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昼が14分長い、春分

2013-03-20 | 日記
春分の日だ。
昼と夜の長さが同じ、というので、日の出と日の入りが午前と午後の6時1分だったのは、何日前だったか。

とうとう、午後になって、雨が降り出した。
10日ほど、早く、桜が咲き始めて、温かくなったが、冷たい雨となって、しばらく。

暦便覧に、日天の中を行て昼夜等分の時なり、と記されている。しかし、実際には、昼のほうが長いそうだ。え、プラスマイナスで、14分も差がある、どうして・・・

この祝日は、かつては、春季皇霊祭と言っていた。春分の日に、天皇が宮中の皇霊殿で歴代の天皇・后妃・皇親の神霊を親祭される祭儀だとか。

いまは、国民の祝日に関する法律、祝日法、昭和23年7月20日法律第178号によって制定された祝日である。法第2条では、自然をたたえ、生物をいつくしむ、と、その趣旨を言う。

さらには、仏事では、彼岸会、ひがんえ、が行われる。
彼岸は、雑節の一つ、春分、秋分を中日とし、前後各3日を合わせた各7日。

雑節は、五節句、二十四節気のほかに、季節の移り変わりの目安となる日のことを言う。節分(2月3日)八十八夜〔はちじゅうはちや〕(5月1日頃)入梅〔にゅうばい〕(6月11日頃)半夏生〔はんげしょう〕(7月2日頃)二百十日〔ひゃくにちとうか〕(9月1日頃) 土用(1月17日・4月17日・7月20日・10月20日頃)彼岸〔ひがん〕(3月20日・9月23日頃)などのこと。
雑節は日本の農業に従事する人たちの生活の知恵の結晶で、節気ではとらえきれない季節の変化を表した。

彼岸は、波羅蜜、Pāramitā パーラミターの意訳、到彼岸に由来する、と言う。こちらの岸には迷いや煩悩があって、その向こう岸には、悟りの境地すなわち涅槃があるとなる。

生死を繰り返す迷いの世界、生死輪廻、しょうじりんね、である此岸、この世を離れ、苦しみの無い安楽、涅槃常楽、ねはんじょうらく、な彼岸に至る、とか。
彼岸は、日本固有の信仰だ、とか、とか。日本文化いろは事典より。

春分の日、春彼岸、よって、寒さもここまで、と言い伝える。


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