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ボーイズラブ

2017-04-27 | 新語・社会現象語
ボーイズラブを話題に、卒業研究論文を書くという。それがなんであるかわからないものだから、男性同士の同性愛のことかと尋ねて、それはどんなジャンルになるかと聞いた。テーマ性について、それを対象とするのはどんな理由によるかを話していると、出版物としてのブームがあるということらしい。同性愛のそのものを論じて、明らかにされることは何だろうと、それが何に役立つのかとも思った。ウイキペディアの解説で、コミック市場の売れ行きを言う。本屋の店頭で占めるのは人気を博しているからだろう。それが、津語のようになっている。>少年愛、JUNE、耽美が、やおいを経由して、BLに発展したとも言われる。BLの類義語の「やおい」は、JUNE・パロディやおい(二次創作のやおい、ホモパロ)・BLなどの総称でもある。ボーイズラブという単語はもともと商業出版で生まれて普及した単語なので、JUNEと同じく、商業オリジナル作品を指す言葉としても使われる。ボーイズラブとやおいと区別して、オリジナル作品をボーイズラブ、二次創作(パロディやおい)をやおいと呼ぶこともある。パロディやおいとJUNEは、もともと男性同士の恋愛を扱っているという以外はほぼ別ジャンルであったが、ボーイズラブ作家には両方から影響を受けたものもいる。



ボーイズラブ
>1990年代初頭に誕生し、後半には広く使われるようになった言葉である。男性同士の愛や特別な絆を扱った作品を指すが、ボーイズラブはそれほど明確な概念ではなく、他のジャンルとのはっきりした区別は難しい。2008年に堺市立図書館から、「市民の声」(実際には匿名の市民一人とその意向を受けた議員たち)によって、5500冊あまりの「BL」本が詳しい検証もなく開架から撤去・除去されるという事件が起こったが、排除図書リストを分析した社会学者の熱田敬子は、これらの本がBLとされた基準は明確ではなく、一貫性がなかったことを指摘している。(事件の詳細→堺市立図書館「BL」本排除事件)熱田は、BLは「恣意的な括り」であり「無定義なジャンル概念」であると述べている。
近年のボーイズラブはハッピーエンドのロマンスが多いが、シリアスからギャグまで多様であり、時代もの、ファンタジー、SF、ミステリーなど幅広い。西村マリは、マンガと小説が両立して存在する点でもめずらしいと述べている。
元々少年同士・男性同士の同性愛を扱う作品は、「耽美」または、耽美で背徳的、シリアスな少年・青年の同性愛ものを扱う女性向け雑誌『JUNE』の名前からそのまま「JUNE(ジュネ)」と呼ばれていた。「JUNE」は、国内海外・現在過去を問わず、小説やマンガ、イラストだけでなく、映画、音楽など、あらゆる文化の「耽美」な部分をクローズアップして紹介し(例えば、ゲイ文学研究者・翻訳家の柿沼瑛子が洋書ガイドを連載していた)、様々な作品を掲載して「JUNE」文化を広げ、美しい男性同士の関係が描かれた創作物「耽美」と呼ばれるジャンルを確立した。女の子向けの男性同士の恋愛ものが増えた初期には、書店では「耽美」というコーナー名が付けられていた。JUNE的な作品、少年同士の恋愛関係・性愛関係を描いた作品は、少年愛ものと呼ばれることもある。

>BL関連の日本の市場規模は、オタク市場に限れば215億円(2012年)、その他の市場まで含めば350億円(2013年)ほどといわれる。レーベルは小説とコミックス合わせて100程度存在する。巨大な商業BLジャンルの背後には、それを上回る規模の同人・二次創作の世界が存在している。商業BLへの同人界からの影響はかなり大きい。
日本を代表するポピュラー文化として国際的に知られ、海外各地でファン向けコンベンションの開催、日本の作品の翻訳、その影響を受けた海外作家の作品の出版が見られる。


ニコニコ大百科より
単語記事: ボーイズラブ
>少年・青年同士の恋愛をテーマにした作品から嗜好やあんなことこんなことな妄想など文化全般を指して呼ばれている。

「ボーイズラブ」という名称は比較的新しく90年代の漫画情報雑誌が発祥元と言われている。少年・青年同士の同性愛を扱った作品群と文化は、元々同名の雑誌に由来する「JUNE(ジュネ)」(後述)と呼ばれていたが、JUNEが一般的にオリジナルの商業向け作品のみを指す言葉だったため、派生用語として同人や二次創作も含んだボーイズラブという名称が使われるようになったと言われている。

ボーイズラブという言葉は和製英語で、BL自体は日本が発祥の独自の文化とも言える。しかし、英語圏でもほぼ同等の意味を持つ「スラッシュ(Slash)」という文化が70年代頃から存在している。スラッシュも盛んであるが、日本のBL文化と解釈も伝わっており、漫画やアニメ作品の場合はスラッシュと区別して「BL」や「Shonen-ai」「Yaoi」といった呼び方も使用されている。

一般的にBLは女性向け、腐女子向け作品であるとも言われており、特に商業作品ではよりその傾向が大きく見られるが、BL作品を楽しむ男性(非同性愛者も含む)も少なくはなく、「腐男子」「腐兄」という呼び方もされている。

>現在ではBLは商業作品や同人のオリジナル(一次創作)作品、やおいは二次創作(同人パロ)という認識が多いと思われる。しかし、実際には個人や個々のコミュニティによって細かい解釈は異なる部分もあるだろう。

また、「ホモ」という呼び方もコミュニティ間では広く使われているが、これは本来は当然ながら同性愛そのものを意味する言葉であり、個人やコミュニティによって解釈が大きく異なる。フィクションでの同性愛に理解があっても実社会での同性愛に理解を示さない人もいるだろう。扱い方によっては他者から不快感を示されてしまうこともあるので注意してほしい。

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