へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

賞味期限が切れる前に廃棄処分?

2015年10月17日 21時46分59秒 | 少しは役に立つ話?
タイトルの意味がわかる人は少ないと思うが、実は、まだ賞味期限が十分にある物でも、状況次第では「廃棄処分」されることもあるのです。

「まさか」と思う人も多いだろうが、現実は厳しいのです。

では、何故そのようなことが起きるのであろうか。

スーパーなどの店頭であれば、賞味期限が迫ってくると少しずつ値引きをして、何とか売ろうと努力をし、それでも売れ残った場合に廃棄処分することになるが、流通の途中ではそうは行かないのである。

と言うのも、スーパーなどでは、出来る限り製造日の新しいものを求めるため、ある程度製造日が古くなると、納品自体を拒否するのである。

要するに、出来るだけ販売できる日数が長いものを求めるので、販売日数が少なくなるほど売れ残るリスクも大きくなり、その結果「納品拒否」と言うことになるのです。

この結果、まだ賞味期限が残っているのに売る(納品)ことが出来なくなり、その結果として「廃棄処分」と言うことになるのです。


また、有名のな菓子店などでは、「値引き販売」はご法度なので、品質に問題がなくても、一定の時間が経った商品は「即廃棄処分」と言うことになるのだとか。

あと、これは前にも書いているが、「賞味期限」には何らの規制もなく、売り手の販売戦略で決められるため、5年間は問題なく保存できるものでも「2ヶ月で廃棄処分」と言うこともあるのです。


このように廃棄処分される食品はかなりの量になるらしく、一説によると、これらの無駄を無くすと、日本が輸入する食料品の量が「半分近くにまで減る」とまで言われているのです。
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