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日本語の謎、なんぞ

2017-07-17 | 日本語の謎、なぞ
第6章 「は」と「が」、そして主語の謎 である。謎ときには解ける経緯がある。なぞかけにはそのこころがあり、なぞなぞにはからくりがある。謎を何ぞ、蓋と問えば、そもそもには、と解き明かしがある。日本語の接辞にある、助辞となる「は」と「が」には、国語の助詞に整理して、係の機能、格の機能を対比する。係助詞、格助詞と分類される。

まず、「は」係助詞は現代語では副助詞と呼ばれるようになってその文法機能には名前の通りに一様ではない働きを説明する。「が」格助詞は主たる機能として近代に分析されるようになった主格で文法の議論に定着した。

しかしいずれの助詞も日本語の膠着語現象を以て語に現れるか現れないか、文の表現によって必須とならないから、明示的には文章か、その場面によっているか、主語の働きを言語の主体、それは書き手または話し手であるとして、捉えることになる。

「が」は語と語とを関係づける。
「は」は語と文また文章と関係づける。
そのレベルを文法から表現に移すので、文章での論議をまず、することになる。


>日本語の謎を解く―最新言語学Q&A―
橋本陽介/著


第六章 「は」と「が」、そして主語の謎
Q:学校の文法は、誰が作ったのか?
Q:「格助詞」「格変化」などと言うが、「格」の意味がわからない。
Q:「私は食べる」と「私が食べる」は何がどう違うのか。
Q:文の「主題」とは一体何か。
Q:「私が」は「私は」よりも「私」が強調されているように感じるのはなぜか。
Q:「は」と「が」は主語を表しているのか。
Q:「日本語に主語はない」と聞いたことがありますが、本当ですか。
Q:日本語はなぜ主語を「省略」できるのか。
Q:日本語では「~に興味を持っている」と能動文を使うのに、英語ではbe interestedと受身文を使うのはなぜか。
Q:「~が好き」の~は目的語なのに主語になっているのはなぜか。
Q:古文では主語に「が」はあまり出てこないが、いつから「が」がつくようになったのか。
Q:係り結びのうち、なぜ「こそ」だけ已然形なのか。

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