「○○さんの白黒の花の写真ちっとも解りません。良さがわからない」と言われた。「写真は何が写っているとか、めずらしいとらえ方だとか、色だとか形だとか、そういうものではありません。たとえば向日葵の写真ならば自分が日常に見ている向日葵と写真に写っている向日葵とどう違うのか、その違いの落差を楽しんでもらいたい。そして同じならば、同じで、ああやっぱりこういうふうに見ているのだと楽しんでもらいたい。そして現実の向日葵をもう一度見ると又今までの向日葵と違う向日葵がいると思います。それをまた楽しんでもらいたい」と私が言った。「そんな難しい写真はわからん」と言われてしまった。「正解!写真は簡単です」撮るだけです。「撮ったら見る見たら撮る」「ようわからん・・・」