及ばせると「チョットおかしいのでは?」と言うことにならないだろうか。
「雑草」と言う言葉には「人間にとって不要な草を卑下している」と言う意味合いが強いので「雑草と言う名の草は無い」と言う言葉になったのだろうが、世の中には「雑」と言う漢字が付く言葉は結構ある。
「雑木」「雑誌」「雑用」「雑貨」「雑談」「雑学」・・・・・と、書き出すとキリがないほど沢山あるのだが、どれをとっても「普通名詞」であって、特定のものを表す「固有名詞」ではない。
だが、しかし・・・・。
「雑草」以外でこのように話題になったものはないだろう。
これは、昭和天皇が「雑草」と言う言葉を、誤って?「固有名詞」として使ったことに原因があるだろう。
通常、「雑草」を固有名詞と使うのは誤りで、特定のものを表さない「普通名詞」として使うべきだろうが、そのことに気が付く人はほとんどいないのである。
さてここで最も肝心な「本題」に入るのだが、これからが最も重要な話なのである。
実は昼過ぎの話の途中で「天皇陛下のお言葉にケチをつけるとは不届き千番」と言われたのだが、これってなにかおかしくないだろうか?。
かつては「神のような存在」として崇め奉られていたのだが、今現在は「日本の象徴」(悪い言い方をすれば、飾り物)でしかないだろう。
今でも天皇を「神のような存在」として崇め奉る人がいるのだが、これには大きな危険をはらんでいると思っているのだがね。
それは、天皇を神のように崇め奉る精神をかつての軍部が悪用して、アメリカに勝てる見込みの無い「無謀な戦争」に引きずり込むきっかけにもなっているからである。
天皇といえども、所詮は「一人の人間」である。
間違いは「間違い」として正す必要があると私は思うのだが・・・・。
こんな事を書くと、昔なら「不敬罪」として逮捕されているだろう。
2012.09.02.
追記です。
雑草。
非常に曖昧な言葉で、その人によっても雑草は違いがあります。
一口に「雑草」とは言っても、同じ植物を、ある人は「雑草だ!」と言うこともあれば、「雑草ではない!」と言う人もいるので、一体どれが雑草なのか。
話は個人的なことになるが、一般的には「園芸植物」として扱われているものでも、状況次第では「雑草扱い」になることもあるので。
我が家では、「トレニア」「インパチェンス」「オオハンゲ」などは雑草扱いで、トレニアは見つけ次第抜いています。
クリスマスローズだって、勝手に出来た種があちらこちらで芽を出すため、邪魔なものはどんどん抜き捨てています。
正直な話し、天皇陛下だからのんきな事が言っていられるのです。
貧しい庶民とは別の世界に住むお人なのだから。
2015年12月2日に書いた追記の追記です。
「庶民とは別の世界に住むお人なのだから」と書いたように、何事に置いても、我々とは別次元でものを見ているのです。
「皇居」と言う広大に敷地に住み、諸事万端は全て「他人任せ」と言っても過言ではない。
生活自体も国によって全て保障されている。
と言うより、国民が支払っている「税金」で生活しているのである。
そして・・・・。
昭和天皇に限らず、皇族たちは常に「上から目線」でしか物を見ていない。
「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」とも言うが・・・・。
頭を垂れるのは一般庶民ばかり。
「格差」が問題になっているが、その元凶のひとつがここにもあると思うのだが・・・・。
毎日のように閲覧する人が何人かいるので、あえて書いてみました。
2016年1月21日の追記に追記します。
相変わらず誰かが毎日のように閲覧しているようだが、改めて別の角度から考えてみた。
事の起こりは昭和天皇が「雑草と言う名の草はない」と言う言葉からだが、これは当時の侍従長が美化して書いたもので、文法的に大きな間違いがあることは始めに書いているのでここでは省略する。
この話も、雑草を刈った人が黙っていれば何事もなく終っていた話ではなかろうか。
そして・・・・。
これは仮定の話しではあるが、もしもこの雑草が「日頃昭和天皇が歩く通路」に生えていたのだったらどうであろうか。
仮の話し、日頃昭和天皇が歩く通路に雑草が生えていたとしたら・・・・。
小さな雑草であれば問題も起きないかもしれないが、刈り取らなければいけないレベルの雑草が生えている。
担当者は「職務怠慢」で厳重な処罰を受けるのでは?。
天皇が行く先々の雑草は綺麗に刈り取られている。
が・・・・。
それは全く問題にされない。
所詮世の中はこんなものなのである。
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あ、この発言も不敬罪?
宗教とか政治では、昔、逮捕された話を何となく知ってますが…。
お嫁に行った一般の人が、精神的に大変そうなのを報道で見ると、「何で天皇家に嫁いだんだろうな~」くらいしか考えた事なかったです。
若い人にも結構いるらしいよ。
毎年恒例の「一般参賀」に、かなり遠くからわざわざ駆けつける人もいるらしいからね。
ストーカーのようで、すみません。
私もずっと以前から、その言葉に強い違和感をおぼえ続けてきた一人です。
私は「雑草」という言葉も、数々の雑草も好きなのですが、世間には「雑草」という言葉を聞くと怒る人が存在するようです。
雑草という名の草はない。
これは「雑草」とひとくくりにされる草を擁護する言葉のようではありますが、一方で「雑」という言葉はよくないから使うべきではない、というニュアンスも感じられます。
「純」が善で「雑」が悪であるというと、簡単に考えていいものだろうか、いつもそんなことを思ってしまいます。
もともとは「雑」には悪い意味はなかった、以前、中国の古典に詳しい方にそんなことを教えてもらった記憶もあります。
「雑草」という「名前」の植物はないと言えばその通りで、知られているすべての植物に名前が付けられているといえばこれもその通りですが・・・
雑草に分類される植物は確実に存在しますよね。
「目的の栽培植物以外の草」と定義されています。
ここまで考えた上で「雑草」という言葉を使っているのですが、それでも怒られてしまうのはどうにも解せません。
あなたのおっしゃるとおりで、日本人の多くは「差別的な意味」に使うことが多いようだが、元の意味は違うことが多いですね。
ただ、この問題は、未だに「天皇崇拝」と言う意識が根強く残っている事に原因があるので、「いい加減にしてくれ」と言った意味を含めて書きました。
余談にはなるが、「老」と言う言葉にも同じことが言えるでしょう。
日本では「老」と言うと嫌がりますが、中国では正反対の意味になります。
「老姿」は奥さんのことで、「老師」は偉い人と言う意味ですからね。
これからもよろしくお願いいたします。
すみません、前後を読まず、ご入院中とは知らずに書き込んでしまいました。
後から気付いた次第です。
私の本当に言いたかったことは、昭和天皇の言葉を引いて「雑草という言葉を使うのはよくない」という人々が、本当に考えた末に自分の意見として納得して言っているのだろうか、ということです。
また訪問させていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
私がよく日本人基本的な性格を表す言葉に「群れたがり症候群」とか「寄らば大樹症候群」などと言うのだが、これは「自分自身に確たる考えを持っていない」と言うことも出来るだろう。
「みんなが言っているから」とか「有名なあの人が言っているから」、「ネットでこういっている」など、多くは自分の考えを持っていません。
言い方を変えれ「無責任な人間」とも言えるでしょう。
明日の午後には病院に逆戻りだが、体調に問題がなければ来週も外泊できるので、今のところは問題ありません。
口に出した言葉通りということなら、いわばそれは言葉の文脈というものでしょう。広く考えを及ばせてしまえば、それは言葉を文脈から切り離してしまうことであって、言葉の一人歩きというばかりのものではないでしょうか。
ただ、雑草という言葉自体の解釈の内容はなるほどと参考になりました。
「日本の常識は世界の非常識」と言われるように、「あなたは日本人らしくない」と外国の人から言われた私から見れば、どうしても奇異に感じてしまうのです。
これは私だけではないのだが、「雑と言う言葉を蔑視している」と言うように感じてならないのです。
また「雑草」と言う言葉の概念自体もあやふやです。
それと、私が言いたいのは「天皇陛下が言った言葉だから」と言う考え方なのです。
誰が言おうと「おかしいものはおかしい」のです。